Outlookを使っていると、メールの本文にあるはずの画像が表示されないで赤いバツ印になってしまったり、あるいはタスクバーのアイコン自体にバツ印がついて消えないことってありますよね。特にOutlook 2016やMicrosoft 365を使っている環境で、大切なHTMLメールの画像が見られないと内容がわからなくて困りますし、もしオフライン状態で接続できないとなると仕事そのものがストップしてしまいます。実はこれ、単なる不具合というよりもセキュリティの設定や一時ファイルのトラブルが原因のことが多いんです。この記事では、そんな厄介なOutlookのバツ印に関する現象について、私が調べた対処法をわかりやすく共有します。

- メール内の画像がバツ印になる際の設定やキャッシュの修正方法がわかる
- アイコンにバツ印がついて送受信できない時の接続トラブル解消法がわかる
- Outlookのバージョンによる設定画面の違いやレジストリ操作の手順がわかる
- プロファイルの再作成など、どうしても直らない時の高度な対処法がわかる
Outlookのバツ印で画像が表示されない原因
まずは、受信したメールの中身に「赤いバツ印」が出てきて、本来あるはずの画像や写真が表示されないトラブルについてです。これ、実はOutlookが私たちのセキュリティを守ろうとしてくれている結果だったりするんですよね。まずは設定周りから見ていきましょう。
メールの画像が赤いバツになる設定確認
メールを開いたときに画像が表示されず、赤いバツ印(×)だけが表示される場合、一番最初に疑うべきなのは「画像の自動ダウンロード設定」です。
Outlookは、標準の状態だとインターネット上の画像を勝手にダウンロードしないようになっています。これは、スパムメールの業者が「画像を表示させた」という情報を追跡するのを防ぐためなんですね。なので、まずはこれが不具合なのか、単なるブロック機能なのかを確認する必要があります。
ここをチェック!
メールの上部に「画像を表示するには、ここをクリックしてください」といったメッセージバーが出ていませんか?もし出ているなら、それをクリックして「画像をダウンロード」を選べば表示されるはずです。
もし、毎回これをクリックするのが面倒だという場合は、「信頼できる差出人のリスト」に登録するか、自動ダウンロードの設定を変更することもできますが、セキュリティの観点からは慎重に行ったほうがいいかなと思います。
リンクされた画像を表示できませんの対処
設定上は問題なさそうなのに、「リンクされた画像を表示できません」というメッセージとともに赤いバツ印が出ることもあります。これには、ちょっと意外な設定が影響していることがあるんです。
実は、昔のInternet Explorerの設定がOutlookにも影響している場合があるんですね。「インターネットオプション」の中に、「暗号化されたページをディスクに保存しない」という項目があるんですが、これがオンになっていると、SSL(HTTPS)で保護された画像がうまく一時保存できず、表示エラーになることがあるようです。
注意点
Internet Explorer自体はもうサポート終了していますが、コントロールパネル内の「インターネットオプション」設定は、依然としてシステム全体に影響を及ぼしています。
一度コントロールパネルを開いて、この設定のチェックが外れているか確認してみると良いかもしれません。
Outlook 2016等の画像表示されない問題
Outlook 2016や2019、LTSC版など、いわゆる従来のデスクトップ版を使っている場合、画像が表示されない原因として「BlockHTTPImages」というレジストリ値が関係していることもあるそうです。
最近はウェブ全体でセキュリティが強化されていて、暗号化されていない「HTTP」の画像をブロックする動きが進んでいます。もし、社内システムからのメールなどで古いHTTP形式の画像リンクが使われていると、Outlook側で強制的にブロックしてバツ印を表示させている可能性があります。
この場合、セキュリティ的には正しい挙動なのですが、どうしても業務で必要な場合はレジストリを確認する必要が出てくるかもしれません。ただ、レジストリ操作はリスクもあるので、まずはシステム管理者に相談するのが安心ですね。
HTMLメールのバツ印とキャッシュ削除
ここが今回一番お伝えしたいポイントなのですが、設定は合っているのにどうしてもバツ印が消えない場合、「SecureTempFolder(通称:OLKフォルダ)」という一時保存場所が壊れている可能性が高いんです。
Outlookは画像を画面に出すために、裏側でこっそり一時ファイルを作っているんですが、このフォルダの中にゴミファイルが溜まりすぎたり、番号の管理がおかしくなったりすると、新しい画像を作れなくなって「表示不能=バツ印」にしてしまうようなんです。
厄介なことに、このフォルダは普通のフォルダ階層には見当たらない場所に隠されています。
| バージョン | レジストリの場所 (HKEY_CURRENT_USER内) |
|---|---|
| Outlook 2016 / 2019 / 365 | Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Security |
| Outlook 2013 | Software\Microsoft\Office\15.0\Outlook\Security |
このレジストリの中にあるOutlookSecureTempFolderという値に、そのフォルダの場所が書いてあります。そのパスをコピーしてエクスプローラーのアドレスバーに貼り付け、中にあるファイルを一度全部削除してみると、嘘のように直ることがあるので試す価値アリです!
Outlook 365や新しい版でのバツ印対策
最近増えている「新しいOutlook(New Outlook for Windows)」を使っている方は、話が少し変わってきます。この新しいOutlookは、中身がウェブブラウザ(Edgeなど)の技術で作られているため、これまでのOutlookとは設定場所も仕組みも全然違うんです。
以前のような「ファイル」メニューや「トラストセンター」が見当たらないので戸惑いますよね。新しいOutlookでは、「設定(歯車マーク)」→「全般」→「プライバシーとデータ」の中に画像の扱いに関する設定があります。
補足
新しいOutlookの場合、画像表示の不具合はアプリ自体のキャッシュというより、Edgeブラウザのキャッシュクリアや、プライバシー設定の見直しで改善することが多いようです。
また、Microsoftのサーバーを経由して画像を読み込む仕組みになっているため、ネット回線が遅いとタイムアウトしてバツ印になることもあるみたいです。この場合は、少し待ってみるしかありませんね。
アイコンに出るOutlookのバツ印を消す方法

