Android 11はいつまで使えるのか、サポート終了の影響やセキュリティのリスクについて気になっている方も多いのではないでしょうか。毎日の生活に欠かせないスマートフォンですから、OSが古くなっても使い続けられるのか、それとも危険性があるのかは切実な問題ですよね。特に2025年以降はアプリの対応状況も厳しくなると言われており、いつまで現役でいけるのか不安を感じている方もいるかもしれません。この記事では、私が実際に調べた情報を基に、Android 11に関する現状と今後予想されるトラブルについて詳しくお話しします。

- Android 11の公式セキュリティサポートは2024年2月に終了済みであること
- そのまま使い続けると個人情報流出やウイルス感染のリスクが高まること
- 2026年にはマイナポータルなどの重要アプリが使えなくなる可能性があること
- 安全にスマホを使うために推奨される機種変更のタイミングと選び方
## Android 11はいつまで使える?サポート終了の実態
ここでは、Android 11が技術的にどのような状態にあるのか、そして「使える」の定義をどこに置くべきかについて解説します。単に電源が入って画面が動くということと、安全に利用できるということは全く別の話ですので、そのあたりの実情を掘り下げていきましょう。
### Android 11のサポート終了日は2024年2月
まず結論から言ってしまうと、開発元であるGoogleによるAndroid 11のサポートはすでに終了しています。具体的には、2024年2月5日に提供されたセキュリティアップデートが最後となっており、それ以降は公式な修正パッチが配布されていません。
これはどういうことかと言うと、もし世界中のハッカーやセキュリティ研究者がAndroid 11に新たな弱点を見つけたとしても、Googleはその穴を塞ぐための工事をしてくれないということです。パソコンのWindowsなどでもサポート終了という言葉をよく聞きますが、スマホのOSにおいてもこの日付は非常に重要な境界線になります。
もちろん、サポートが終了した瞬間にスマホが爆発するわけでも、急に使えなくなるわけでもありません。しかし、インターネットという戦場において、盾を持たずに戦い続けるような状態になっていることは認識しておく必要がありますね。
ポイント
2024年2月5日以降、Android 11には新たなセキュリティパッチが提供されていません。これは「終了(End of Life)」と呼ばれる状態で、メーカーやGoogleからの保護を受けられないことを意味します。
### そのまま使い続けるセキュリティ上の危険性
「自分は怪しいサイトを見ないから大丈夫」と思っている方もいるかもしれませんが、サポート切れのOSを使い続けるリスクは、ユーザーの注意だけで防げるものではありません。OSの中核部分であるカーネルやドライバといった深い層に脆弱性(セキュリティの穴)が見つかった場合、ウイルス対策アプリを入れていても防ぎようがないのです。
最近のAndroid端末では「Google Playシステムアップデート」という仕組みがあり、設定画面を見ると日付が新しくなっていることがあります。これを見ると「あ、まだアップデートされているから安心だ」と誤解してしまいがちなんですが、実はこれ、OSのごく一部の機能を更新しているに過ぎないんです。
家のリフォームに例えるなら、壁紙やカーテンは新しくなっているけれど、土台や柱がシロアリに食われている状態は変わっていない、というイメージでしょうか。土台(カーネル部分)が腐ってしまうと、どんなに綺麗なカーテン(アプリや表面的な機能)を取り付けても、家を守ることはできません。
### 2025年以降の脆弱性とウイルス感染リスク
2025年以降、Android 11を取り巻く環境はさらに厳しくなると予想されます。セキュリティの世界では「N-day攻撃」と呼ばれる手法があり、すでに修正方法がわかっている脆弱性を悪用して、パッチが当たっていない古い端末を狙い撃ちにする攻撃が増えているからです。
特に怖いのが、「特権昇格」や「リモートコード実行」といった深刻なリスクです。これらが悪用されると、ユーザーが何も操作していなくても、ただWebサイトを開いたり、細工された画像を表示しただけで、スマホを乗っ取られる可能性があります。
一度乗っ取られてしまえば、カメラでの盗撮、マイクでの盗聴、保存されている写真や連絡先の流出、さらにはキー入力の記録によるパスワードの盗難など、あらゆる被害が想定されます。Android 11はこれらの攻撃に対する防御力が日に日に低下している状態なので、メイン機として使い続けるのはかなり勇気がいる行為だと言わざるを得ません。
注意
2025年現在、Android 11には修正されていない既知の脆弱性が蓄積されています。これらは攻撃者にとって格好の標的となるため、個人情報を扱う端末としての利用は避けるべきです。
### 端末の修理受付終了とバッテリー寿命の限界
ソフトウェアの話だけでなく、ハードウェア(端末本体)の寿命も無視できません。Android 11が搭載されていた端末の多くは2020年から2021年頃に発売されたモデルですが、発売から4〜5年が経過すると、メーカーやキャリアの修理受付が順次終了していきます。
例えば、NTTドコモやauなどのキャリアでは、修理対応期間を定めています。この期間を過ぎてしまうと、もしバッテリーが劣化して膨らんでしまったり、画面が割れてしまったりしても、公式ショップでは修理を受け付けてもらえなくなります。
街の修理屋さんで直せる場合もありますが、防水性能が失われたり、純正部品が手に入らなかったりと、デメリットも多いです。ソフトウェアが危険なだけでなく、物理的にも「壊れたら終わり」という状況が近づいているのが、Android 11世代の端末なんですね。
### 中古端末の購入をおすすめしない理由
中古ショップやフリマアプリで、Android 11搭載のスマホが「美品」「激安」として売られているのをよく見かけます。確かに価格は魅力的ですが、これからメインで使うスマホとして購入するのはおすすめできません。
ここまでお話しした通り、セキュリティの保護がなく、修理も難しくなる端末にお金を払うのは、「賞味期限切れの食品」を安く買うようなものです。お子様の動画視聴用やおもちゃとして割り切るならまだしも、LINEや決済アプリを入れて生活の道具として使うにはリスクが高すぎます。
もし予算を抑えたいのであれば、少し頑張ってでもセキュリティアップデートが続いている機種(Android 13以降にアップデート可能なもの)を選ぶ方が、結果的に長く安心して使えるかなと思います。
## Android 11はいつまで安全?アプリの対応限界

