こんにちは、WindowsもMacもLinuxも触る、ただのガジェット好きです。
さて、2025年モデルとして登場した新しいM4 MacBook Air、気になっている方も多いんじゃないでしょうか。今回のmacbookair m4のレビュー記事を書くにあたって色々調べたんですが、M3チップからの性能比較はもちろん、ついにベースメモリが16GBになった点が大きな注目ポイントですよね。
M1やM2、M3モデルを使っている方の買い替えは必要なのか、あるいはWindows機と比較してどうなのか。新色のスカイブルーの評価や、ファンレス設計ならではの発熱というデメリットも含めて、気になる点は多いと思います。
この記事では、M4 MacBook Airの価格や学割情報にも触れつつ、M3からの進化点、そして考えられる弱点について、私なりの視点で詳しく掘り下げていきます。
- M4チップの性能とM3からの進化点
- 16GBメモリ標準化の大きなメリット
- 発熱やポート不足などのデメリット
- モデル別の価格とおすすめな人
macbookair m4 レビュー: M3からの進化

今回のM4 MacBook Air、単なるマイナーチェンジとは言えないくらい、中身が大きく進化している印象です。特に「Air」モデルの最大の悩みどころだった部分が解消されたのが大きいですね。M3モデルと比較しながら、注目の進化点をチェックしていきます。
M4チップ性能とM3比較
まず心臓部のM4チップですが、これがまたすごいことになっています。
M3チップ(8コアCPU)に対して、M4チップは10コアCPUを搭載しています。具体的には、高効率コアが2つ増えているんですよね。これにより、パフォーマンスと電力効率が飛躍的に向上しているようです。
ベンチマークスコア(Geekbench 6)なんかを見ると、M3に比べてシングルコア・マルチコアともに約23%〜28%も性能が向上しているという結果が出ています。正直、M3でも十分すぎるほど速かったのに、さらに速くなっているとは驚きです。
この性能向上は、4K動画の編集といった重めの作業はもちろん、日常のアプリ起動やブラウザのタブをたくさん開いた時の快適さにも直結する部分かなと思います。「ただの一度もカクつくことがない」なんて評価も見るくらいなので、相当快適になっているみたいですね。
ベースメモリ16GBの衝撃
そして、これです。今回のM4 Airで、私が一番「ついにやったか!」と思ったのが、ベースモデルのメモリ(ユニファイドメモリ)が16GBになったことです。
何を隠そう…とは言いませんが、私もM1 MacBook Air(今も現役です)を買う時、メモリを8GBにするか16GBにアップグレードするかで、本当に悩みました。結局8GBにしたんですが、時々「やっぱり16GBにしておけば…」と思う瞬間があったのも事実です。
M3モデルまでは、この「8GB vs 16GB」問題が、購入者にとって最大の悩みどころでした。Appleとしてはメモリのアップグレード料金が利益源の一つだったはずですが、Windowsの「AI PC」陣営が16GBを標準にしてきた流れもあってか、ついにAirも標準搭載に踏み切りましたね。
16GB標準化のメリット
- 購入時にメモリ容量で悩む必要がなくなった
- 複数のアプリを同時に動かしても快適さが持続
- 将来的なOSアップデートやAI機能(Apple Intelligence)にも余裕を持って対応できる
- 「買い手の後悔」が減り、長く安心して使える
「ほとんどの人にとって正しい選択」と評価されている通り、これで多くの人がベースモデルのままで満足できるようになったのは、本当に大きな進化だと思います。
新色スカイブルーの実機評価
性能とは別に、見た目の話も。M4 Airでは従来の「スペースグレー」が廃止され、新色の「スカイブルー」が追加されました。
マーケティング写真だと、かなり爽やかで可愛らしいブルーに見えますよね。ただ、複数の実機レビューを見てみると、ちょっと評価が分かれているようです。
スカイブルーの注意点
「これはブルーではない」「99%の時間、シルバーに見える」といった辛口な意見も結構見られます。どうやら、照明環境にかなり左右される、非常に控えめな色合いのようです。
