Androidスマホを使っていて、動画を見ながらLINEを返したり、ナビを見ながら音楽を選んだりできる「ピクチャーインピクチャー」機能は本当に便利ですよね。でも、急にこの機能が使えなくなったり、YouTubeなどのアプリで「android ピクチャー イン ピクチャー できない」といった状態になって困っていませんか。設定を見直してもやり方がわからなかったり、特定のアプリだけ小窓にならない現象は、実は多くのユーザーが経験している悩みなんです。

- YouTubeなどのアプリごとの仕様やプレミアム契約の有無による制限を理解できる
- Androidの設定画面から正しくピクチャーインピクチャーの権限を付与する方法がわかる
- Xiaomiなどの特定機種やAndroid 14特有の不具合への対処法を学べる
- ブラウザを使った回避策やアプリが落ちる原因への対策を実践できる
Androidでピクチャーインピクチャーできない原因と設定
まずは、なぜ普段使えていた機能が急に使えなくなってしまったのか、その基本的な原因と設定周りから見ていきましょう。OSの権限設定からアプリごとの特別な仕様まで、見落としがちなポイントを整理しました。
YouTubeはプレミアム未加入だとPiP不可?
一番多い悩みがこれかもしれません。「YouTubeアプリでホーム画面に戻ると動画が止まってしまう」という現象です。
結論から言うと、日本国内において公式のYouTubeアプリでピクチャーインピクチャー(PiP)機能を使うには、有料のYouTube Premiumへの加入が必須となっています。これ、アメリカなど一部の国では無料会員でも使える場合があるため情報が錯綜しがちなのですが、現在の日本の仕様では無料会員には開放されていません。
ここがポイント
公式アプリでPiPができないのは「不具合」ではなく、多くの場合「仕様」です。無料版アプリではバックグラウンド再生自体が制限されています。
もしあなたがPremium会員なのにできない場合は、アプリ内の設定がオフになっている可能性があります。YouTubeアプリを開き、右上のアイコンから「設定」→「全般」と進み、「ピクチャー イン ピクチャー」のスイッチがONになっているか確認してみてくださいね。
設定からアプリのPiP許可を確認する方法
YouTube以外のアプリ、例えばAmazonプライム・ビデオやVLCなどでできない場合は、Android OS側でそのアプリに権限が与えられていない可能性があります。
この権限は、カメラやマイクの許可とは別の「特別なアプリアクセス」という深い階層にあります。以下の手順でチェックしてみましょう。
設定手順の例(機種により多少異なります)
- スマホの「設定」アプリを開く
- 「アプリ」または「アプリと通知」を選択
- 「特別なアプリアクセス」を探してタップ(メニュー内にあることも)
- 「ピクチャー イン ピクチャー」を選択
- 対象のアプリ(例:Prime Video)を選び、「許可」をオンにする
OSのアップデート時やセーフモードでの起動後に、この設定が勝手にオフになってしまうことが稀にあります。「前はできていたのに」という時は、まずここを疑ってみてください。
ChromeブラウザでYouTubeを再生する裏技
「YouTube Premiumには入りたくないけれど、なんとかしてPiPを使いたい」という方も多いと思います。そんな時に使えるのが、Chromeブラウザを使った方法です。
実はモバイル版のYouTubeサイトではなく、「PC版サイト」として表示させることで、バックグラウンド再生に近い挙動を引き出すことができるんです。
手順は少しコツがいりますが、以下の通りです。
- ChromeでYouTubeを開く
- 右上のメニュー(︙)から「PC版サイト」にチェックを入れる
- 動画を再生し、全画面表示にする
- その状態でホーム画面に戻る
これで小さなウィンドウで再生が続くことがあります。機種やOSのバージョンによっては通知バーから「再生ボタン」を押さないと再開しないこともありますが、アプリの制限を回避する一つの手段として知っておくと便利ですよ。
Xiaomi端末でウィンドウが消える時の対処
コスパ最強で人気のXiaomiやRedmi、POCOなどの端末を使っているユーザーからよく聞くのが、「PiPが一瞬表示されてすぐ消える」という現象です。これはMIUI(またはHyperOS)特有の強力なタスクキル機能が原因であることが多いですね。
Xiaomiのスマホはバッテリー持ちを良くするために、バックグラウンドに回ったアプリを積極的に停止させようとします。これを防ぐには、バッテリーセーバーの設定を変更する必要があります。
Xiaomiユーザー向け設定チェック
「設定」→「アプリ」→「アプリを管理」から対象アプリを選び、「バッテリーセーバー」の設定を「制限なし」に変更してください。これでOSによる強制終了を防げる可能性が高まります。
グーグルマップのナビ中に表示されない理由
ドライブや散歩の時に便利なGoogleマップのPiPですが、「ホームに戻ったら地図が消えちゃった」という経験はありませんか?
これには2つの大きな落とし穴があります。
1つ目は、「ナビゲーションモード」中でないとPiPにならないという点です。ただ地図を眺めている状態でホームに戻っても、地図は閉じられてしまいます。「目的地を設定してナビ開始」した後でないと機能しません。
2つ目は「位置情報の権限」です。Android 10以降、位置情報の許可設定が細かくなりました。もし「アプリの使用中のみ許可」にしていると、ホームに戻ってPiPになった瞬間(=バックグラウンド扱い)にGPSが切断され、地図が表示できなくなってしまうことがあります。
頻繁に落ちる場合は、設定からGoogleマップの位置情報権限を「常に許可」に変更してみることを強くおすすめします。
Androidのピクチャーインピクチャーができない時の対策

