MacBookシフトキーの使い方|ない?効かない?を解決

MacBookを使い始めたばかりで、Windowsとの違いに戸惑っていませんか。特に、macbook シフトキーはどこにあるのか、そもそもキーボードにないのでは、と感じる方も少なくありません。また、Shiftキーを使ったつもりがカタカナや記号の変換がうまくいかなかったり、ショートカットキーやスクリーンショットの操作が分からなかったりすることもあるでしょう。

さらに、ファイルやテキストの選択ができない、あるいは急にシフトキーが効かないといったトラブルに直面し、解決策を探している方もいるかもしれません。この記事では、そんなあなたの疑問や悩みをすべて解決します。


  • MacBookのシフトキーの正しい場所と見つけ方
  • Shiftキーを使った文字入力や便利なショートOKットキーの基本操作
  • スクリーンショット撮影やファイル選択など応用的な使い方
  • Shiftキーが反応しない、効かないといったトラブルの原因と具体的な対処法

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macbook シフトキーの基本|場所と使い方

シフトキー

MacBookのシフトキーは、基本的な文字入力から応用的な操作まで、あらゆる場面で活用される重要なキーです。まずは、その場所や基本的な使い方、そして初心者がつまずきやすいポイントについて解説します。

  • シフトキーがないと表示される理由
  • 実際のキーボードのどこにあるか解説
  • Shiftキーで入力できる特殊な記号
  • 日本語入力でカタカナに変換する方法
  • 便利なショートカットキーで効率化

シフトキーがないと表示される理由

MacBookを初めて使う方が「シフトキーがない」と感じてしまう主な理由は、Windowsパソコンのキーボードとのデザインの違いにあります。

多くのWindows用キーボードには、「Shift」という文字が明確にキーに印字されています。しかし、MacBookのキーボードでは、この文字表記がなく、代わりに上向きの矢印「⇧」という記号のみが記されているのが一般的です。

これは、Apple製品に共通する、文字情報を極力減らしたシンプルで直感的なデザイン哲学に基づいています。しかし、この「⇧」マークがシフトキーを意味することを知らないと、キーボード上に該当するキーが見当たらず、「シフトキー自体が存在しない」と誤解してしまうのです。

また、隣接する「caps lock」キーや「control」キーと見間違えやすいことも、混乱を招く一因と考えられます。したがって、シフトキーが見つからないのは、キーが存在しないのではなく、記号による表示に慣れていないことが原因と言えます。

実際のキーボードのどこにあるか解説

前述の通り、MacBookのシフトキーには「⇧」という記号が印字されています。このキーは、タイピングのしやすさを考慮して、キーボードの下部、左右の両端に1つずつ、合計2つ配置されています。

左側のシフトキーの位置

キーボードの左下部分にあります。具体的には、「A」キーの左斜め下、「caps lock」キーの真下に位置する、少し横長のキーが左側のシフトキーです。アルファベットの右側にあるキーと組み合わせて使う際に、右手で文字キーを押し、左手でこのシフトキーを押すとスムーズに入力できます。

右側のシフトキーの位置

キーボードの右下部分にあります。こちらは「enter」キーの左斜め下あたりに配置されています。アルファベットの左側にあるキーと組み合わせて使う際に、左手で文字キーを押し、右手でこのシフトキーを押すことで、効率的にタイピングが可能です。

左右どちらのシフトキーも機能は全く同じです。そのため、組み合わせるキーに応じて押しやすい方のシフトキーを使い分けるのが良いでしょう。

Shiftキーで入力できる特殊な記号

シフトキーの基本的な役割の一つに、キーボードの上段に印字されている記号や特殊文字の入力があります。キーボードの数字キーや一部の記号キーを見てみると、数字の下や横に小さな記号が描かれているのが分かります。

これらの上段にある記号は、シフトキーを押しながら該当のキーを押すことで入力できます。例えば、数字の「1」のキーをそのまま押すと「1」が入力されますが、シフトキーを押しながら「1」を押すと「!(エクスクラメーションマーク)」が入力される仕組みです。

この機能により、キーの数を増やすことなく、多種多様な文字や記号の入力が可能になっています。代表的な記号入力を以下の表にまとめました。なお、これは日本語(JIS)配列のキーボードの場合であり、英語(US)配列などでは記号の位置が一部異なります。

キー操作入力される記号
Shift + 1!
Shift + 2
Shift + 3#
Shift + 4$
Shift + 5%
Shift + 6&
Shift + 7
Shift + 8(
Shift + 9)
Shift + –=
Shift + @`
Shift + [{
Shift + ]}
Shift + ;+
Shift + :*

日本語入力でカタカナに変換する方法

「シフトキーを押すとカタカナに変換できる」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、MacBookの標準設定では、シフトキー単体でひらがなをカタカナに直接変換する機能はありません。シフトキーの主な役割は、あくまで英字の大文字・小文字の切り替えや、前述した記号の入力です。