「光の加減で青みがかる上品なシルバー」くらいに思っておくのが良さそうですね。鮮やかな青を期待している方は、一度実物を見てから判断することをおすすめします。
12MPカメラとデュアルディスプレイ
地味ながら嬉しいアップグレードが、カメラと外部ディスプレイ対応です。
カメラは、M3の1080pから12MPのCenter Stage(センターフレーム)対応カメラに刷新されました。これにより、ビデオ会議での画質がかなり向上しているようです。顔の立体感なんかもM3より良くなっているみたいで、リモートワークが多い方には朗報ですね。
さらに、M3までは「クラムシェルモード(蓋を閉じた状態)」でないとデュアル外部ディスプレイが使えませんでしたが、M4 AirではついにMacBook Air本体の蓋を開けたまま、2台の外部ディスプレイが同時に使えるようになりました。
これは作業効率に直結する部分なので、地味に大きな改善点かなと思います。
M1からの買い替えは正解か
では、私のようなM1 MacBook Airユーザーは買い替えるべきか? という点ですが、これは「強く推奨」されているようです。
データベース情報によれば、M4はM1と比較してGeekbenchマルチコアで約70%以上も高速になっているとのこと。さすがにここまで性能が違うと、動画の書き出し速度やアプリの応答性など、あらゆる場面で体感できるほどの差がありそうです。
加えて、カメラの進化(1080p→12MP)やデュアルディスプレイ対応、そしてベースメモリ16GB化という決定的な違いもあります。M1ユーザーにとっては、M4は「マイナーチェンジ」ではなく「フルモデルチェンジ」に近いインパクトがあるんじゃないでしょうか。
学割と価格: コスパを検証
これだけの進化を遂げながら、価格設定もかなり戦略的です。
M4 MacBook Air 13インチ(最小構成)
- 通常価格: 164,800円(税込)から
- スペック: M4 (10コアCPU/8コアGPU), 16GBメモリ, 256GB SSD
学生・教職員向け(学割)
- 学割価格: 149,800円(税込)から
- 期間限定特典: キャンペーン中(例:4月9日まで)なら、さらに22,000円分のギフトカードが付属
- 実質価格: 特典を考慮すると、実質127,800円から購入可能(※キャンペーン適用時)
16GBメモリを標準搭載したモデルが、実質13万円以下(学割・特典利用時)で手に入るというのは、はっきり言って「破格」かなと。M3までは16GBにアップグレードするだけで約3万円かかっていたことを考えると、M4 Airのコストパフォーマンスは異常に高いですね。
学生さんや教職員の方が本当に羨ましいです…
※価格やキャンペーン情報は変更される可能性があります。最新の正確な情報は、必ずApple公式サイトなどでご確認ください。
macbookair m4 詳細レビュー: 弱点と評価

完璧に見えるM4 MacBook Airですが、「Air」である以上、Proモデルとの差別化のための「妥協点」ももちろん存在します。購入してから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、デメリットや弱点もしっかりチェックしておきましょう。
デメリット: 発熱とポート不足
MacBook Airシリーズの最大の特徴は「ファンレス設計」による完全な静音性です。しかし、これは同時に最大の弱点にもなります。
M4チップは非常に高性能ですが、長時間の動画書き出しや3DレンダリングのようにCPUを100%使い続けるような高負荷な作業を行うと、熱を逃しきれなくなります。
サーマルスロットリングに注意
M4 Airは高負荷が続くと、チップの温度が最大108°Cにも達し、熱損傷を防ぐために強制的にパフォーマンスを低下させる「サーマルスロットリング」が発生します。テストでは、性能が半分以下に抑制される結果も出ているようです。
あくまで短時間の処理(バースト性能)は得意ですが、30分を超えるような重い作業を日常的に行う方には、冷却ファンを搭載したMacBook Proを強くおすすめします。
また、ポート類も引き続きAirの弱点です。Thunderbolt 4 (USB-C) ポートが本体の左側に2つだけ。SDカードスロットやHDMIポートもありません。MagSafe 3充電ポートがあるだけマシですが、拡張性は低いので、ハブが必須になる方は多いと思います。
