お使いのスマートフォンがいきなり電源が落ちたり、メーカーのロゴ画面から一向に進まなくなったりすると、本当に焦りますよね。アンドロイドが再起動を繰り返す現象はブートループとも呼ばれていて、放っておくと大切な写真やLINEのデータが消えてしまうんじゃないかと不安になるのも無理はありません。ネットで調べてみると、システムの問題からバッテリーの寿命までいろいろな情報が出てきますが、まずは落ち着いて原因を切り分けることが大切です。この記事では、アンドロイドが再起動を繰り返す故障かなと思ったときに、自分で試せる対処法や修理に出すかどうかの判断基準について、私の経験も交えながら詳しくお話ししていきますね。

- アンドロイド端末で再起動ループが起きてしまう主な原因とメカニズム
- ロゴ画面で止まったり勝手に電源が落ちたりする症状別の切り分け方
- セーフモードやリカバリーモードなどデータに触れずに試せる解決策
- 修理が必要な場合の判断基準とキャリアの補償サービスの上手な使い方
アンドロイドが再起動を繰り返す原因と症状
まずは、なぜアンドロイドが再起動を繰り返すような困った状態になってしまうのか、その正体を探ってみましょう。原因は一つではなく、目に見える「物理的な故障」と、中身の「システム的な不具合」のどちらか、あるいは両方が絡んでいることが多いんです。ここでは代表的なパターンをいくつか紹介します。
ロゴから進まないブートループの原因
電源を入れた後に「Google」や「Sony」「Samsung」といったメーカーロゴが出たまま、ホーム画面に行かずにまたロゴに戻ってしまう。これがいわゆる完全なブートループです。この状態は、スマホが起動するための「準備」の途中で、何か致命的なエラーが起きて止まっていることを意味しています。
多くの場合、OSの重要なファイルが壊れていたり、アップデート中に通信が切れて中身が中途半端になっていたりするのが原因です。ただ、稀に基板側のチップが熱などで痛んでいて、起動に必要な電力を読み込めずにリセットがかかっていることもあります。ロゴの段階でループしているときは、後述するリカバリーモードなど、システムを外側から修復する方法が必要になることが多いですね。
電源が落ちるバッテリー劣化の影響
操作している最中や、特定のアプリを開いた瞬間に突然電源が落ちて再起動するなら、真っ先に疑いたいのがバッテリーの経年劣化です。リチウムイオンバッテリーは長く使っていると、一度に出せるパワーが弱くなってしまいます。スマホが「今から頑張って動くぞ!」という瞬間に必要な電圧が足りなくなり、強制的にシャットダウンしてしまうわけです。
充電ケーブルを挿したままだと安定して動くのに、抜くと再起動してしまう場合は、ほぼバッテリーが原因と考えて間違いありません。これはシステムの問題ではなく、純粋に「スタミナ切れ」の状態ですね。
容量不足によるシステムの不具合
意外な盲点なのが、ストレージ(保存容量)の空き不足です。スマホは動いている間、常に一時的なファイルを作ったり消したりしています。空き容量が数百MB以下など極端に少なくなると、システムが「書き込みたいのに場所がない!」とパニックを起こし、動作が不安定になって再起動を繰り返すことがあります。
特に、大量の写真や動画を保存しっぱなしにしている方は注意が必要です。起動しようとしても、システムが動くための最小限のスペースすら確保できず、エラーを吐き続けてループに陥るパターンも少なくありません。
ウイルスやアプリが引き起こす障害
最近インストールしたアプリが原因で、システムがクラッシュしている可能性もあります。特に、画面のカスタマイズ系や、常に裏で動いているセキュリティ系のアプリ、あるいは「野良アプリ」と呼ばれる公式サイト以外から入れたものは要注意です。特定のアプリが起動時に暴走してCPUを占有しすぎると、スマホが自衛のために強制再起動をかけることがあります。もしアプリを入れてから調子が悪くなったなら、まずはそのアプリとの相性を疑ってみるべきかなと思います。
アップデート失敗と基板の故障
夜中の自動アップデートが失敗して、朝起きたらループしていた……というのもよく聞く話です。OSを書き換えている最中に電池が切れたりすると、中身がボロボロになってしまいます。また、ハードウェアとしての寿命、つまり「基板(マザーボード)」の故障も考えられます。過去に水没させたことがあったり、何度も落とした衝撃が蓄積していたりすると、中の回路がショートして、不規則な再起動を誘発することがあります。この場合は、自分での修復はかなり難しくなってきます。
アンドロイドが再起動を繰り返す際の対処法

原因がなんとなく分かったところで、次は「どうやって直すか」という実践編に移りましょう。大切なのは、いきなり難しいことをせずに、リスクの低い方法から順番に試していくことです。データが消える「初期化」は最後の手段。まずは以下の手順を一つずつ確認してみてくださいね。
