ふとした瞬間にスマホの画面右上に見慣れない緑の点やオレンジの点が光っていることに気づき、ドキッとした経験はありませんか。まるで誰かに監視されているような、盗撮されているのではないかという不安に駆られる方も多いはずです。実はこれ、iPhoneやAndroidに搭載されたプライバシー機能の一つなのですが、突然現れると驚いてしまいますよね。インスタやLINEを使っている時にも表示されるため、その意味や消し方を知っておくことはセキュリティを守る上で非常に大切です。この記事では、私が実際に調べた仕様や対処法をわかりやすくシェアします。

- iPhoneとAndroidにおける色の意味と違い
- インスタやLINEで表示される緑の点の正体
- 点が消えない場合に疑うべき原因と解決策
- ハッキングや盗撮のリスクを見分ける方法
スマホの緑の点とは?意味と警告の仕組み
まずは、多くの人が不安に感じるこの「謎の点」の正体について解説します。結論から言うと、これは故障やウイルスではなく、OSが標準で搭載している「プライバシーを守るための通知機能」です。具体的にどのような時に光るのか、その仕組みを見ていきましょう。
iPhoneのオレンジの点と緑の点の違い
iPhone(iOS 14以降)を使っている方は、ステータスバーに現れる点の色によって、現在どの機能が使われているかを瞬時に判断できます。ここを理解するだけで、不安の9割は解消されるはずです。
- 緑の点:カメラ(またはカメラとマイクの両方)が起動している時
- オレンジの点:マイクのみが起動している時
例えば、標準のカメラアプリを立ち上げたり、Zoomでビデオ通話をしている時は「緑の点」が点灯します。一方で、Siriに話しかけたり、ボイスメモを録音している時、あるいは通話中には「オレンジの点」が点灯します。
もし、ホーム画面を眺めているだけなのにこれらの点が光った場合は、バックグラウンドで何らかのアプリがカメラやマイクを動かしている合図になります。
画面右上の緑の点はAndroidでも出る?
「私はAndroidだから関係ない」と思っていませんか?実はAndroid 12以降の端末でも、同様のプライバシーインジケーター機能が導入されています。
Androidの場合、アプリがカメラやマイクを使い始めた瞬間に、画面右上に「カメラのアイコン」や「マイクのアイコン」が緑色の背景で一瞬表示され、その後に小さな緑の点(ドット)へと変化して常駐する仕様が一般的です。
点が光っている最中に画面上部から下へスワイプ(通知バーを下ろす)すると、現在どのアプリがカメラやマイクを使っているか、具体的なアイコン付きで確認することができます。
インスタの緑の点はオンライン状態を示す
ここで少しややこしいのが、Instagram(インスタ)を使っている時に見る緑の点です。実は、画面右上のステータスバーに出る点とは別に、アプリ内のアイコン付近に出る緑の点も存在します。
インスタのダイレクトメッセージ(DM)画面などで、友達のアイコンの右下に緑の点がついているのを見たことがありませんか?これは「アクティビティステータス」と呼ばれ、その人が現在アプリを開いている(オンラインである)ことを意味しています。
これは盗撮や盗聴とは全く関係ありません。「自分がオンラインだとバレたくない」という場合は、インスタの設定から「アクティビティステータス」をオフにすることで消すことができます。
LINEの緑の点はプロフィールの更新通知
LINEでも緑の点を見かけることがありますが、これもまた意味が異なります。LINEの友達リストやトーク一覧で、アイコンの右上に緑の点がついている場合、それは「その人が最近プロフィール(画像やステータスメッセージ、BGMなど)を変更した」という更新通知です。
LINEには標準で「今オンラインです」と知らせる機能はないため、この点は単なる「更新のお知らせ」に過ぎません。「監視されている?」と心配する必要はないので安心してくださいね。
盗撮のサイン?勝手につく原因を解説
さて、一番怖いのが「カメラアプリも起動していないし、通話もしていないのに、画面右上の緑の点が勝手につく」というケースです。これが盗撮のサインなのかどうか、冷静に見極める必要があります。