ただし、いくつかの方法でカタカナへの変換は可能です。

ショートカットキーを使用する方法

日本語入力モードでひらがなを入力した後、変換を確定する前にcontrol + Kというショートカットキーを押すと、入力した文字列をカタカナに変換できます。これは覚えておくと非常に便利な機能です。

システム設定を変更する方法

常にシフトキーでカタカナを入力したい場合は、システム設定を変更する方法があります。 「システム設定」から「キーボード」を選択し、「入力ソース」の項目で「日本語 – かな入力」の設定を開きます。ここで、「Shiftキーの動作」という項目を「カタカナを入力」に変更すると、シフトキーを押しながら文字を入力することで直接カタカナが打てるようになります。

ただし、この設定にすると、英字入力モードでもシフトキーで大文字が入力できなくなるなどのデメリットもあります。そのため、ご自身の使い方に合わせて設定を検討するのが良いでしょう。

便利なショートカットキーで効率化

シフトキーは、command (⌘)キーやoption (⌥)キーといった他の修飾キーと組み合わせることで、MacBookの操作を飛躍的に効率化させる「ショートカットキー」として機能します。

マウスやトラックパッドで何度もクリックしていた操作を、キーボードから手を離さずに一瞬で実行できるため、作業時間の短縮に大きく貢献します。ここでは、日常的によく使う便利なショートカットキーの一部を表形式で紹介します。

ショートカットキー機能
Shift + Command + NFinderで新しいフォルダを作成する
Shift + Command + Vペーストするテキストの書式を無視して貼り付ける
Shift + Command + Sファイルを複製(別名で保存のダイアログ表示)
Shift + Command + ZCommand + Zで行った「取り消し」をやり直す
Shift + Command + DeleteFinderでゴミ箱を空にする(確認ダイアログあり)
Shift + Command + Q現在のユーザーアカウントからログアウトする

これらはほんの一例です。最初は全てを覚える必要はありません。まずは自分が頻繁に行う操作に対応するショートカットキーから一つずつ試してみて、徐々に使える種類を増やしていくことをお勧めします。

macbook シフトキー応用|トラブル解決法

シフトキー1

基本的な使い方をマスターしたら、次はより応用的な活用法と、万が一のトラブルに見舞われた際の解決法について見ていきましょう。スクリーンショットの撮影から、ファイル選択、そして「効かない」といった問題への対処法まで、幅広く解説します。

  • スクリーンショットを撮る3つの方法
  • ファイルやテキストをまとめて選択
  • Shiftキーを押しても変換できない原因
  • シフトキーが効かない時の対処法
  • まとめ:macbook シフトキーを使いこなそう

スクリーンショットを撮る3つの方法

MacBookでは、シフトキーを使ったショートカットで、画面の情報を画像として簡単に保存(スクリーンショット)できます。用途に応じて3つの方法を使い分けることで、必要な情報を的確に残すことが可能です。撮影された画像は、標準設定ではデスクトップに自動で保存されます。

1. 画面全体を撮影する

Shift + Command (⌘) + 3 この3つのキーを同時に押すと、表示されている画面全体のスクリーンショットが撮影されます。ディスプレイに映っている内容をそのまま記録したい場合に便利です。

2. 画面の一部を選択して撮影する

Shift + Command (⌘) + 4 このショートカットを押すと、マウスポインタが十字のカーソルに変わります。撮影したい範囲をドラッグして選択すると、その部分だけのスクリーンショットが撮れます。Webサイトの一部や、特定のアプリのウィンドウの一部だけを切り取りたい場合に役立ちます。

3. スクリーンショットアプリを起動する

Shift + Command (⌘) + 5 このショートカットは、スクリーンショットと画面収録(ビデオ録画)のための専用ツールバーを画面下部に表示させます。このツールバーからは、画面全体の撮影、ウィンドウ単位での撮影、選択範囲の撮影といった静止画のオプションに加え、画面全体の収録や選択範囲の収録といった動画撮影も選択できます。また、タイマー機能や保存先の変更なども行える高機能なモードです。

ファイルやテキストをまとめて選択

シフトキーは、Finderでファイルを整理する際や、文書作成でテキストを編集する際に、複数の項目を一度に選択するための重要な役割を果たします。一つずつクリックする手間を省き、作業効率を大幅に向上させることが可能です。

テキストの範囲選択

文章を編集する際、特定の段落や文をまとめてコピーしたり削除したりしたい場合があります。このような時、まず選択したい範囲の開始位置をクリックしてカーソルを置きます。次に、シフトキーを押したまま、選択したい範囲の終了位置をクリックします。すると、開始位置から終了位置までの全てのテキストが一度に選択されます。

連続したファイルの選択

Finderで複数のファイルを一度に移動したり、ゴミ箱に入れたりしたい場合にこの機能が役立ちます。まず、選択したいファイル群の先頭にあるファイルをクリックします。その後、シフトキーを押しながら、選択したいファイル群の最後にあるファイルをクリックすると、その間にある全てのファイルとフォルダがまとめて選択状態になります。

