Androidスマートフォンを使っていると、仕事やプライベートで電話に出られない時に留守番電話機能がなくて困ることがありますよね。これまで大手キャリアのプランを使っていた方は当たり前のように使えていた機能ですが、ahamoやpovoといったオンライン専用プランに乗り換えたり、あるいはPixelやXiaomiといった海外製メーカーの機種に変更したりしたタイミングで、留守電や伝言メモが設定できないことに気づくケースが増えています。Google Playストアで無料で使えるおすすめのアプリを探してみても、文字起こし機能がついたものは有料だったり、そもそも最新のOSでは動作しなかったりと、なかなか理想的な解決策が見つからないのが現状ではないでしょうか。

- 通信キャリアを変更しても留守電機能を無料で維持する具体的なテクニック
- XperiaやAQUOSなどの伝言メモ機能とPixelの通話スクリーニングの違い
- アプリに頼らず転送電話サービスとIP電話を組み合わせてコストを抑える方法
- Android端末で留守番電話環境を構築するための最適な選択肢と設定手順
Androidの留守電アプリを無料で使う技
「留守電アプリ」を探してインストールする前に、まずは今手元にあるスマートフォンの設定や、契約している通信会社の無料サービスを組み合わせることで解決できないかを確認してみましょう。実は、アプリを入れなくても工夫次第で、これまでと同じように、あるいはそれ以上に便利に留守電機能を使える技がいくつか存在します。
伝言メモがないAndroidの対策
まず最初に確認しておきたいのが、お使いのスマートフォンに「伝言メモ(簡易留守録)」機能が搭載されているかどうかです。これは日本国内のメーカーであるXperiaやAQUOS、arrowsなどの端末には伝統的に搭載されている非常に便利な機能で、キャリアの留守番電話サービス(ネットワーク預かり)とは異なり、端末内のストレージに音声を録音するため完全無料で利用できます。
もし設定メニューの中に「通話設定」や「通話アカウント」という項目があり、そこに「伝言メモ」や「簡易留守録」という文字があれば、それをオンにするだけで解決です。しかし、最近増えている海外メーカー製のSIMフリー端末や、グローバルモデルをベースにした機種では、この機能が省かれていることが多くなりました。伝言メモがない端末を使っている場合は、後述する転送サービスなどを活用して、擬似的に留守電環境を作る必要があります。
ここがポイント
端末標準の「伝言メモ」は圏外や電源オフ時には作動しませんが、電波が入っている状態なら最強の無料ツールです。まずは設定画面をチェックしてみてください。
Pixelで留守電を設定する方法
Google Pixelシリーズは非常に人気がありますが、日本独自の機能である「伝言メモ」が搭載されていないため、戸惑う方が非常に多い機種です。しかし、Pixelには「通話スクリーニング」という強力なAI機能が備わっています。
本来は迷惑電話対策としての機能ですが、これを応用することで留守番電話のように使うことが可能です。設定で「自動的にスクリーニング」を有効にし、音声の保存をオンにしておけば、相手が話した内容がリアルタイムで文字起こしされ、さらに音声データとしても保存されます。相手には「Googleアシスタントが用件をお伺いします」という機械音声が流れるため、通常の留守電メッセージとは少し雰囲気が異なりますが、無料で相手の用件を確認する手段としては非常に優秀です。
ahamoでの留守電代替テクニック
ドコモのahamo(アハモ)は、シンプルで安価なプランが魅力ですが、留守番電話サービス自体がオプションとして提供されておらず、契約することすらできません。ここで諦めてしまうのはまだ早いです。ahamoでも利用可能な「転送でんわサービス(無料)」を活用しましょう。
具体的なテクニックとしては、「IP電話アプリ(My050など)」を契約し、その番号へ転送する方法があります。着信呼び出し時間を短めに設定してIP電話へ転送し、IP電話側の留守電機能でメッセージを預かるという仕組みです。My050などのサービスを使えば、録音された音声データをメールで送ってくれる機能もあるため、管理も非常に楽になります。
注意点
転送された通話には、ahamoから転送先までの通話料が発生します。また、IP電話サービスの維持費が若干かかる場合があるため、完全無料とはいきませんが、月額数百円のキャリアオプションよりは安く済むケースが多いです。
povoで留守電を無料にする裏技
auのpovo 2.0は基本料0円からスタートできる画期的なプランですが、留守番電話機能を使うには「留守番電話トッピング(月額330円)」を購入する必要があります。毎月330円を払いたくないという場合、最も有効なのは「伝言メモ機能がついているスマホを使うこと」です。
povoはau回線を使用しているため、auから発売されているスマホや、国内メーカーのSIMフリー端末であれば、伝言メモが問題なく動作します。アプリやトッピングに頼らず、ハードウェアの機能をフル活用するのが、povoにおける唯一かつ最強の無料化の裏技と言えるでしょう。もし伝言メモがない機種を使っている場合は、ahamoと同様に転送電話を活用するか、着信通知SMSを見て自分からかけ直すスタイルに割り切る必要があります。
Xiaomi等の伝言メモ事情
コストパフォーマンスが高いXiaomi(シャオミ)やOPPO、Motorolaなどの海外メーカー製スマホもユーザーが増えていますね。これらの端末における「伝言メモ」の実装状況は少し複雑です。
実は、同じXiaomiの端末でも、auやソフトバンクなどのキャリアから販売されているモデルには、日本向けのカスタマイズとして電話アプリ内に「伝言メモ」や「留守録」機能が追加されていることがあります。一方で、メーカー公式サイトやAmazonなどで購入したSIMフリー版(オープンマーケット版)では、この機能がごっそり削られていることが多いのです。「設定」>「アプリ」>「システムアプリ設定」>「電話」などの深い階層を探しても見つからない場合は、残念ながらその端末単体での無料留守電は利用できません。
無料のAndroid留守電アプリはあるか

