アンドロイドのスマホを使っていると、いつの間にかストレージがいっぱいになってしまって困ったことはありませんか。高画質な写真が撮れるのは嬉しい反面、データ容量を圧迫してメールに添付できなかったり、LINEで送る際に画質が落ちてしまったりといったトラブルも増えてきますよね。写真を削除せずに容量を減らすためのアプリや無料のツール、あるいは画質を維持したまま圧縮する設定など、知っておくと便利なテクニックは意外とたくさんあるものです。今回は、そんな写真の容量問題に悩む方に向けて、私が実際に試して便利だと感じた方法をわかりやすくご紹介していきます。

- 画像のリサイズと圧縮の技術的な違いと使い分けのポイント
- スマホ本体やGoogleフォトの設定で空き容量を確保する方法
- 大量の写真を一括で処理できるおすすめの無料アプリとツール
- LINEやメール送信時に画質を落とさないための具体的な設定
アンドロイドの写真圧縮に関する基礎知識
まずは、なぜ写真のデータがこれほどまでに容量を食ってしまうのか、そしてそれを解決するための「圧縮」とは具体的に何をしているのかについて整理しておきましょう。ここを理解しておくと、後ほど紹介するアプリ選びや設定変更の意味がよくわかるようになります。
圧縮とリサイズの違いとは
「写真を小さくしたい」と思ったとき、実は私たちがやるべき処理には「リサイズ」と「圧縮」の2種類があることをご存じでしょうか。これらは似ているようで、処理の内容がまったく異なります。
まず「リサイズ」は、写真の寸法(解像度)そのものを小さくすることです。例えば、4000×3000ピクセルの大きな写真を、2000×1500ピクセルに縮小するような処理を指します。寸法が小さくなるので、当然ファイルサイズも劇的に軽くなります。
一方で「圧縮」は、写真の寸法(ピクセル数)はそのまま維持しつつ、データの中身を整理して容量を減らすことを言います。見た目にはほとんど変化がなくても、データとしての無駄を省くことでファイルサイズを軽くする技術です。
ここがポイント
- リサイズ:SNSへの投稿やメール添付など、スマホ画面で見られれば十分な場合に有効。
- 圧縮:プリントアウトする予定があるなど、大きなサイズのまま保存しておきたい場合に有効。
スマホの写真容量を減らす設定
アプリを入れる前に、まずはお使いのアンドロイド端末の設定を見直してみましょう。特に最近のスマホはカメラの性能が良すぎて、初期設定のままだと必要以上に高解像度で撮影していることがあります。
カメラアプリの設定メニューを開き、撮影サイズ(解像度)を確認してみてください。もし、日々のちょっとしたメモ代わりの写真や、SNSに上げるだけの食事の写真などを最高画質で撮っているなら、設定を少し下げるだけで容量の節約になります。
また、Galaxyなど一部の機種では、撮影した瞬間に圧縮効率の良い形式で保存する設定が用意されています。「設定」>「カメラ」>「保存オプション」などの中に、「HEIF画像」や「高効率画像」という項目があれば、これをオンにすることで、画質を保ったままファイルサイズを減らすことが可能です。
HEIC変換のメリットと注意点
先ほど少し触れた「HEIF(ヒーフ)」や、ファイル拡張子が「.heic」となる画像形式について、もう少し詳しくお話ししますね。これはJPEGに代わる次世代の画像フォーマットとして、アンドロイド10以降でサポートが強化されています。
最大のメリットは、JPEGとほぼ変わらない画質でありながら、データ容量を約半分にできるという点です。私も実際に試してみましたが、スマホの画面で見る限り、JPEGとの違いは全くわかりませんでした。
注意点:パソコンや古い環境での互換性
HEICは非常に優秀ですが、Windowsの古いバージョンや一部のWebサービスでは、そのまま開けないことがあります。その場合は、共有する際にJPEGへ「変換」する手間が必要になることを覚えておいてください。
メールに添付できない時の対処法
仕事やプライベートで、スマホで撮った写真をメールで送ろうとしたら「容量オーバーです」と怒られた経験、ありますよね。一般的に、Gmailなどのメールサービスでは添付ファイルの合計サイズが25MB程度に制限されていますし、キャリアメールでは2〜3MBといった厳しい制限がある場合も。
最近のアンドロイド端末で撮影した写真は、1枚で5MB〜10MBになることも珍しくありません。つまり、数枚添付しただけでアウトです。
こういった場合は、無理に原寸大で送るのではなく、「リサイズ」が有効です。メールアプリによっては添付時に「画像を縮小しますか?」と聞いてくれるものもありますが、そうでない場合は後述するアプリを使って、長辺を1000〜2000ピクセル程度にリサイズしてから添付するのが確実です。
LINEの写真画質設定を見直す
日本で最も使われている連絡ツールといえばLINEですが、実はLINEで写真を送る際、デフォルトの設定では自動的にかなり強く圧縮されていることをご存じでしたか?これは通信量を節約するための親切設計なのですが、せっかくの綺麗な写真がボケてしまう原因にもなります。