120Hz非対応の影響
ディスプレイは非常に美しいLiquid Retinaディスプレイですが、Proモデルに搭載されている「ProMotion(120Hzリフレッシュレート)」には対応していません。
これはAppleによる意図的な差別化ポイントですね。普段60Hzのディスプレイしか使っていなければ全く気になりませんが、iPhone 15 ProやiPad Proなど、120Hzの滑らかな表示に慣れている方は、Webサイトのスクロール時などに「少しカクつくな」と感じてしまうかもしれません。
Windows機との性能比較
最近はWindows機も「Snapdragon X Elite」といった強力なARMチップを搭載してきており、M4 Airの強力なライバルとされています。
実際、Geekbench 6のようなベンチマークスコアでは、Snapdragon X EliteはM4チップと「ほぼ同等」のスコアを叩き出しています。価格もM4 Airより安価なモデルが登場しています。
…が、問題は「ソフトウェアの最適化」です。
あるレビューでは、Adobe PhotoshopやPremiereといった実際のクリエイティブアプリを使ったテストで、M4 AirがSurface Laptop 7(Snapdragon機)を「圧勝」するという結果が出ていました。
これは、AppleがM1の登場から5年かけて築き上げてきた「Apple Siliconへのソフトウェア最適化」というエコシステムの強さですね。Windows on ARMは、まだOS自体の動作ラグやアプリの最適化不足に苦しんでいるようです。ベンチマークスコアだけでは見えない「体感速度」や「快適さ」では、まだM4 Airに軍配が上がるかな、というのが私の印象です。
M2・M3ユーザーは待つべきか
M1ユーザーには「買い替え推奨」と書きましたが、ではM2やM3ユーザーはどうでしょうか。
これに関しては、多くのレビューで「買い替えは推奨されない」という見解が示されています。M3からM4でベンチマークスコアは最大28%向上していますが、M2やM3の時点でもパフォーマンスは日常使いには十分すぎる領域に達しています。
ベースメモリが8GBのM2/M3モデルを使っていて、メモリ不足に悩んでいる…という明確な理由がない限りは、M4に買い替えても「劇的に速くなった!」という体感差は少ないかもしれません。
M2/M3ユーザーの方は、無理せずM5世代まで待つのが賢明な選択かなと思います。
総括: macbookair m4 レビューの結論
さて、M4 MacBook Airのレビューをまとめてきましたが、結論としては「M3までの弱点を克服した、ほぼ完璧な万能機」と言えそうです。
最大のポイントは、やはり「ベースメモリ16GB」の標準化。これによって、「Airでいいんだけど、メモリ8GBじゃ不安…」とProモデルを選んでいた層や、メモリのアップグレードで悩んでいた多くの人の悩みが解消されました。
12MPカメラへのアップグレードやデュアルディスプレイ対応も加わり、もはや「Proほどの持続性能(ファン)やポートは不要」という大多数の一般ユーザーや学生にとって、これ以上ない選択肢になったんじゃないでしょうか。
M4 MacBook Airはこんな人におすすめ
- M1以前(Intel Mac)のユーザー: 性能・カメラ・バッテリー全てが劇的に向上します。強く買い替え推奨です。
- 学生・教員: 学割と特典を使えば、市場最強のコストパフォーマンスを発揮します。
- 高性能な薄型ノートPCを求める一般ユーザー: 16GBメモリ標準化により、誰にでも勧められる「鉄板モデル」になりました。
購入を待つべき人
- M2またはM3ユーザー: 体感できるほどの差は少ない可能性が高いです。M5まで待つのが賢明かもしれません。
- 重作業メインのクリエイター: 長時間の高負荷作業では必ず性能が低下します。素直にMacBook Proを選びましょう。
もちろん、ポートの少なさや120Hz非対応といったProモデルとの「差」はありますが、それを理解した上で選ぶなら、M4 MacBook Airは2025年現在、最も多くの人におすすめできる「ほぼ完璧なラップトップ」だと私は思います。
あなたのラップトップ選びの参考になれば嬉しいです。