「端末の機能もないし、転送設定も面倒くさい。もっと手軽にアプリを入れるだけでなんとかならないの?」と考える方も多いと思います。Google Playストアで検索するとたくさんのアプリが出てきますが、その実態とおすすめについて正直にお話しします。
Android留守電アプリのおすすめ
結論から申し上げますと、「インストールするだけで、圏外でも使えて、自動応答してくれて、完全に無料」という夢のようなAndroidアプリは、現在ほぼ存在しません。これはAndroid OSのセキュリティポリシーが年々厳しくなり、サードパーティ製のアプリが勝手に電話に応答したり音声を流したりする権限が制限されているためです。
ストアで見かける「Call Recorder」や「通話録音」といったアプリは、あくまで「通話中の会話を録音するもの」であり、不在着信に対して自動で応答してくれる「留守番電話」ではないことがほとんどです。ここを混同してインストールしてしまうと、「入れておいたのに録音されていなかった」というトラブルになりますので注意してください。
留守電の文字起こしを無料でする
留守電の内容をいちいち聞くのが面倒で、「文字で読みたい」というニーズも強いですよね。これを無料で実現できるのは、先ほどご紹介したGoogle Pixelの「通話スクリーニング」が筆頭です。これ以外の方法で無料となると、LINEなどが実験的に提供しているAIサービスなどを組み合わせる高度な技が必要になり、一般的な電話アプリとしてはまだ実用段階ではありません。
もし、「多少コストがかかってもいいから文字起こしを使いたい」という場合は、後述する有料サービスを検討するのが現実的です。
スマート留守電を無料で試す方法
Androidユーザーの間で長年定番として愛されているのが、ソースネクスト社の「スマート留守電」です。これは月額料金がかかる有料サービスですが、音声をテキスト化してLINEやメールに送ってくれる機能が非常に便利です。
「無料」というテーマからは少し外れますが、このアプリは時々「最大2ヶ月無料キャンペーン」などを実施していることがあります。また、一部のMVNO(格安SIM)では、オプションパックとして初月無料で提供している場合もあります。完全に無料ではありませんが、ビジネスの効率化などを考えると、試してみる価値は十分にあるサービスです。
| サービス名 | 文字起こし | コスト |
|---|---|---|
| Pixel 通話スクリーニング | ○(無料) | 無料(端末代のみ) |
| スマート留守電 | ○(高精度) | 月額300円前後 |
| キャリア留守電 | ×(音声のみ) | 月額330円前後 |
楽天モバイルなら留守電は完全無料
もしこれから回線契約を見直す余地があるなら、楽天モバイルへの乗り換えが「Androidで留守電を無料にする」ための最終兵器となります。楽天モバイル専用の通話アプリ「Rakuten Link」を使用すれば、留守番電話の再生が完全に無料で行えます。
他のキャリアでは月額330円かかるオプションが、楽天モバイルなら標準機能として0円で使えます。しかも、アプリ内でデータ通信を使って再生するため、通話料もかかりません。私自身もサブ回線として使っていますが、留守電周りのコストパフォーマンスに関しては他社を圧倒しています。
Android留守電アプリを無料にする結論

今回は「Android 留守電 アプリ 無料」をテーマに、様々な角度から解決策を探ってきました。結論として、今のAndroid環境で無料で留守電を実現するための優先順位は以下のようになります。
- 端末機能をチェック: XperiaやAQUOSなどの「伝言メモ」があれば、それが最適解です。
- Pixelならスクリーニング: 通話スクリーニング機能を留守電代わりに設定しましょう。
- 転送電話を活用: ahamoやpovoユーザーは、IP電話への転送で安価にシステムを構築できます。
- 楽天モバイルを検討: 留守電機能を重視するなら、キャリアごと変えてしまうのも賢い選択です。
残念ながら「入れるだけでOKな無料アプリ」は期待できませんが、端末選びや設定の工夫で、コストをかけずに便利な環境を作ることは可能です。ぜひ、ご自身の使い方に合った方法を試してみてくださいね。
※本記事に記載されている料金やサービス内容は執筆時点の情報に基づきます。各社のプラン改定やOSのアップデートにより仕様が変更される可能性がありますので、正確な情報は必ず各公式サイトをご確認ください。