ちなみに、連続していないファイルを個別に複数選択したい場合は、シフトキーではなくCommand (⌘)キーを押しながら、選択したいファイルを一つずつクリックしていきます。シフトキーとCommandキーの使い分けを覚えることが、ファイル操作を快適にする鍵となります。

Shiftキーを押しても変換できない原因

シフトキーを押しているのに、意図した通りに大文字に変換されない、あるいは記号が入力できない場合、いくつかの原因が考えられます。多くは単純な設定ミスや見落としによるもので、慌てずに確認すれば解決できます。

日本語入力モードになっている

最もよくある原因が、入力モードの間違いです。英字の大文字を入力しようとしているのに、キーボードが日本語の「ひらがな」入力モードになっていると、シフトキーを押してもアルファベットは入力されません。画面の右上にあるメニューバーで現在の入力モードを確認し、「A」というアイコン(英数モード)になっているか確かめてください。もし「あ」や「ア」になっていたら、「英数」キーを押して入力モードを切り替えましょう。

Caps Lockがオンになっている

Caps Lockキーは、有効にすると全ての英字入力を大文字に固定する機能です。このCaps Lockがオンになっている状態では、シフトキーの機能が通常とは逆に働きます。つまり、シフトキーを押しながら文字を入力すると、大文字ではなく小文字が入力されてしまうのです。キーボードの「caps lock」キーのランプが点灯していないか確認し、もし点灯していたら一度押してオフにしてください。

これらの2点を確認するだけで、変換に関する問題の多くは解決するはずです。

シフトキーが効かない時の対処法

何を試してもシフトキーが全く反応しない、効かないという状況に陥った場合、ソフトウェアの一時的な不具合から物理的な故障まで、様々な原因が考えられます。深刻な問題を疑う前に、まずは以下の簡単な対処法から順番に試してみてください。

MacBookを再起動する

システムの一時的なエラーやソフトウェアの不具合が原因で、キーボード入力が正常に処理されなくなることがあります。このような場合、MacBookを再起動するだけで問題が解決することが非常に多いです。まずは画面左上のアップルメニューから「再起動」を選択し、様子を見てみましょう。

アクセシビリティ設定を確認する

「システム設定」内の「アクセシビリティ」には、キーボード操作を補助するための機能がいくつかあります。この中の「スローキー」や「マウスキー」といった機能が意図せず有効になっていると、キーの反応が遅くなったり、一部のキーが通常通りに機能しなくなったりすることがあります。設定を確認し、これらの機能がオフになっていることを確かめてください。

キーボードを清掃する

MacBookのキーボードはキーの隙間が狭いため、ホコリや小さなゴミが入り込みやすい構造です。キーの下に異物が挟まると、キーを押しても物理的に接点が反応しなくなることがあります。MacBookの電源を切り、エアダスターでキーの隙間のホコリを吹き飛ばしたり、キーボード用のクリーナーで優しく拭いたりすることで改善する場合があります。

NVRAM/SMCリセットを試す(上級者向け)

上記の方法で解決しない場合、より専門的な対処法としてNVRAM(またはPRAM)やSMC(システム管理コントローラ)のリセットがあります。これらはキーボードのバックライトや電源管理など、ハードウェアに近い部分の設定を保持しているメモリです。リセット手順はMacのモデル(Intel搭載かAppleシリコン搭載か)によって異なるため、Appleの公式サポートページでご自身のモデルに合った正しい手順を確認してから慎重に実行してください。

これらの対処法を試しても改善しない場合は、キーボード自体の物理的な故障の可能性が考えられます。その際は、Apple Storeや正規サービスプロバイダに相談することをお勧めします。

まとめ:macbook シフトキーを使いこなそう

この記事では、MacBookのシフトキーに関する様々な情報を解説しました。最後に、重要なポイントを箇条書きでまとめます。

  • MacBookのシフトキーには文字がなく「⇧」記号で表示される
  • シフトキーはキーボード下部の左右両端に配置されている
  • WindowsPCとはキーボードのデザインが異なるため初心者は戸惑いやすい
  • Shiftキー単体では機能せず他のキーと組み合わせて使用する
  • 数字キーと組み合わせると上段の記号が入力できる
  • 日本語入力時、標準設定ではカタカナに直接変換されない
  • カタカナ変換はcontrol + Kのショートカットが便利
  • Shiftキーを使ったショートカットキーは作業効率を大幅に向上させる
  • Shift + Command + 3で画面全体のスクリーンショットが撮れる
  • Shift + Command + 4で画面の一部を選択して撮影できる
  • Shiftキーを使えば連続したファイルやテキストを一度に選択可能
  • 大文字に変換できない主な原因は入力モードとCaps Lockの見落とし
  • シフトキーが効かない時はまずMacBookの再起動を試す
  • アクセシビリティ設定やキーボードの清掃も有効な対処法
  • 全ての対処法を試しても直らない場合は物理的な故障の可能性がある
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