Outlookを使っていると、メールをクリックしただけで勝手に既読になってしまい、後で返信しようと思っていたのに忘れてしまったという経験はありませんか。大切なメールを見逃さないためにも、Outlookで開封済みにしない設定に変更したいと考える方は非常に多いです。実は、プレビューしただけで既読にしないようにする方法は、設定を少し変えるだけで簡単に実現できます。一方で、設定を変えたはずなのにOutlookで既読にならないトラブルや、逆に溜まったメールを一括で既読にする方法を知りたいという声もよく耳にします。また、相手に既読がつかないようにする開封確認の設定と混同しやすい部分でもあります。この記事では、Outlookが勝手に既読になる挙動を防ぎ、自分のタイミングで管理するための手順を、WindowsやMac、新しいOutlookなどの環境別に詳しく解説します。

- Outlookのメールが自動的に開封済みになる原因と対策
- 閲覧ウィンドウでプレビューしても既読にしない具体的な設定手順
- 新しいOutlookやMac版、スマホアプリでの未読管理テクニック
- ショートカットキーを使って効率的に既読と未読を切り替える方法
Outlookを開封済みにしないための設定ガイド
まずは、多くの企業やユーザーが利用している従来のWindows版Outlook(Classic Outlook)を対象に、メールが勝手に既読になってしまうメカニズムとその解決策について詳しく見ていきましょう。この設定を行うだけで、メール管理のストレスが劇的に減るはずです。
Outlookが勝手に既読になる原因とは
なぜOutlookは、私たちが「まだ読んでいない」と思っているメールを勝手に既読にしてしまうのでしょうか。その原因は、Outlookのデフォルト(初期)設定にあります。
通常、Outlookの画面構成には「閲覧ウィンドウ(プレビュー画面)」があり、メール一覧でメールを選択すると、その内容が右側や下側に表示されますよね。このとき、Outlookは「メールを表示した=読んだ」と判断し、システム的に既読フラグ(開封済みマーク)を付けてしまうのです。
特に問題なのが、「選択する項目を変更したときに開封済みにする」という設定がデフォルトでONになっていることです。これにより、矢印キーでメールを移動したり、別のメールをクリックしたりした瞬間に、前のメールが自動的に既読に変わってしまいます。
この挙動は、メールを次々と処理していく上では便利かもしれませんが、「とりあえず内容は確認したけれど、タスクとしては未処理(未読)のまま残しておきたい」という場合には、非常に厄介な仕様となってしまいます。
プレビュー画面で既読にしない設定手順
では、この「勝手に既読になる」挙動を止めて、自分の意志で既読にするまで「未読」をキープする設定を行いましょう。手順は以下の通りです。
まず、Outlookの画面左上にある[ファイル]タブをクリックし、左側のメニューから[オプション]を選択します。
「Outlookのオプション」という画面が開くので、以下の手順で進んでください。
- 左側のリストから[詳細設定]をクリックします。
- 「Outlookウィンドウ」という項目が見つかるまでスクロールします。
- [閲覧ウィンドウ]ボタンをクリックします。
ここで表示される小さな画面が、既読設定の心臓部です。以下の2つの項目のチェックを必ず外してください。
- 閲覧ウィンドウでの表示が終わったら開封済みにする
- 選択する項目を変更したときに開封済みにする
特に2つ目の「選択する項目を変更したときに~」のチェックを外すことが重要です。これで、いくらメールを表示しても、別のメールに移動しても、勝手に「開封済み」になることはなくなります。
既読にならない時のトラブル対処法
設定を変更したはずなのに、「なぜか既読にならない」あるいは「設定が反映されない」と感じることがあるかもしれません。そのような場合は、以下の点を確認してみてください。
まず、企業で管理されているPCの場合、グループポリシー(GPO)という仕組みによって、管理者が設定を強制している可能性があります。この場合、自分で設定を変更しても、パソコンを再起動すると元に戻ってしまうことがあります。もし設定が維持できない場合は、一度社内のIT担当者に相談してみるのが良いでしょう。
スマホや別のPCでも同じメールを見ていませんか? IMAPやExchangeサーバーを利用している場合、別のデバイスでメールを開くと、その情報が同期されてPC側でも既読になることがあります。
既読がつかない設定の確認ポイント
「Outlook 既読 つかない」と検索される方の中には、「自分が送ったメールに対して、相手が読んだかどうかの通知(開封確認)が来ない」というケースでお悩みの方もいるかもしれません。
今回解説している「開封済みにしない」設定は、あくまで「自分のメールボックス内で、自分用のメモとして未読のままにする」ためのものです。相手に通知される「開封確認」とは全く別の機能ですので、混同しないように注意しましょう。
相手に開封確認を要求しても、相手側のOutlook設定で「開封確認メッセージを送信しない」と設定されていれば、既読通知は届きません。最近はプライバシーの観点から、自動返信しない設定にしている企業も多いですね。
溜まった未読を一括で既読にする技