基本的な設定は合っているはずなのに、なぜかうまくいかない。そんな時に考えられる、アプリごとの特殊な事情や最新OS特有のバグ、そして端末のパフォーマンス問題について深掘りして対策していきます。
Netflix等の広告つきプランは機能制限あり
最近、NetflixやDisney+などで少し安い「広告つきプラン」が登場しましたよね。実はこのプラン変更が原因でPiPができなくなるケースが増えています。
動画配信サービス側としては、広告を確実に見てほしいという意図があるため、画面が小さくなるPiP機能や、他デバイスへのキャスト機能を制限していることがあります。
| サービス名 | PiP制限の可能性 | 対策 |
|---|---|---|
| Netflix | 広告つきプランで不可の報告あり | スタンダードプラン以上へ変更 |
| Disney+ | SharePlay等の機能制限あり | プラン内容の再確認 |
| YouTube | 無料(広告あり)では不可 | Premium加入またはブラウザ利用 |
「最近プランを変えたかも?」という方は、一度公式サイトで自分の契約プランの仕様を確認してみてください。これが原因なら、残念ながらスマホの設定ではどうにもなりません。
Firefoxで再生が止まる場合の解決策
ブラウザ派の方には、拡張機能(アドオン)が使えるFirefoxが人気ですよね。「Video Background Play Fix」などのアドオンを入れることで、YouTubeなどをバックグラウンド再生している方も多いでしょう。
しかし、Firefox本体のアップデートにより、これらのアドオンが一時的に機能しなくなることがあります。特に動画サイト側も対策をいたちごっこで行っているため、昨日まで使えていたのに急にダメになることも。
対策としては、アドオン自体を最新版に更新するか、一時的に別のバックグラウンド再生対応ブラウザ(Braveなど)を試してみるのが有効です。また、全画面表示にしてからホームボタンを押すという手順を徹底することで成功率が上がることがあります。
Android 14のジェスチャー操作がおかしい時
最新のAndroid 14や15へアップデートしてから、「画面下からスワイプしてホームに戻ろうとすると、PiPにならずにアプリが消える」あるいは「アニメーションがカクつく」という報告が相次いでいます。
これはOSのジェスチャーナビゲーションとPiP移行の処理が競合しているバグの可能性があります。
一時的な回避策:3ボタンナビゲーション
「設定」→「システム」→「ジェスチャー」から、昔ながらの「3ボタンナビゲーション(戻る・ホーム・履歴)」に切り替えてみてください。物理的なホームボタン操作と判定されるため、PiPへの移行がスムーズになるケースが多いです。
少し不便かもしれませんが、OSの修正アップデートが来るまでのつなぎとして有効な手段です。
動作が重くてアプリが落ちる原因と解消法
「設定も完璧、プランも問題ない。でもPiPにするとウィンドウが落ちる」という場合、単純にスマホのメモリ不足(RAM不足)が原因かもしれません。
PiPは、メインの画面を表示しながら、その上に別の動画アプリを動かすという、スマホにとっては結構重労働な処理です。特にメモリが3GBや4GBの機種で、裏でゲームやSNSを大量に開いていると、OSが「メモリが足りない!」と判断してPiP側のアプリを強制終了させてしまいます。
一度、使用していないバックグラウンドアプリを全て終了させてから、再度試してみてください。端末の再起動もメモリリフレッシュには非常に効果的ですよ。
Androidでピクチャーインピクチャーできない総括

Androidで「ピクチャーインピクチャーできない」問題は、単なる故障ではなく、アプリの仕様、OSの設定、そしてプランの制限など、様々な要因が絡み合っています。
まずは「特別なアプリアクセス」の権限を確認し、YouTubeなどの個別アプリが有料プラン限定でないかを見直しましょう。それでもダメなら、メモリ不足の解消やジェスチャーナビゲーションの一時的な変更を試してみてください。
快適な「ながら見」ライフを取り戻すために、ぜひ一つずつチェックしてみてくださいね。最終的な判断や設定変更に伴うリスクについては、各サービスの公式サイトも併せてご確認ください。
