最近のアンドロイド端末を使っていると、電源を切ろうとして電源ボタンを長押ししたのに、なぜかGeminiというAIが立ち上がってきて困惑したことはありませんか。私自身もPixelやGalaxyを触っていて、急に再起動の方法が変わってしまい焦った経験があります。以前のように電源メニューを出したいだけなのに、勝手にアシスタントが起動してしまうと、故障したのかと不安になりますし、単純に使いづらいと感じることもありますよね。この記事では、そんなアンドロイドの再起動に関する悩みを解消するために、Geminiの設定を解除する方法や、メーカーごとの対処法について詳しくまとめてみました。

- 電源ボタンの長押しでGeminiではなく再起動メニューを出す設定方法
- PixelやGalaxyなど機種ごとに異なるボタン割り当ての変更手順
- Geminiを無効化して従来のGoogleアシスタントに戻すための操作
- フリーズ時や再起動ループに陥った際の強制再起動の手順
アンドロイドの再起動でGeminiが出る原因
まずは、なぜ今まで通りに電源ボタンを押しているのに、再起動メニューではなくGeminiが起動してしまうのか、その仕組みについて見ていきましょう。故障ではなく、最近のアンドロイド端末における仕様変更が大きく関係しているようです。
Geminiが勝手に起動する理由と電源ボタン
最近のアンドロイド、特にAndroid 12以降のOSを搭載したスマートフォンでは、「電源ボタン」の役割が大きく変化しています。以前は文字通り「電源を管理するためのボタン」でしたが、Googleの方針転換によって、今は「AIアシスタントを呼び出すためのショートカットキー」としての役割が優先されるようになってきているんです。
具体的には、Googleが提供する生成AI「Gemini」アプリをインストールして有効化すると、システムのデフォルトアシスタントがGeminiに切り替わります。これと同時に、電源ボタンを長押しした時の動作設定も、自動的に「アシスタントの起動」に書き換えられてしまうケースが多いのです。
- 電源ボタンは今や「AI呼び出しボタン」になりつつある
- Geminiを導入すると、設定が勝手に書き換わることがある
- ユーザーが設定を変更していないのに挙動が変わるのはこのため
つまり、「勝手に起動する」と感じるのは、OSのアップデートやアプリの初期設定によって、ボタンの割り当て(マッピング)が変更されたからなんですね。決してウイルスや不具合ではないので安心してください。
Googleアシスタントに戻す方法と違い
Geminiは非常に賢いAIですが、スマホの操作に関しては、従来の「Googleアシスタント」の方が便利な場面もあります。例えば、タイマーのセットや家電の操作など、シンプルな命令への反応速度は、まだGoogleアシスタントの方がキビキビ動く印象がありますよね。
もし、電源ボタンでアシスタントを使いたいけれど、GeminiではなくGoogleアシスタントに戻したいという場合は、以下の手順で切り替えが可能です。
- 「Geminiアプリ」を開きます。
- 右上のプロフィールアイコンをタップし、「設定」を選びます。
- 「Googleのデジタルアシスタント」という項目を探してタップします。
- ここで「Gemini」から「Googleアシスタント」にチェックを戻します。
これで、電源ボタン長押し時の挙動が、画面全体を覆うGeminiのウィンドウから、下からポップアップする従来のGoogleアシスタントに戻ります。AIに相談したい時はGeminiアプリから、スマホ操作はGoogleアシスタントで、といった使い分けも一つの手かもしれません。
Geminiで再起動できない時の強制再起動
Geminiの設定云々の前に、「今まさに画面がフリーズしていて操作できない」「再起動したいのにGeminiが出てきて電源が切れない」という緊急事態に陥っている方もいるかもしれません。画面上のメニューが出せない時は、物理ボタンを使った「強制再起動」を行いましょう。
これはソフトウェアの設定に関わらず、ハードウェアの回路で強制的に電源を落とす操作です。機種によって押し方が少し違うので、主なパターンを整理しました。
| メーカー / シリーズ | 強制再起動の操作方法 | 備考 |
|---|---|---|
| Google Pixel | 電源ボタン + 音量アップボタンを同時長押し(約30秒) | Googleロゴが出るまで押し続けます。 |
| Samsung Galaxy | 電源ボタン + 音量ダウンボタンを同時長押し(約7秒) | メンテナンスモードが出たら再起動を選択。 |
| AQUOS / Xperia | 電源ボタン + 音量アップボタンを同時長押し | 本体が振動するまで押し続けるのがコツです。 |
強制再起動は、保存されていないデータが消える可能性があります。通常の再起動ができない場合の最終手段として行ってください。
Geminiが削除できない時の無効化手順
「そもそもGeminiもアシスタントも使わないから、アプリごと消してしまいたい」と考える方もいるでしょう。しかし、Pixel 9シリーズなどの最新機種では、Geminiがシステムの一部として組み込まれており、通常のアンインストールができない場合があります。
その場合は、アプリを「無効化」することで、動作を完全に止めることができます。
- スマホの「設定」アプリを開き、「アプリ」一覧へ進みます。
- リストから「Google」(またはGemini)を探してタップします。
- 「無効にする」ボタンがあれば、それをタップします。