もし、旅行の思い出などで「できるだけ高画質で送りたい」という場合は、設定を変更しましょう。
LINEの高画質設定手順
LINEのホーム画面から「設定(歯車マーク)」>「写真と動画」>「送信する写真の画質」をタップし、「高画質」を選択します。
さらに、トークルームで写真を送る際、画像選択画面にある「ORIGINAL」というアイコンをタップしてから送信すると、圧縮なしのオリジナルデータのまま相手に届けることができます。ただし、データ量が大きくなるのでWi-Fi環境での利用をおすすめします。
アンドロイドの写真圧縮に最適なツール

ここからは、実際に私が使ってみて「これは使える!」と感じたアプリやWebサービスをご紹介します。設定変更だけでは対応しきれない、大量の写真整理や細かいサイズ指定をしたい場合に役立ちます。
無料で人気の写真圧縮アプリ
「アンドロイド 写真 圧縮」で検索するとたくさんのアプリが出てきますが、選ぶ基準として大切なのは「使いやすさ」と「安全性」です。特にプライバシーの観点から、写真を外部のサーバーにアップロードせず、スマホの中(ローカル)だけで処理が完結するアプリが安心です。
私のおすすめは「LitPhoto」や「Photo & Picture Resizer」といったアプリです。これらは直感的に操作ができ、圧縮後の画像を別のフォルダに保存してくれるため、間違って元の高画質な写真を消してしまうリスクも低いです。
画像を一括でサイズ縮小する
旅行から帰ってきて、数百枚の写真を整理したいとき、1枚ずつ圧縮作業をするのは現実的ではありませんよね。そんな時こそ、アプリの「バッチ処理(一括処理)」機能の出番です。
先ほど紹介した「LitPhoto」などは、アルバムから複数の写真を選択して、まとめてリサイズや圧縮を実行できます。「全ての写真を幅1920ピクセルにリサイズする」といった指示を一回出すだけで、あとはアプリが自動で処理してくれるので、時間の節約になります。
画質を良くするアプリの選び方
「圧縮すると画質が悪くなる」というのは昔の話になりつつありますが、それでも過度な圧縮はノイズの原因になります。画質をできるだけ維持したい場合は、圧縮率をパーセントで指定できるアプリを選びましょう。
目安として、JPEGの圧縮品質(Quality)を80%〜85%程度に設定すると、人間の目では劣化がほとんどわからないレベルで、ファイルサイズを大幅に削減できます。逆に50%以下にすると、ブロック状のノイズが目立ち始めるので注意が必要です。
Googleフォトで容量を節約
アンドロイドユーザーなら多くの方が利用している「Googleフォト」。実はこのアプリ自体に、非常に優秀な圧縮機能が備わっています。
クラウドの保存容量がいっぱいになってしまった場合、Web版のGoogleフォトにある「保存容量の節約(旧:高画質)」設定を活用しましょう。また、アプリの「空き容量を増やす」機能を使えば、すでにバックアップ済みの写真を端末から削除して、スマホ本体のストレージを一気に空けることができます。
※以下の表は横にスクロールできます
| 機能名 | 効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| 保存容量の節約 | 画質を保ちつつサイズを圧縮 | 一度圧縮すると元に戻せない |
| 空き容量を増やす | 端末内の写真を削除して容量確保 | オフラインで写真が見られなくなる場合がある |
インストール不要の圧縮サイト
「たまにしか圧縮しないから、わざわざアプリをインストールしたくない」という方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、ブラウザだけで完結するWebサービスが便利です。
Googleが開発している「Squoosh」や、パンダのアイコンで有名な「TinyPNG」などが有名です。特にSquooshは、自分のスマホの中で処理が行われる仕組み(WebAssembly技術)を採用しているため、画像をサーバーに送信する必要がなく、プライバシー面でも比較的安心して利用できます。
アンドロイドの写真圧縮で容量解決
ここまで、アンドロイドにおける写真の圧縮やリサイズについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
大切なのは、用途に合わせてツールを使い分けることです。普段のバックアップや保存用には「HEIC形式」や「Googleフォトの節約設定」を活用し、誰かに送ったりSNSにアップしたりする時には「リサイズアプリ」を使って適切なサイズにする。この使い分けができれば、画質と容量のバランスをうまく保つことができるはずです。
写真データは大切な思い出そのものです。適切な管理方法を身につけて、容量不足のストレスから解放された快適なスマホライフを楽しんでくださいね。
免責事項
本記事で紹介したアプリやサービスのご利用は、ご自身の責任において行ってください。アップデートにより機能や名称が変更される場合があります。重要なデータを扱う際は、必ず事前にバックアップを取ることを強くおすすめします。

