Outlookタイマー送信の全手順!PC電源オフやスマホ設定も解説

夜遅くにメールを作成したけれど相手に通知が行くのは申し訳ないから翌朝に送りたい、あるいは忘れないうちにメールを書いておきたいけれど送信は指定した日時にしたい、そんな経験は誰にでもあるはずです。Outlookのタイマー送信機能を使えば、こうした気遣いや効率化が簡単に実現できるのですが、実は使っているデバイスやOutlookのバージョンによって挙動が大きく異なります。特にPCの電源を切ると送られないケースや、スマホやMacだとボタンが見つからないといったトラブルも少なくありません。私が実際に試して分かった、環境ごとの確実な設定方法や注意点について詳しくお話しします。

タイマー送信
  • PCの電源を切った状態でも確実に送信予約する方法
  • iPhoneやAndroidスマホからタイマー送信を行う手順
  • 送信トレイに残ったまま送られない原因と解決策
  • 設定後の日時変更や予約取り消しの正しい操作フロー
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Outlookのタイマー送信を設定する手順と活用術

まずは、それぞれの環境で実際にタイマー送信(送信予約)を行うための具体的な手順を見ていきましょう。特に「PCの電源を落としても大丈夫なのか?」という点は、使用するOutlookの種類によって全く異なるので注意が必要です。

PC電源オフでも可能なWeb版の使い方

結論から言うと、最も確実でPCの電源を気にする必要がないのが、ブラウザで使う「Web版Outlook(Outlook on the web)」です。

会社のPCに入っているデスクトップアプリ版(Classic Outlook)を使っている方も多いと思いますが、実はアプリ版で「配信タイミング」を設定した場合、送信時刻にPCが起動していて、かつOutlookアプリが開いていないと送信されません。これだと「金曜の夜に設定して、週末はPCをシャットダウンしたい」という場合に困ってしまいますよね。

その点、Web版Outlookはクラウド上のサーバーで処理されるため、予約設定さえ済ませれば、PCの電源を切っても、ブラウザを閉じても、指定した時間に自動で送信されます。

Web版での設定手順

  1. ブラウザでOutlookにログインし、メールを作成します。
  2. 送信ボタンの右横にある「v(下矢印)」をクリックします。
  3. 送信予約」を選択します。
  4. 「明日の朝 8:00」などの候補、または「カスタム時間」で好きな日時を指定します。
  5. 最後に「送信」を押すと、「下書き」フォルダに予約状態で保存されます。

私は普段デスクトップ版を使っていますが、PCを閉じて外出したい時だけはこのWeb版を開いて予約するようにしています。これが一番安心な方法かなと思います。

スマホから送信予約を行う操作方法

移動中や出張先で、iPhoneやAndroidのOutlookアプリからサクッと送信予約ができたら便利ですよね。モバイル版アプリでも機能は実装されています。

操作はとてもシンプルです。メール作成画面で、いつもの紙飛行機マーク(送信ボタン)をタップするのではなく、長押ししてみてください(Androidなど一部の環境では、メニュー内の「送信予約」を選ぶ場合もあります)。

すると、画面下部に日時指定のオプションが表示されます。「明日の朝」といったプリセットか、自分で「時間を選択」して設定完了です。

注意点:アカウントの種類に依存します

この機能が使えるのは、基本的にMicrosoft 365やExchangeのアカウントを使っている場合のみです。GmailやYahoo!メールなどをOutlookアプリで設定している場合、この「送信予約」ボタン自体が表示されないことが多いので注意してください。

Mac版でボタンがグレーアウトする対策

Macユーザーの方で、「送信ボタンの横にあるはずの矢印が押せない」「グレーアウトしていて予約できない」という相談をよく見かけます。これにはMac版特有の事情がいくつか絡んでいます。

まず、Mac版Outlookには「Legacy(旧UI)」と「New(新UI)」の2つのモードがあります。Legacy版では「あとで送信」という機能になりますが、これはWindowsのClassic版と同様、Macがスリープすると送信されないという弱点があります。

一方、New Outlook for Macに切り替えると、サーバーサイドでの「送信予約」が可能になり、Macを閉じても送信されるようになります。しかし、ここで問題になるのが「ボタンが押せない」現象です。

スペルチェックが原因かも?

意外な落とし穴として、スペルチェックの設定が干渉しているケースがあります。設定メニューの「編集」からスペルチェックのタイミングを変更したり、一度オフにしたりすることで改善する場合がありますので、試してみてください。

設定した日時の変更や取り消しをする方法

「明日の朝9時に送るつもりが、資料の添付を忘れていた!」なんてこと、ありますよね。予約したメールの修正やキャンセルは簡単にできますが、メールが「どこにあるか」を知っておく必要があります。

Web版やNew Outlook、モバイル版の場合、予約されたメールは「下書き(Drafts)」フォルダに保存されています(環境によっては「予約済み」などのタグが付くこともあります)。

操作 手順
内容を修正する 「下書き」にあるメールを開き、鉛筆マーク(編集)をクリックします。これで予約がいったん解除され、編集モードになります。
日時を変更する 編集モードに入った後、再度「送信予約」から新しい日時を設定し直します。
予約を取り消す 編集モードにし、そのまま「送信」を押せば即時送信になります。破棄したい場合はゴミ箱へ移動します。