これでアプリは冬眠状態になり、勝手に起動することはなくなります。ただし、Googleアプリ自体を無効化すると、検索ウィジェットや一部のシステム機能に影響が出る場合があるので、様子を見ながら行ってください。
Geminiによる再起動ループの対処法
稀なケースですが、Geminiのセットアップ画面やプロンプトが表示されたタイミングで操作を誤ると、システムがクラッシュして再起動を繰り返す「再起動ループ」などの不具合が報告されることがあります。
もし、「Geminiを試しますか?」という画面でフリーズしたり再起動してしまう場合は、一度その画面で「同意する(試す)」を選んでセットアップを完了させてしまうのが近道なことがあります。一度正常に起動させてから、後述する設定変更で無効化する方が、システムとしては安定するからです。
それでも直らない場合は、前述の「強制再起動」を行ってからセーフモードでの立ち上げを試みるなど、慎重な対応が必要です。どうしても改善しない場合は、キャリアショップやメーカーサポートへ相談することをおすすめします。
アンドロイドの再起動設定とGemini解除

ここからは、多くの人が一番知りたいであろう「電源ボタンを長押ししたら、素直に『電源を切る』や『再起動』のメニューが出るように戻したい」という要望に応えるための、具体的な設定変更手順をメーカー別に解説していきます。
Pixelの電源ボタン長押し設定を変更
Google純正のPixelシリーズは、デフォルトで電源ボタン長押しがアシスタント起動になっています。これを変更するのは意外と簡単です。
- 「設定」アプリを開き、下の方にある「システム」をタップします。
- 「ジェスチャー」という項目を選びます。
- 画面一番下の「電源ボタンを長押し」をタップします。
- ここで「デジタル アシスタント」になっている設定を、「電源メニュー」に切り替えます。
これで、電源ボタンを長押しすると、今まで通りの「緊急通報」「電源を切る」「再起動」などのボタンが並んだ画面が表示されるようになります。もうGeminiが邪魔をしてくることはありません。
Galaxyのサイドキーで電源オフにする
Galaxyシリーズでは、電源ボタンのことを「サイドキー」と呼んでおり、設定場所が少し分かりにくいところにあります。また、One UIのアップデートなどで設定が初期化され、BixbyやGeminiに戻ってしまうこともあります。
設定を戻すには以下の手順を行ってください。
- 「設定」アプリを開き、「便利な機能」(黄色いアイコン)をタップします。
- 「サイドボタン」を選択します。
- 「長押し」の項目にある設定を、「Bixbyを起動」から「電源OFFメニュー」に変更します。
また、Galaxyならではの裏技として、画面上部の通知バーを2回下にスワイプすると、右上に電源アイコンが表示されます。ここをタップすれば、物理ボタンの設定に関わらずいつでも電源メニューを呼び出せるので、覚えておくと便利ですよ。
AQUOSやXiaomiでのGemini解除
国内で人気のAQUOSや、コスパの高いXiaomi(Redmi)などの機種でも、設定の場所が独特です。
SHARP AQUOSの場合
AQUOSには「AQUOSトリック」という独自の設定メニューがあります。
- 「設定」から「AQUOSトリック」を開きます(またはシステム内)。
- 「クイック操作」を選び、「長押しでアプリ起動」などの項目を確認します。
- ここでアシスタントへの割り当てをOFFにするか、解除します。
Xiaomi / OPPOの場合
中華系メーカーのスマホは、設定階層が深いことが多いです。
- 「設定」>「追加設定」>「ジェスチャーショートカット」と進みます。
- 「Googleアシスタントを起動」という項目があれば、そのスイッチをOFFにします。
- Xiaomiの場合、OFFにすることで自動的に電源メニュー機能に戻る仕様が多いです。
スマホの電源ボタン設定でアシスタント無効化
どの機種を使っているか分からない場合や、上記の設定が見当たらない場合は、アシスタントアプリの設定そのものを「なし」にするという強力な方法もあります。
「設定」>「アプリ」>「デフォルトのアプリ」>「デジタルアシスタントアプリ」と進み、デフォルトのアプリを「なし」に設定してしまいます。こうすると、電源ボタンどころか、ホームボタン長押しや音声でもアシスタントは一切起動しなくなります。「AI機能は一切不要!」という割り切った使い方をするなら、これが一番確実な方法かもしれません。
アンドロイドの再起動とGeminiの総括
ここまで、アンドロイド端末で再起動しようとした際にGeminiが起動してしまう問題とその対処法について見てきました。電源ボタンの役割が時代とともに変化し、AIへのアクセスが優先されるようになったことが混乱の原因ですが、幸いなことに、ほとんどの機種で設定を元に戻すことが可能です。
- 電源ボタン長押しでGeminiが出るのは「仕様」であり故障ではない。
- 「設定」>「システム」や「ジェスチャー」から「電源メニュー」に割り当てを変更できる。
- フリーズして操作できない時は、音量ボタンとの同時押しで「強制再起動」を試す。
- AIアシスタント自体が不要なら、デフォルトアプリの設定を「なし」にする手もある。
自分の使いやすいようにカスタマイズできるのがアンドロイドの良さでもあります。ぜひ、ご自身のスタイルに合わせて設定を見直してみてくださいね。なお、操作手順はOSのバージョンによって微妙に異なる場合があるので、正確な情報は各メーカーの公式サイトも併せてご確認ください。