強制終了でループを止める直し方
まずは基本中の基本、強制再起動です。普通の再起動とは違い、ボタン操作で強制的に電源を切ってリセットをかけます。一時的なメモリの混線なら、これでコロッと直ることも多いですよ。
| メーカー | 一般的な強制再起動の方法 |
|---|---|
| Google Pixel | 電源ボタンを30秒以上長押し |
| Samsung Galaxy | 電源ボタンと音量ダウンを同時に7秒以上長押し |
| Sony Xperia | 電源ボタンと音量アップを同時に長押し(1回振動で再起動) |
| Sharp AQUOS | 電源ボタンを8秒以上長押し(バイブが鳴るまで) |
また、SIMカードやSDカードを一度抜いてみるのも有効です。カードの接触不良や、SDカード内のデータ破損が原因で起動が止まっていることが意外とよくあるからです。何も入れない状態で起動するか試してみてください。
セーフモードで原因を特定する手順
「セーフモード」は、あとから入れたアプリを一切読み込まずに、工場出荷時の状態で起動させる診断モードです。もしセーフモードで安定して動くなら、原因は「アプリ」にあると断定できます。
多くの機種では、電源メニューで「電源を切る」や「再起動」の項目を長押しすると「セーフモードで再起動しますか?」という案内が出ます。もし画面操作ができないループ中なら、ロゴが表示されている間に「音量ダウンボタン」を押し続けるなどの特殊な操作が必要です。セーフモードで無事に立ち上がったら、最近入れたアプリを一つずつ消して様子を見ましょう。
キャッシュ消去や初期化を行う方法
アプリのせいでもなさそうなら、より深い「リカバリーモード」からの操作になります。ここでは、ユーザーデータは消さずにシステムの一時ファイルだけを消す「Wipe Cache Partition」という操作がおすすめです(最近の機種ではメニューにないこともあります)。
それでもダメな場合の最終手段が「Wipe data/factory reset(初期化)」です。文字通りスマホを真っさらな状態に戻します。これを実行すると写真や動画、アプリのデータはすべて消えてしまいます。ただ、システムが原因のブートループであれば、これで復活する可能性は非常に高いです。実行前には、Googleアカウントのパスワードを覚えているか必ず確認してください(FRPロックという保護機能が働くためです)。
PixelやGalaxyなど機種別の注意点
機種によっては独自の修復ツールが用意されています。例えば、Google Pixelならブラウザから使える「Android Flash Tool」、XperiaならPCソフトの「Xperia Companion」にあるソフトウェア修復機能が非常に強力です。これらはスマホ単体で操作するよりも確実にOSを入れ直してくれるので、PCを持っているならぜひ試してほしい切り札ですね。Galaxyの場合は、PCに繋いでいないとリカバリーモードに入れないといった独自ルールがあるので注意しましょう。
データを守る修理と機種変更の判断
何をしてもダメなとき、どうしてもデータを諦めたくないなら、街の「非正規修理店」に相談するのも一つの手です。メーカー修理は基本的にデータを消してしまいますが、修理店なら基板上のパーツを交換して、一時的にでも起動できるようにしてくれる場合があります。
ただし、非正規店で修理をするとメーカーの保証が受けられなくなったり、防水性能が落ちたりするリスクがあります。また、基板修理は費用が高額(3万円以上など)になることもあるので、長く使うつもりなら思い切って機種変更を検討した方が、結果的に安上がりになることもあります。
アンドロイドが再起動を繰り返す解決策
ここまで見てきたように、アンドロイドが再起動を繰り返すトラブルは、焦らず一つずつ試せば解決の糸口が見つかるはずです。最後に対処のポイントをまとめておきますね。
- まずは強制再起動と、SIM・SDカードの抜き取りを試す
- バッテリー劣化を疑い、充電しながらの動作を確認する
- セーフモードで「アプリが原因かどうか」を切り分ける
- どうしても直らない場合は、キャリアの補償サービスやPC用修復ツールを活用する
スマホは精密機器なので、どうしても数年使えばガタが来ます。今回なんとか復活できたとしても、またいつ同じことが起きるか分かりません。この機会に、Googleフォトやクラウドストレージを使って、こまめにバックアップを取る習慣をつけておくのが一番の対策かなと思います。もし基板の深い故障が疑われる場合は、無理をせずにお近くのキャリアショップやメーカーサポートへ相談してみてくださいね。正確な修理費用や対応状況は、公式サイトなどで事前に確認することをおすすめします。