Classic Outlook(Windowsデスクトップ版)の場合は、「送信トレイ」に入っていますので、そこからメールを開いて設定を変更することになります。

Teamsと連携して遅延送信を行うテクニック

最近は社内連絡はメールよりTeams、という方も多いでしょう。実はTeamsにも同様の「指定日時に送信」機能がついています。

メッセージ入力欄の送信ボタン(紙飛行機)を右クリック(スマホなら長押し)すると、送信日時を指定できます。メールで堅苦しく送るほどではないけれど、夜分に通知を鳴らすのは気が引ける…という時は、Teamsの予約送信を活用するのも賢い選択ですね。

また、Outlookでメール予約をしたことを忘れないように、Power Automateなどを使って自分宛にTeams通知を送るような高度な連携をしている方もいますが、まずはシンプルに「OutlookはWeb版で予約」「Teamsは右クリックで予約」と使い分けるのが分かりやすいかなと思います。

Outlookでタイマー送信ができない原因と解決策

タイマー送信1

いざ使おうと思った時に「ボタンがない!」「時間になっても送られていない!」というトラブルに直面することがあります。ここでは、よくある失敗パターンとその解決策をまとめました。

送信トレイに残る場合の対処と確認点

Windowsのデスクトップアプリ(Classic Outlook)を使っている場合、最も多いのが「指定時刻を過ぎても送信トレイにメールが残ったまま」という現象です。

これには主に2つの原因が考えられます。

  1. PCまたはOutlookが起動していなかった

    先ほどもお伝えしましたが、Classic版の機能はPC本体が動いていないと作動しません。送信時刻にPCがスリープしていたり、Outlookを閉じていたりすると、次にOutlookを開くまで送信されずに残り続けます。

  2. メールを「編集状態」にしてしまった

    これが意外と多いミスです。送信トレイにある待機中のメールを「内容確認しよう」と思ってダブルクリックで開いてしまい、そのまま閉じていませんか?

    一度開いて閉じると、メールのステータスが「送信待ち(イタリック体)」から「編集(通常フォント)」に変わってしまいます。この状態だと、いくら時間が経過しても送信処理が走りません。必ずもう一度「送信」ボタンを押して、送信トレイに格納し直してください。

iPhoneやAndroidでボタンがない理由

スマホアプリで「送信ボタンを長押ししても何も起きない」という場合、アプリのバージョンが古いか、設定しているメールアカウントの種類が原因である可能性が高いです。

まず、アプリストアでOutlookアプリが最新になっているか確認しましょう。それでもダメな場合は、アカウントの設定を見直す必要があります。

New Outlookで機能が表示されない仕様

Windowsでも最近、「New Outlook」という新しいバージョンへの切り替えが推奨されていますが、これに切り替えた途端に「送信予約が使えなくなった」という声をよく聞きます。

New Outlookは見た目がモダンで使いやすい反面、機能的にはWeb版に近くなっており、一部の旧来の機能が非対応になっています。特に、次に説明する「アカウントの種類」による制限を厳格に受けるようになっています。

IMAPアカウントで予約送信が使えない制限

これが「できない」理由の最大の核心かもしれません。

Outlookの送信予約(特にWeb版やNew Outlook、モバイル版などのサーバーサイド処理)は、MicrosoftのExchangeサーバーの機能を利用しています。そのため、Gmail、Yahoo!メール、プロバイダのメール(OCNやSo-netなど)を「IMAP」や「POP」形式で設定している場合、送信予約機能は基本的に使えません。

環境 Exchange (Microsoft 365) IMAP / POP (Gmail等)
Classic Outlook (Win) 〇 (PC起動必須) 〇 (PC起動必須)
New Outlook (Win/Mac) 〇 (PC電源OFF可) × (ボタン非表示)
Web版 (OWA) 〇 (PC電源OFF可) – (他社メールは扱えない)
モバイルアプリ × (ボタン非表示)

もしGmailなどで予約送信を行いたい場合は、Outlookアプリ経由ではなく、GmailのWebサイトや公式アプリから直接予約機能を使うのが解決の近道です。

Outlookのタイマー送信を成功させるまとめ

タイマー送信2

Outlookのタイマー送信は非常に便利ですが、その仕組みは少し複雑です。最後に成功させるためのポイントを整理します。

失敗しないためのチェックリスト

  • PCの電源を切りたいなら、迷わずWeb版Outlookを使う。
  • 会社のPCアプリ(Classic版)を使うなら、送信時刻までPCとアプリを起動したままにする。
  • スマホやNew Outlookでボタンが出ない時は、IMAPアカウント(Gmail等)ではないか確認する。

これらの特性を理解して使い分ければ、「送れていなかった!」というミスは確実に防げるはずです。相手の時間を尊重するスマートなメール送信に、ぜひ役立ててくださいね。

※本記事の情報は執筆時点の仕様に基づきます。ソフトウェアの更新により機能や操作方法が変更される場合がありますので、正確な情報はMicrosoft公式サイトをご確認ください。

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