ふと画面を見たときに見慣れない記号が表示されていると、何か変な操作をしてしまったんじゃないかと不安になりますよね。特にスマホの矢印マークはアンドロイド特有の機能や通知に関連していることが多く、左上や右上にいつの間にか現れては消えないという状況によく遭遇します。ダウンロードが終わっているはずなのに矢印が残っていたり、勝手に画面に矢印が出てスクロールし始めたりすると、故障やウイルスを疑ってしまうのも無理はありません。私自身も機種変更をした直後に見たことのないアイコンが点灯していて、必死に設定画面を探し回った経験があります。この記事では、そんな謎の矢印たちの正体を突き止め、それぞれの状況に合わせた適切な対処法をわかりやすく解説していきます。

- 左上の通知領域に居座り続ける消えない矢印を消す具体的な手順
- AQUOSやGalaxyなど機種特有の機能で表示される矢印の無効化方法
- 通信状態やシステム状況を示す正常な矢印マークの正しい見方
- 無理に消してはいけない重要なシステム通知と対処すべき警告の違い
アンドロイドスマホの画面に出る矢印マークの意味と正体
Androidを使っていると、画面の至る所にさまざまな形の「矢印」が登場します。これらは単なるデザインではなく、スマホが今裏側で何をしているかを教えてくれる重要なサインなんです。まずは、よく検索されている代表的な矢印の意味と、それが何を示しているのかを場所別に見ていきましょう。
左上の通知領域にある消えない下矢印の消し方
おそらく一番多くの人が「これ邪魔だな」と感じているのが、画面の左上(通知エリア)にずっと残っている下向きの矢印(↓)ではないでしょうか。
通常、これはアプリの更新やファイルのダウンロードを行っている時に表示され、完了すると消えるか「チェックマーク」に変わります。しかし、通信エラーやWi-Fiが途中で切れたりすると、ダウンロードが完了していないのにプロセスだけが残り、通知が消せなくなる「ゾンビ化」現象が起きることがあります。
消えない下矢印を消す手順
- 通知バーを下ろし、消えない矢印の通知を長押しします。
- 「設定」や「アプリ情報」というメニューが出たらタップします。
- アプリの詳細画面(多くは「ダウンロードマネージャー」や「Google Play ストア」)が開くので、「強制停止」を選択します。
これで一時的なエラー状態がリセットされ、矢印が消えるはずです。もし頻発する場合は、同じ画面にある「ストレージとキャッシュ」から「キャッシュを削除」を行っておくと再発防止になりますよ。
右上のステータスバーにある上下矢印や通信マーク
画面の右上、電波マークやWi-Fiアイコンの近くでチカチカと点滅する小さな「↑」や「↓」の矢印。これは、スマホがインターネットとデータをやり取りしている瞬間を示しています。
- 上向き矢印(↑): データを送信中(アップロード)。LINEを送った時や検索ワードを入力した時などに光ります。
- 下向き矢印(↓): データを受信中(ダウンロード)。Webページを開いたり、動画を読み込んでいる時です。
最近のGoogle Pixelなどの機種では、画面がごちゃごちゃするのを避けるために表示されなくなっていますが、Xperiaや一部のGalaxy、携帯キャリアから販売されている端末では、今でも「通信の証」として標準表示されていることが多いです。これは故障ではなく仕様ですので、設定で消すことができない場合がほとんどです。「ちゃんと通信できているな」という目安として捉えておきましょう。
電話アイコンの横や受話器に付く矢印の意味
電話の受話器マークに付いている矢印には、いくつかの重要な意味があります。ここを勘違いしていると、「電話が鳴らない!」というトラブルに繋がることもあるので要注意です。
注意が必要な「転送」の矢印
受話器アイコンから右側に矢印が飛び出しているマークが表示されている場合、「着信転送」が設定されています。この状態だと、かかってきた電話はすべて設定した別の番号や留守電に転送され、スマホ自体は鳴りません。身に覚えがない場合は、電話アプリの設定から「通話アカウント」などを確認し、転送設定を解除してください。
また、受話器の上に「LTE」や「VoLTE」という文字と共に左右や上下の矢印がついているものもあります。これは「VoLTE(ボルテ)」といって、高音質で通話ができる機能が有効になっている証拠です。以前は設定でオフにできましたが、3G回線の終了に伴い、現在は必須機能として「消せない仕様」になっている機種が増えています。
雲のマークや上向き矢印が出るバックアップの合図
通知エリアに「雲の中に上矢印があるマーク」や、単に「上向き矢印」が表示され続けている場合、それはGoogleフォトやGoogleドライブへのバックアップが進行中であることを示しています。
特に、旅行などでたくさん写真を撮った後や、Wi-Fiに接続したタイミングで現れることが多いですね。これがなかなか消えないときは、バックアップするデータ量が膨大か、あるいはWi-Fiの電波が弱くてアップロードが進んでいない可能性があります。無理に消すと大切なデータの保存が失敗してしまうので、自宅の安定したWi-Fi環境に置いたまま、消えるまでそっとしておくのが正解です。
丸い矢印やリサイクルみたいなマークは何?
