Outlookでメールを作成しているとき、勝手に箇条書きが始まったり、意図せず絵文字に変換されたりしてイライラした経験はありませんか。私自身も業務メールの作成中に、ちょっとした記号が勝手に変換されてしまい、元に戻すのに時間を取られることがよくありました。「outlook オートコレクト 無効」に関する設定を探しても、メニューの階層が深かったり、バージョンによって場所が違ったりして困惑してしまいますよね。この記事では、そんなOutlookの「お節介機能」を制御し、勝手な変換やスペルチェックの赤い波線を消す方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。

- 勝手に始まる箇条書きや段落番号を停止する方法
- 意図しない絵文字変換やURLのリンク化を防ぐ手順
- 入力中の赤い波線や青い二重線を非表示にする設定
- New OutlookやMac、スマホ版での対処法
Outlookのオートコレクトを無効にする設定
まずは、多くの企業で標準的に使われているClassic版(従来版)のOutlookを中心に、具体的な無効化の手順を見ていきましょう。Outlookの自動修正機能は一つではなく、「オートコレクト」や「入力オートフォーマット」など複数の機能に分かれています。自分が「止めたい」と思っている挙動に合わせて、適切な設定箇所をピンポイントでオフにすることが解決への近道です。
勝手に箇条書きになるのを解除する
メールの行頭で「・」や「1.」などを入力して改行すると、次の行から勝手に箇条書きモードになってしまう機能。便利なお世話機能のつもりかもしれませんが、意図しないレイアウト崩れの原因になりがちですよね。
この機能を止めるには、「オートフォーマット」ではなく「入力オートフォーマット」というタブの設定を変更する必要があります。
設定へのアクセス手順
「ファイル」タブ > オプション > メール > 編集オプション > 文章校正 > 「オートコレクトのオプション」ボタンをクリックします。
表示された画面で「入力オートフォーマット」タブを選択し、以下の項目のチェックを外してください。
- 箇条書き (行頭文字)
- 箇条書き (段落番号)
これで、自分が意図したときだけ記号を入力できるようになり、勝手にインデントが下がる現象を防げます。
絵文字が勝手に変換されるのを防ぐ
笑顔のつもりで「:)」と打ったら、勝手にスマイルマークの絵文字「😊」に変換されてしまったことはありませんか?ビジネスメールでこれが起きると少し焦りますよね。
これは「オートコレクト」タブにある置換リストの仕業です。完全に機能をオフにする手もありますが、特定の文字だけ変換させたくない場合は、リストから削除するのがおすすめです。
特定の変換だけを削除する方法
「オートコレクト」タブの下部にあるリストから、削除したい項目(例::) や :-) など)を選択し、「削除」ボタンを押してください。これで、その顔文字だけはテキストのまま表示されるようになります。
もし、すべての自動置換を止めたい場合は、同じタブにある「入力中に自動修正する」のチェックを外せば一括で無効化できます。
赤い波線やスペルチェックを消す
専門用語や社内用語、ローマ字の名前を入力していると、画面が赤い波線だらけになって見づらいことがありますよね。これはスペルチェック機能が「ミス」だと判定しているためです。
この波線を消すには、「オートコレクトのオプション」を開く手前の画面、つまり「文章校正」のカテゴリで設定します。
- 入力時にスペルチェックを行う:これをオフにすると赤い波線が消えます。
- 自動文章校正:これをオフにすると、文法ミスを指摘する青い二重線が消えます。
注意点
スペルチェックを完全にオフにすると、本当に間違えている場合(英単語のミスなど)にも気付けなくなります。重要な英文メールを送る際などは、一時的にオンに戻すか、送信前に手動でチェックすることをおすすめします。
URLがリンクになる機能を停止
URLを入力すると、瞬時に青文字のハイパーリンクに変わりますが、フィッシング詐欺対策などで「リンクにせずにテキストとして送りたい」というケースもあるかと思います。
これは先ほどの「入力オートフォーマット」タブの中に設定があります。
「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」のチェックを外してください。これで、URLを入力してもただの文字として扱われるようになります。
予測入力で勝手に文字が出るのを防ぐ
最近のOutlookでは、文字を入力している最中に薄いグレーの文字で続きが提案される「テキスト予測」機能が追加されています。Tabキーを押すと確定されてしまうため、意図せず変な文章が挿入されてしまうことがあります。
この機能はオートコレクトとは別の場所に設定があります。
「ファイル」 > オプション > メール と進み、「入力時に単語や語句を提案する」という項目のチェックを外しましょう。これで、勝手に文字が出てくる煩わしさから解放されます。
環境別Outlookオートコレクト無効化ガイド

Outlookには、従来のWindows版(Classic)だけでなく、新しいOutlook(New Outlook)、Mac版、Web版、そしてスマホアプリ版など、様々な環境が存在します。それぞれの環境で設定画面への入り口や挙動が異なるため、自分の使っているOutlookに合わせた対策が必要です。
New Outlookでの設定変更手順
画面右上に「新しいOutlook」というトグルスイッチがあるバージョンや、Web版のOutlookでは、設定画面がシンプルになっています。
メール作成画面のリボンにある「オプション」や「エディター」から、「エディターの設定」を開いてみてください。そこにある「オートコレクト」や「スペルチェック」のスイッチをオフにすることで、機能を停止できます。
New Outlookでは、Classic版のように「特定の単語だけ置換リストから削除する」といった細かい調整ができない場合があります。機能全体をオンにするかオフにするかの二択になることが多いので注意が必要です。
Mac版での自動修正とOS設定
MacでOutlookを使っている場合、アプリの設定だけでなく、macOS自体の機能が干渉してくることがあります。特に「スマート引用符」や「スマートダッシュ」といった機能は、Outlook側でどれだけ設定しても直らないことがあります。
その場合は、Macのシステム設定を確認しましょう。「キーボード」設定の中にある「テキスト入力」や「編集」の項目で、「スマート引用符とスマートダッシュを使用」をオフにすると解決することが多いです。
スマホ版アプリとキーボード設定
iPhoneやAndroidのOutlookアプリで「勝手に文字が変わる」現象は、実はアプリではなくスマホのキーボード設定が原因であるケースがほとんどです。
Outlookアプリの設定を探しても「オートコレクト」という項目は見つかりません。スマホ本体の「設定」から「一般」>「キーボード」と進み、「自動修正」をオフにしてみてください。これで、Outlookアプリ上での勝手な変換も止まるはずです。
ショートカットで一時的に無効化
設定をいちいち変更するのが面倒な場合や、「今回だけは勝手に変換しないでほしい」という場面では、ショートカットキーが最強の解決策になります。
勝手に箇条書きになったり、リンクになったりした瞬間に、キーボードの「Ctrl + Z」(MacならCommand + Z)を押してみてください。
「元に戻す」の活用
これを行うと、直前の「自動修正」という操作だけが取り消され、入力したテキストはそのまま残ります。設定変更をするまでもない些細な修正なら、この方法が最も手軽で確実です。
Outlookのオートコレクトを無効にして快適に

Outlookのオートコレクト機能は、本来入力をサポートするためのものですが、自分の意図と違う動きをするとストレスの原因になってしまいます。
今回ご紹介したように、Classic版では「オートコレクトのオプション」から細かく設定できますし、New Outlookやスマホ版ではそれぞれの仕様に合わせた対処が必要です。完全にオフにするのも一つの手ですが、便利な機能は残しつつ、邪魔なものだけを無効にするのがスマートな使い方かなと思います。
ぜひ、自分の使いやすいようにカスタマイズして、毎日のメール作成を少しでも快適にしてみてくださいね。