多くの場合は、以下のような「意図しないバックグラウンド動作」が原因です。
- 誤作動:カメラアプリを閉じたのに、処理が追いつかず表示だけ残っている。
- 音声アシスタント:「Hey Siri」や「OK Google」の聞き取り待機で一瞬反応した。
- ウェブブラウザ:SafariやChromeで、マイク権限を許可したサイトを開きっぱなしにしている。
しかし、これらに心当たりがない場合は、悪意のあるアプリが隠れて動作している可能性もゼロではありません。次の章で、具体的な対処法を確認していきましょう。
スマホの緑の点が消えない時の対処法

「ずっと緑の点が消えない!気持ち悪い!」と感じた時に、まず試してほしい基本的な対処法から、セキュリティリスクを排除するための設定見直しまでをステップ形式でご紹介します。
ずっとついてる場合はアプリを終了する
最も手っ取り早い解決策は、バックグラウンドで動いているアプリを全て終了させることです。いわゆる「タスクキル」ですね。
iPhoneなら画面下から上へスワイプして停止、Androidならマルチタスクボタンから「すべてクリア」などを試してみてください。これで緑の点が消えれば、単に何かのアプリが裏で動いていただけ(例えばZoomがつなぎっぱなしだった、など)ということが分かります。
アプリを終了させても表示が消えない場合、スマホ本体を再起動してみてください。一時的なシステムエラーであれば、これでほとんど解決します。
ハッキングの危険性と確認すべき設定
再起動しても頻繁に緑の点がつく、あるいは特定のアプリを入れてから挙動がおかしいという場合は、少し警戒が必要です。特に「ストーカーウェア」と呼ばれる監視アプリは、所有者に気づかれないように位置情報やカメラ映像を送信することがあります。
iPhoneの場合、緑の点が点灯している時(または消えた直後)にコントロールセンターを開くと、画面の最上部に「どのアプリがカメラ/マイクを使ったか」が表示されます。ここで「電卓」や「カレンダー」など、カメラを使う必要がないアプリ名が表示されたら要注意です。
緑の点を消す方法と権限の見直し手順
不要なアプリがカメラやマイクにアクセスできないよう、権限を剥奪(オフに)してしまうのが最も確実な「消す方法」であり、セキュリティ対策です。
| OS | 設定手順 |
|---|---|
| iPhone | 「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「マイク」または「カメラ」を開き、不要なアプリのスイッチをオフにする。 |
| Android | 「設定」>「プライバシー」>「権限マネージャー」を開き、カメラやマイクの項目から許可しないアプリを選択する。 |
「便利そうだから」と過去に何気なく許可してしまったアプリが、裏で動いていることはよくあります。定期的にこの設定画面を見直す癖をつけると良いですね。
不正アプリやマルウェアを見分ける方法
権限設定を見てもよく分からない、でも不安だという方は、以下のポイントをチェックしてみてください。
- スマホが異常に熱くなる、バッテリーの減りが急激に早くなった。
- 身に覚えのないアプリがインストールされている。
- データ通信量が急激に増えている(外部へデータを送信している可能性)。
もし、明らかに怪しいアプリ(例えば「System Update」のような偽装された名前や、アイコンがない透明なアプリなど)を見つけたら、即座にアンインストールしましょう。どうしても不安が拭えない場合は、最終手段としてスマホの初期化を検討するか、携帯ショップや専門のセキュリティ窓口に相談することをおすすめします。
まとめ:スマホの緑の点は安全を守る機能
スマホの画面に出る「緑の点」や「オレンジの点」は、決して怖いものではありません。むしろ、「あなたのカメラやマイクが今使われていますよ」と教えてくれる、頼れる番犬のような存在です。
この機能があるおかげで、私たちは「勝手に盗撮されるリスク」に気づけるようになりました。点が光った時は慌てずに、「今どのアプリを使っているかな?」と確認し、必要であれば設定を見直す。このサイクルさえ身につければ、より安全に、快適にスマホライフを楽しめるはずです。まずは一度、ご自身のスマホの設定画面を開いてみてくださいね。