矢印が円を描いているアイコンは、主に「同期(シンク)」を表しています。
- 2本の矢印が追いかけっこしている円: アカウントの同期中です。メールや連絡先のデータを最新の状態に保っています。このアイコンに斜線が入っている場合は「自動同期がオフ」になっている警告です。
- 1本の矢印が回転している円: ブラウザなどの「更新(リロード)」ボタンとしてよく使われます。
- 三角形がサイクルしているようなマーク: メーカーによっては(特にSamsungなど)、後述する「データセーバー」のデザインとして使われることもあり、ややこしい部分です。
三角形のアイコンが表示されるデータセーバー機能
丸の中に三角形が入っているマークや、三角形自体が欠けたような矢印アイコン。これは「データセーバー」機能がオンになっている合図です。
データセーバーは、バックグラウンドでの無駄な通信をカットしてギガ(データ通信量)を節約してくれる便利な機能ですが、オンになっている間はメールの受信が遅れたり、通知が来なくなったりする副作用もあります。「なんか最近通知が来ないな?」と思ったら、この三角形の矢印が出ていないか確認してみてください。
アンドロイドスマホで矢印マークが勝手に出る時の対策

ここからは、特定のメーカーや操作をした時だけ現れる、少し特殊な矢印について解説します。「勝手に出る」「邪魔だから消したい」と検索されることの多い機能たちです。
AQUOSの画面スクロール時に出る矢印を消す設定
「AQUOSを使っていると、画面に半透明の矢印が出てきて勝手にスクロールする!」
これは故障ではなく、Sharp製スマホ独自の便利機能「スクロールオート」が作動しています。
Webページなどを閲覧中に指で勢いよく画面を弾くと、システムが「自動でスクロールしたいんだな」と判断して、この矢印ボタンを表示させます。しかし、意図せず出てきて記事の文字に重なったりするので、邪魔に感じる人も多い機能です。
AQUOSのスクロールオートを無効化する方法
設定画面の奥深くにあり、少し見つけにくい場所にあります。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「AQUOSトリック」(機種によっては「AQUOS便利機能」)を選択します。
- 「スクロールオート」という項目を探してタップします。
- スイッチをOFFにします。
Galaxyで見かける独特な矢印アイコンの種類
SamsungのGalaxyシリーズは機能が豊富なぶん、ステータスバーのアイコンも独自のデザインが多いのが特徴です。
特によく質問にあがるのが、「円の中に三角形があるマーク」や「リサイクルマークのような矢印」です。これらは前述した「データセーバー」のGalaxy版デザインであることが大半です。また、時計の周りを矢印が囲んでいるようなアイコンは、アラームやパフォーマンスモードに関連していることがあります。Galaxyの場合、通知パネルを全部下ろしたクイック設定パネルのボタンと連動していることが多いので、青く点灯している機能がないかチェックしてみるのが解決の近道です。
Xperiaのサイドセンスや通信矢印の仕様
Xperiaユーザーの方で、「画面の端っこに小さな棒や矢印みたいなものが出ている」と気になっている方はいませんか?それは「サイドセンス」のガイドバーです。
画面の端をダブルタップしてメニューを呼び出す機能なのですが、誤操作の原因にもなりやすいため、不要な場合は「設定」>「操作や表示」>「サイドセンス」から無効化したり、透明度を上げて見えなくしたりすることができます。