次はもっと深刻な、メールの送受信そのものができないパターンです。タスクバーやデスクトップにあるOutlookのアイコン自体に赤いバツ印がついてしまっている場合、アプリの状態や接続に問題が起きています。
Outlookがオフラインでバツになる時
アイコンにバツ印がついている時、一番最初に疑うべきなのは「オフライン作業モード」になっていないかどうかです。これ、意外と無意識にクリックしてしまっていることが多いんですよね。
Outlookの画面下(ステータスバー)を見てみてください。「オフライン作業中」や「切断」と表示されていませんか?もしそうなら、「送受信」タブにある「オフライン作業」というボタンが押された状態(色が濃くなっている状態)になっているはずです。
これをポチっとクリックして解除してあげるだけで、アイコンのバツ印が消えて、何事もなかったかのようにメールが届き始めることがあります。まずはここをチェックですね。
タスクバー等のアイコンの赤いバツ修正
オフラインモードではないのにタスクバーのアイコンにバツがついている場合、単純にOutlookの表示がおかしくなっているだけの可能性もあります。
一度Outlookを完全に終了させてから、再起動してみてください。それでも直らない場合は、パソコン自体を再起動してみましょう。これだけでアイコンの表示バグが直ることもよくあります。
また、OneDriveの同期エラーなどで、ファイルのエクスプローラー上にあるOutlookデータファイルにバツ印がついているのを、アプリの異常と勘違いしてしまうケースもあるようです。バツ印がどこに付いているのか、よーく観察してみるのも大切ですね。
Outlookのバツ印が消えない接続障害
再起動しても直らず、ずっと「切断」状態が続く場合は、ネットワークの設定やアカウントの認証エラーが疑われます。特に最近、Microsoft 365などのセキュリティ強化で、認証方式が変わった影響が出ていることもあるみたいです。
パスワードが変わったのにOutlook側に古いパスワードが残っていると、接続できずにバツ印になることがあります。この場合、一度サインアウトするか、Windowsの「資格情報マネージャー」から古いOffice系の資格情報を削除して、サインインし直すと解決することがあります。
注意
企業のメールなどを使っている場合、社内のネットワーク変更でポート番号などが変わっている可能性もあります。設定変更は慎重に行いましょう。
接続切断時のプロファイル再作成手順
いろいろ試してもどうしてもバツ印が消えず接続できない場合、最終手段として考えられるのが「プロファイルの再作成」です。Outlookの設定データ(プロファイル)自体が壊れてしまっていると、何をしても直らないことがあるんです。
コントロールパネルの「Mail (Microsoft Outlook)」から、「プロファイルの表示」を選び、新しいプロファイルを追加してメール設定を一からやり直します。
ポイント
いきなり今のプロファイルを削除するのではなく、新しく「追加」して、そちらで起動するように設定を変えるのがおすすめです。もしダメでも、前の状態に戻せますからね。
これでバツ印が消えて正常に動くなら、やはり古いプロファイルが原因だったということになります。
Outlookのバツ印トラブル解決のまとめ

今回は、「outlook バツ印」で検索した時に直面する、画像が表示されない問題と、アイコンが接続エラーになる問題の2つについて見てきました。
画像のバツ印は「自動ダウンロードの設定」や「SecureTempFolderのキャッシュ削除」で直ることが多く、アイコンのバツ印は「オフライン作業の解除」や「プロファイルの再作成」が有効な解決策になります。
いきなり難しい設定をいじるのではなく、まずは簡単な再起動やボタンの確認から試してみてくださいね。どうしても不安な時は、「Microsoft Support and Recovery Assistant」という公式の修復ツールを使ってみるのも一つの手かなと思います。
免責事項
レジストリ操作などはシステムに影響を与える可能性があります。あくまで自己責任で行っていただくか、自信がない場合は詳しい人や専門家に相談することを強くおすすめします。