OS自体が動いていても、私たちが普段使っているアプリが動かなくなれば、スマホとしての価値は激減してしまいます。ここでは、生活に直結する主要アプリの対応状況と、今後の見通しについて詳しく解説していきます。
### LINEや銀行アプリが使えなくなるタイミング
生活インフラとなっているLINEや銀行系のアプリは、セキュリティを担保するために古いOSのサポートを順次打ち切る傾向にあります。2025年の時点では、まだAndroid 11でもLINE自体は使えている方が多いと思いますが、安心はできません。
例えば、スマートウォッチ(Wear OS)版のLINEアプリは、すでにAndroid 11以上が必須要件になっています。周辺機器との連携から徐々に足切りが始まっているんですね。また、銀行アプリ、特に三菱UFJ銀行などの大手行では、生体認証(顔認証や指紋認証)のセキュリティ要件を厳しくしており、古いOSではログイン方法が制限されるケースも出てきています。
過去の例を見ると、LINEなどの重要アプリは、OSのシェアが低下すると比較的早い段階でサポート対象外になることがあります。突然「この端末では利用できません」と表示されて慌てないためにも、早めの準備が必要です。
補足
LINEなどのアプリがサポートを終了すると、トーク履歴の引き継ぎすらできなくなる可能性があります。OSが古すぎるとバックアップ機能自体が動作しなくなることがあるため注意が必要です。
### マイナポータルと2026年問題の影響
日本国内でAndroidスマホを使う上で、最大の壁となりそうなのが「行政サービス」です。特にデジタル庁が提供するマイナポータルアプリや、マイナンバーカードを使った認証機能は、セキュリティ要件が非常に厳格です。
デジタル庁の発表などを見ていると、2026年1月頃にマイナポータルのシステムが大規模に改修される予定があるようです。これに伴い、推奨動作環境が一気に引き上げられる可能性が高いと私は見ています。
実際、2024年にはAndroid 10以下の端末がデジタル認証アプリのサポートから外れました。この流れで行くと、2026年の改修タイミングでAndroid 11も「非推奨」あるいは「利用不可」となるリスクがあります。確定申告やパスポート申請、薬剤情報の確認など、いざという時に行政サービスが使えないのは非常に不便ですよね。
### PixelやGalaxyなど機種別の利用期限
機種ごとの具体的な状況も見てみましょう。人気の高いシリーズでも、Android 11世代のモデルは厳しい状況にあります。
| 機種名 | 発売時のOS | 現状と今後 |
|---|---|---|
| Google Pixel 4a (5G) / Pixel 5 | Android 11 | 2023年末で公式サポート終了済み。セキュリティリスク高。 |
| Galaxy S20 5G | Android 10 | OSアップデートは終了。セキュリティ更新も2025年春頃までが最終ラインの可能性。 |
| AQUOS sense4 | Android 10 | すでにセキュリティ更新終了。ビジネス利用などは避けるべき。 |
このように、Google純正のPixelですら、Android 11世代の主力機はすでに寿命を迎えています。Galaxy S20などは性能が良いのでまだ使っている方も多いと思いますが、セキュリティの観点からは「余生」を送っている状態と言えるでしょう。
### 機種変更におすすめのAndroidバージョン
では、これから機種変更をするなら、どのバージョンのAndroidを選べば良いのでしょうか。私の考えとしては、少なくとも「Android 13以上」を搭載している機種、できれば発売から2年以内のモデルを選ぶことを強くおすすめします。
例えば、Google Pixel 7aや8aなどの「aシリーズ」は、価格が抑えられている割にアップデート保証期間が長く、コストパフォーマンスが非常に高いです。また、Galaxy A54やA55などのミドルレンジモデルも、最近は4〜5年の長期サポートを約束しているので安心感がありますね。
安さだけで古い機種を選ぶと、すぐにまた「アプリが使えない」「サポートが切れた」という問題に直面してしまいます。結果的に買い替えサイクルが短くなり、出費が増えてしまうことも考えられます。
### Android 11はいつまで?限界と対策のまとめ

ここまで見てきた通り、Android 11の安全な利用期限は「すでに過ぎている」というのが正直なところです。もちろん、今この瞬間に使えなくなるわけではありませんが、2025年、そして2026年へと時間が進むにつれて、セキュリティのリスクは高まり、使えるアプリは減っていきます。
特に2026年の「アプリの崖(マイナポータル等の改修)」や「修理の壁」にぶつかる前に、余裕を持って行動することが大切かなと思います。スマホは今や、お財布であり、身分証明書であり、連絡手段そのものです。その大切な資産を守るためにも、Android 11からの卒業を、ぜひ前向きに検討してみてくださいね。