Xperiaの通信矢印はずっと出ます
Xperiaは伝統的に、Wi-Fiやアンテナマークの横でピコピコ動く「↑↓」の通信矢印をあえて表示し続ける仕様になっています。これを設定で消すことは基本的にできません。「元気に通信しているな」と温かい目で見守ってあげてください。
画面の端から出る戻る矢印を無効化する方法
画面の左端や右端から指をスワイプした時に、画面の端から「<」や「>」の形をした矢印がニュッと出てくることがあります。これはAndroid 10以降で標準になった「ジェスチャーナビゲーション」の「戻る」操作のアニメーションです。
以前のように画面の下に「◁ ◯ □」の3つのボタンがあった方が使いやすい、この矢印を出したくないという場合は、設定を変更しましょう。
- 「設定」>「システム」>「ジェスチャー」と進みます(機種により「ディスプレイ」>「ナビゲーションバー」の場合も)。
- 「システムナビゲーション」を選択します。
- 「ジェスチャーナビゲーション」から「3ボタンナビゲーション」に切り替えます。
これで、スワイプ時の矢印アニメーションは出なくなります。
位置情報を使っている時に出る右上の矢印マーク
画面右上に、斜め上を向いた「コンパスの針」や「紙飛行機」のような矢印が出ることはありませんか?これはGPS(位置情報)が使用されているサインです。
地図アプリを使っている時なら正常ですが、ホーム画面に戻っても消えない場合は注意が必要です。見守りアプリや位置情報ゲーム、あるいは意図しないアプリが裏側で位置情報を取得し続けている可能性があります。バッテリー消費の原因にもなるので、一度通知バーを下ろして「どのアプリが位置情報を使用中か」を確認することをおすすめします。
システムアップデートを促す消去できない矢印通知
最後に、絶対に無視してはいけない矢印について。スマホのアイコンの中に下向き矢印がある通知や、再起動を促すような矢印マークは「システムアップデート」の通知です。
これはAndroidのOS自体を新しくしたり、セキュリティを強化したりするための重要な更新です。普通の通知のようにスワイプしても消えないため「バグかな?」と思われがちですが、アップデートを実行して再起動するまで消えない仕様になっています。面倒くさがらずに、時間のある時にWi-Fiにつないで更新を済ませてしまいましょう。
アンドロイドスマホの矢印マークに関するまとめ
今回は、「スマホ 矢印マーク アンドロイド」で検索した時に気になる、さまざまな矢印の意味と対処法について解説してきました。
矢印マークと一口に言っても、通信の合図から便利な機能のガイド、さらには対処が必要なエラーまで、その意味は多岐にわたります。消えない矢印にイライラしてしまうこともありますが、その多くは「スマホが今どんな状態か」をあなたに伝えようとしているサインです。
記事のポイント
- 左上の消えない矢印は、アプリの強制停止やキャッシュ削除で解決することが多い。
- 通信中の「↑↓」矢印やVoLTE矢印は、機種によっては消せない正常な仕様。
- AQUOSのスクロールオートなど、便利機能が裏目に出て「邪魔な矢印」になっているケースも。
- システムアップデートの矢印は、セキュリティのために必ず実行して消すこと。
もし、どうしても消えない矢印や見慣れないアイコンがあって不安な場合は、携帯ショップやメーカーのサポートに問い合わせてみるのも一つの手です。無理にシステムファイルをいじって故障させてしまう前に、まずはこの記事で紹介した設定見直しを試してみてくださいね。