自動で既読にならない設定にすると、今度は「読み終わったメールを手動で既読にするのが面倒」と感じるかもしれません。マウスで右クリックして「既読にする」を選んでいませんか? 実はもっと爆速で処理する方法があります。
それは、ショートカットキーを使う方法です。
| アクション | ショートカットキー |
|---|---|
| 選択したメールを既読にする | Ctrl + Q |
| 選択したメールを未読にする | Ctrl + U |
| すべてのメールを選択する | Ctrl + A |
例えば、未読メールが溜まってしまい「一括で既読にしたい」ときは、メール一覧で Ctrl + A を押して全選択し、その後に Ctrl + Q を押せば、一瞬ですべて既読にできます。この「Ctrl + Q(既読)」と「Ctrl + U(未読)」は、指が覚えるまで使ってみてください。マウス操作とは比べ物にならないほど快適になりますよ。
新Outlookやスマホも開封済みにしない方法

最近普及が進んでいる「新しいOutlook(New Outlook)」やMac版、そしてスマートフォンアプリでは、設定メニューや挙動が従来のWindows版とは少し異なります。ここでは、それぞれの環境に合わせた「開封済みにしない」ためのテクニックをご紹介します。
新しいOutlookでの設定変更手順
Windowsの「新しいOutlook」は、Web版のOutlookと設定画面がほぼ同じになっています。従来版とは場所が違うので戸惑うかもしれませんが、以下の手順で設定可能です。
- 画面右上の[歯車アイコン](設定)をクリックします。
- 設定メニューから [メール] > [メッセージの取り扱い] を選択します。
- 「既読にする」というセクションを探します。
ここで、ラジオボタンの選択肢が表示されますので、「自動的に開封済みにしない」を選択して、最後に必ず[保存]ボタンを押してください。
新しいOutlookでは、設定したはずなのに画面を開き直すと設定が戻ってしまうという現象が報告されることがあります。その場合は、ブラウザのキャッシュをクリアしたり、アプリのリセットを試したりすると改善することがあるようです。まだ発展途上のアプリなので、挙動が安定しないこともある点は留意しておきましょう。
Mac版Outlookでの既読設定
Macをお使いの方も、基本的には同様の設定が可能です。メニューバーの「Outlook」から「設定(または環境設定)」を開き、「閲覧」という項目を探してみてください。
Mac版で重要なのはショートカットキーの違いです。Windowsでは「Ctrl + Q」でしたが、Macの標準的なショートカットは以下のようになります。
- 既読にする:Command + T
- 未読にする:Command + Shift + T (または Ctrl + U)
「WindowsからMacに乗り換えたらショートカットが効かない!」という方は、ぜひ Command + T を試してみてくださいね。
スマホアプリでの賢い未読管理術
外出先でiPhoneやAndroidのOutlookアプリを使うことも多いですよね。しかし残念ながら、現在のスマホ版Outlookアプリには「メールを開いても既読にしない」という設定項目が存在しません。
アプリの仕様上、メール一覧からタップして詳細画面を開いた時点で、即座に「既読」としてサーバーに送信されてしまいます。「じゃあ、どうすればいいの?」と思いますよね。そこで推奨したいのが、スワイプ操作を活用した運用回避です。
スワイプ操作で即座に未読へ戻す方法
設定で防げないなら、手動で瞬時に戻すしかありません。Outlookアプリの「スワイプオプション」を設定することで、このストレスを解消できます。
アプリの設定(歯車アイコン)から「スワイプオプション」を開き、例えば「右にスワイプ」の動作に「開封済み/未読にする」を割り当ててみてください。
- メールをタップして中身を読む(この時点で既読になる)。
- 一覧画面に戻る。
- 「これは後でPCで対応したい」と思ったら、そのメールをサッとスワイプして「未読」に戻す。
この「読んで即戻す」というアクションを習慣化してしまえば、PCを開いたときに「あれ?あのメールどこだっけ?」とタスクを見失うことを防げます。
Outlookを開封済みにしない運用の結論
Outlookでメールを「開封済み(既読)にしない」設定について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
メールにおける「未読」マークは、単なる「読んでいない」という状態表示以上に、私たちにとって「まだ終わっていないタスク」を意味する重要なシグナルです。Outlookのデフォルト設定のように、勝手に既読になってしまうと、タスク管理の主導権をシステムに奪われてしまっているようなものです。
今回ご紹介したように、Windows版やWeb版では設定で自動既読をOFFにし、ショートカットキー(Ctrl+Q)を使って「自分の意志で既読にする」運用に切り替えることを強くおすすめします。スマホ版ではスワイプ操作というひと手間が必要ですが、これも慣れれば強力な武器になります。
ぜひご自身の環境に合わせて設定を見直し、メールに振り回されない快適なワークフローを手に入れてくださいね。
