新しいAndroidスマホを手に入れたときのワクワク感、たまりませんよね。でも、その直後に待ち受けているのがデータ移行という大きな壁です。失敗して大切な写真や動画の転送ができずに消えてしまったらどうしよう、LINEの引き継ぎでトーク履歴はちゃんと残るのかな、と不安になる方も多いはず。特にモバイルSuicaの機種変更手続きやゲームデータの移行などは、手順を間違えると取り返しがつかないこともあります。Googleアカウントのバックアップ機能を活用すれば大半は自動で解決しますが、アプリごとの個別対応も欠かせません。このガイドでは、そんなアンドロイドからアンドロイドへのアプリ移行に関する悩みをまるっと解決する方法を、私の経験を交えてわかりやすく解説していきます。

- Googleアカウントを使った基本的なデータ移行の流れ
- ケーブル接続とWi-Fi転送のメリットとデメリット
- LINEやモバイルSuicaなど要注意アプリの引き継ぎ手順
- データ移行がうまくいかない時の具体的な解決策
アンドロイドからアンドロイドへのアプリ移行の基本手順
まずは、スマートフォンを買い替えた際に誰もが行うことになる、OS標準の機能を使った移行作業について見ていきましょう。最近のAndroidは以前に比べて格段に進化しており、Googleのシステムを使うだけで驚くほど簡単に環境をコピーできるようになっています。ここでは、最も確実で基本となる4つのステップと、うまくいかない時のヒントをご紹介します。
Googleアカウントのバックアップと復元方法
Androidを使っている私たちが最も信頼すべきなのは、やはりGoogleアカウントによるバックアップ機能です。これは新しい端末でのセットアップ時に自動的に復元されるため、古い端末で正しく設定されているかを確認することがスタートラインになります。
基本的に、Android 6.0以降の端末であれば「自動バックアップ」が機能しています。連絡先、カレンダー、Wi-Fiパスワード、そして対応しているアプリのデータなどが、Googleドライブの隠し領域に保存されているんですね。
「設定」アプリを開き、「システム」>「バックアップ」と進んでみてください。「Google One バックアップ」がオンになっていればOKです。最後にバックアップされた日時が古い場合は、「今すぐバックアップ」をタップして最新の状態にしておきましょう。
これをやっておくだけで、新端末でGoogleアカウントにログインした瞬間、魔法のように以前の環境が戻ってきます。ただ、アプリごとのログイン情報や、セキュリティの高いデータまでは保存されないこともあるので、過信は禁物ですよ。
ケーブル接続でデータを一括移行するやり方
最近のデータ移行で私が個人的に一番おすすめしたいのが、USBケーブルを使った直接転送です。Wi-Fi経由だと時間がかかったり、途中で電波が不安定になってエラーが出たりすることがありますが、有線接続ならその心配がありません。
手順はとてもシンプルです。新しいAndroid端末の初期設定画面で「アプリとデータのコピー」が表示されたら、新旧の端末をUSBケーブル(最近はUSB-C to USB-Cが多いですね)で繋ぐだけ。
もし両端がUSB-Cのケーブルを持っていなくても大丈夫です。多くのPixel端末などには「クイックスイッチアダプター」という変換コネクタが同梱されていますし、ワイヤレス(Wi-Fi Direct)で移行することも可能です。ただ、写真や動画がたくさんある場合は、安定性の面でやはりケーブル接続に軍配が上がります。
この方法のすごいところは、Googleアカウントの情報だけでなく、インストール済みのアプリ情報や、端末内の写真・動画・音楽ファイルまで、ほぼ丸ごとごっそりコピーしてくれる点です。まさに「引っ越し」という言葉がぴったりですね。
写真や動画をGoogleフォトで転送する手順
データ移行で一番容量を食うのが、思い出の写真や動画たちです。これらを全てケーブルやWi-Fiで転送しようとすると、数時間かかってしまうこともザラにあります。そこで賢いやり方としておすすめなのが、Googleフォトの活用です。
もし、古い端末ですでにGoogleフォトの「バックアップ」機能をオンにしているなら、実は移行作業で写真を転送する必要はありません。新しい端末でGoogleフォトアプリを開けば、クラウドにある写真がそのまま表示されるからです。
Googleフォト上の写真はクラウドにあるため、端末のストレージ容量を圧迫しません。逆に、無理に全てのデータを端末内にコピーしてしまうと、新しいスマホがいきなり容量不足になってしまうリスクがあります。「写真はクラウド管理」と割り切るのが、スマートな移行術かなと思います。
どうしてもオリジナルデータを端末本体に残したい場合は、移行ツールの設定で「画像」や「動画」にチェックを入れればOKですが、移行時間の短縮を狙うなら、チェックを外して後からクラウドで見る運用に切り替えるのも一つの手ですよ。
PixelやGalaxyなど機種別のデータ移行ツール
Androidの面白いところは、メーカーごとに独自の便利なツールを用意してくれている点です。特にSamsungのGalaxyシリーズや、GoogleのPixelシリーズなどは、専用ツールが非常に優秀です。
| メーカー/シリーズ | ツール名 | 特徴 |
|---|---|---|
| Galaxy (Samsung) | Smart Switch | ホーム画面のレイアウトや独自設定まで細かく移行可能。非常に高機能。 |
| Pixel (Google) | データ転送ツール | OS標準機能と統合されており、iPhoneからの移行も含めてスムーズ。 |
| Xperia / AQUOS等 | OS標準 / 独自ツール | 基本はGoogle標準ツールを使用。メーカー独自アプリで補完する場合も。 |
特にGalaxyからGalaxyへ機種変更する場合は、絶対にSmart Switchを使うべきです。Wi-Fi設定やアラーム設定、ホーム画面のアイコン配置まで完璧に再現してくれるので、移行後のストレスが段違いに減ります。同じメーカー同士で乗り換える際は、メーカー公式サイトで推奨ツールがないか一度確認してみるのが吉ですね。
データ移行ができない時の原因と対処法
「手順通りやったのに、進捗バーが99%で止まって動かない…」なんてトラブル、実は結構あります。焦って強制終了する前に、いくつか確認すべきポイントがあります。
まず疑うべきはバッテリーセーバー機能です。これがオンになっていると、バックグラウンドでのデータ処理が制限されてしまい、転送がストップすることがあります。両方の端末でオフになっているか確認しましょう。
次に、Wi-Fi接続の不安定さです。電子レンジを使っていたり、公共のWi-Fiを使っていたりすると切れやすくなります。自宅の安定したWi-Fi環境で行うのが鉄則ですね。
一度移行プロセスを中止し、新しい端末を「工場出荷時設定にリセット」してからやり直すのが、急がば回れで一番早かったりします。中途半端にデータが入った状態で継ぎ足そうとすると、余計にトラブルの元になりますからね。
失敗しないアンドロイドからアンドロイドへのアプリ移行術

OSレベルの移行が終わっても、まだ安心はできません。ここからが本番と言っても過言ではない「アプリごとの引き継ぎ」が待っています。特にセキュリティが厳しい金融系やSNSアプリは、個別の操作が必要不可欠です。ここでは、失敗すると痛い目を見る主要アプリの対策を深掘りします。
LINEの引き継ぎとトーク履歴の復元方法
日本に住む私たちにとって、LINEのデータ消失はデジタルライフの死活問題ですよね。AndroidからAndroidへの移行で最も重要なのは、旧端末でのトーク履歴バックアップです。
最近のLINEは「かんたん引き継ぎQRコード」という神機能が実装され、パスワード入力を省略できるようになりましたが、トーク履歴の保全は別問題です。
- 旧端末でLINEの設定(歯車アイコン)を開く。
- 「トークのバックアップ・復元」をタップ。
- 「Googleドライブにバックアップする」を選択し、「今すぐバックアップ」で最新の状態にする。
この手順を飛ばしてしまうと、新しい端末でログインした瞬間に、過去のトークが消え去り、直近14日間の履歴しか残らないという悲劇が起きます。必ず「今すぐバックアップ」を押して、日時が「今日」になっていることを確認してくださいね。
万が一に備えて、登録しているメールアドレスとパスワードが合っているか、電話番号が変わっていないかも確認しておきましょう。
モバイルSuicaの機種変更と残高の移行
おサイフケータイの代表格、モバイルSuica。これは「サーバーに預ける」という儀式が必要です。Googleアカウントのバックアップでは引き継がれません。
手順としては、旧端末のモバイルSuicaアプリで「会員メニュー」を開き、「カードを預ける(機種変更)」という操作を行います。これをやらずに旧端末を初期化してしまうと、再発行手続きが必要になり、翌日まで使えなくなるなんてことも…。
新端末では、同じGoogleアカウントでおサイフケータイアプリを設定し、モバイルSuicaアプリを起動して「カードを受け取る」操作をすれば完了です。定期券情報も残高もそのまま戻ってきます。
おサイフケータイのデータ預け入れと受け取り
Suica以外にも、楽天Edy、WAON、nanaco、iD(メルペイ含む)などを使っている方は要注意です。これらは基本的にFeliCaチップの中にデータが入っているため、アプリをアンインストールしただけではデータは消えません。
それぞれのアプリごとに「機種変更」の手続きメニューがあります。例えば楽天Edyなら「楽天IDに預ける」、iDなら「カード情報の削除(=サーバーへ退避)」といった操作が必要です。
一方で、PayPayやd払い、楽天ペイなどのQRコード決済アプリは、アカウントベースで管理されているため、新端末でログインするだけで残高も履歴もそのまま使えることがほとんどです。ただし、電話番号が変わる場合だけは旧端末での変更手続きが必要になるので注意してくださいね。
ゲームデータの移行とアカウント連携の重要性
ゲーマーの皆さん、ここテストに出ますよ!ゲームアプリのデータ移行は、タイトルによって仕様が千差万別です。大きく分けて「引き継ぎコード発行型」と「外部アカウント連携型」があります。
- コード発行型(FGOなど): 旧端末でIDとパスワードを発行し、スクショやメモを取る。一回使い切りの場合が多いので注意。
- 連携型(モンスト、ポケモンGOなど): GoogleアカウントやX(Twitter)、Facebookなどと連携させておく。
私が強く推奨するのは、引き継ぎ設定画面のスクリーンショットを撮っておくことです。万が一移行に失敗しても、IDやプレイヤー名、所持アイテム数がわかる画像があれば、運営サポートが復旧してくれる可能性がグンと上がります。
完了!アンドロイドからアンドロイドへのアプリ移行まとめ
ここまで、アンドロイドからアンドロイドへのアプリ移行について、OSレベルの基本操作からアプリごとの個別対応まで見てきました。やることが多くて大変に感じるかもしれませんが、以下のポイントさえ押さえておけば恐れることはありません。
- 移行前の「準備」が8割。旧端末が手元にあるうちにバックアップを確認する。
- Google標準のケーブル移行は最強。写真・アプリ・設定を一括で移せる。
- LINE、Suica、ゲームは「個別対応」必須。ここだけは自動化されないと心得る。
- Googleフォトを活用して、移行時間の短縮とストレージ節約を狙う。
技術はどんどん進化していますが、最後の大事なデータスイッチを押すのは私たちユーザー自身です。この記事を参考に、皆さんがトラブルなくスムーズに新しい相棒(スマホ)との生活をスタートできることを願っています。しっかり準備して、快適なAndroidライフを楽しんでくださいね!

