エクセル縦書きで数字だけ横にする方法!ズレの直し方も解説

エクセルを使っていて、日本語の文章は縦書きにしたいのに、日付や年齢などの「数字」まで縦に1文字ずつバラバラになってしまって、困ったことはありませんか?ビジネス文書やちょっとした案内状を作るとき、このエクセルで縦書きにして数字だけ横に並べる「縦中横」の設定がうまくいかず、文字がズレてしまったり、思うように揃わなかったりして、イライラしてしまう人は結構多いんじゃないかなと思います。とくに、2桁の数字がズレる問題や、3桁以上の数字をどうやって綺麗に収めるか、Mac環境でのやり方の違いなど、細かいところでつまずきやすいんですよね。そこで今回は、エクセルで縦書きの文章の中に数字だけを横向きに綺麗に配置する具体的な方法や、文字間隔の不自然なズレを直して美しく均等割付で揃えるコツなどを、私なりにわかりやすくまとめてみました。

縦書き
  • セル内改行を使って手軽に数字を横に並べる手順
  • テキストボックスを活用してレイアウトを綺麗に揃える方法
  • 3桁以上の数字を横並びにするためのWord連携テクニック
  • 縦書き時の文字間隔のズレや記号の向きを修正する裏技
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エクセルの縦書きで数字だけ横にする方法

まずは、エクセルの縦書き文章の中で、数字の部分だけを横向きに並べる基本的なアプローチから見ていきましょう。

手軽にできる簡易的な方法から、レイアウトを重視した本格的なやり方まで、状況に合わせて使い分けられるようにいくつかピックアップしてみました。

セル内改行で2桁の数字を素早く配置

一番手っ取り早くて、よく使われているのが「セル内改行」を使ったやり方ですね。

これは、セルの書式設定自体は「横書き」のままにしておいて、文字と文字の間に手動で改行を入れていくことで、見た目だけを縦書きっぽくするという力技です。

たとえば、「2030年」と入力したい場合、数字の「2030」はそのまま打って、その直後に改行のショートカットキー(WindowsならAlt + Enter)を押します。そして次の行に「年」と打ち込むわけです。
こうすると、数字の塊だけが横に並んだ状態で、全体としては縦に伸びていくような見栄えになります。最後に「中央揃え」をしてあげれば、そこそこ綺麗に整いますね。

注意点

この方法はすごく簡単なんですが、セルの中に無理やり改行コードを入れているので、エクセルにとってはそのセルはもう「純粋なデータ」ではなくなってしまいます。
あとから計算に使ったり、データを別のソフトに持っていったりする予定がある場合は、エラーの原因になるので避けたほうが無難です。あくまで「印刷して終わり」の使い捨てシート向けのテクニックだと思ってください。

テキストボックスで文字を綺麗に揃える

セルのデータとしての性質を壊したくない場合や、もっと自由にレイアウトを整えたいときにおすすめなのが、「テキストボックス」を使った方法です。

実はエクセルのテキストボックスには、ちょっとした隠し仕様みたいなものがあって、これをうまく使うと「縦中横」がすごく簡単にできるんです。

テキストボックスで自動的に縦中横にする手順

やり方は以下の通りです。

1. まず、「挿入」タブから横書き用のテキストボックスを選んで配置します。(最初から縦書き用を選ぶとうまくいかないことがあるので注意!)

2. 文章を入力していくんですが、横に並べたい数字は必ず「半角」で入力します。

3. 入力が終わったら、テキストボックスの枠線を右クリックして「図形の書式設定」を開き、「文字列の方向」を「縦書き」に変更します。

そうするとアラ不思議! 通常の日本語は縦書きになるんですが、「半角で入力した2桁までの数字」だけは、自動的に横並び(縦中横)になってくれるんです。
年齢や日にちなど、2桁の数字を扱う場合は、これが一番綺麗でトラブルが少ない方法かなと思います。

埋め込み機能で3桁以上の数字に対応

テキストボックスの自動縦中横機能はすごく便利なんですが、「2桁まで」という制限があるのがネックです。

じゃあ、「300」とか「2030」みたいに、3桁以上の数字を1文字分のスペースに横並びにしたい場合はどうすればいいの?ってなりますよね。
エクセル単体の機能ではこれができないので、少し大掛かりですがWord(ワード)の機能を借りてくるという裏技を使います。

エクセルの「挿入」タブから「オブジェクト」を選び、「Microsoft Word Document」を挿入します。これでエクセルの中に小さなWordの画面が開きます。
この中で縦書きの設定にして、横並びにしたい数字を範囲選択し、Wordの「ホーム」タブにある「拡張書式」から「縦中横」を選びます。

Wordの縦中横機能はとても優秀なので、3桁でも4桁でも、全角数字でもしっかり横並びにしてくれます。

デメリットに注意

ただし、このWordオブジェクトを埋め込む方法は、ファイルサイズが大きくなったり、スクロールしたときに動作がモッサリ重くなったりしやすいです。
多用するとエクセルがフリーズしやすくなるので、どうしても必要な「ここぞ」という場面(表紙のタイトルなど)だけにとどめておくのが無難ですね。

半角と全角で変わる表示の違いに注意

エクセルで縦書きレイアウトを作る際、意外と見落としがちなのが「半角文字」と「全角文字」の扱いの違いです。

先ほどのテキストボックスの話でも触れましたが、エクセルのシステムは「半角の数字」と「全角の数字」をまったく別のルールで処理しています。
全角で「12」と入力して縦書きにすると、1文字ずつ縦にバラバラに分割されてしまいますが、半角で「12」と入力すれば、条件次第で横並びの1ブロックとして扱われます。

「なんか数字がバラバラになっちゃうんだけど…」と悩んでいる場合は、まずその数字が半角になっているか、全角になっていないかを確認してみてください。ここを意識するだけでも、思い通りのレイアウトにグッと近づくはずです。

Mac版でのショートカットと操作手順

WindowsとMacでは、エクセルの操作感が少し違う部分があるので注意が必要です。

とくに、最初に紹介した「セル内改行」のショートカットキーですね。
Windowsでは「Alt + Enter」ですが、Macの場合は「Command + Option + Enter」(または「Option + Return」)になります。
Macユーザーの方は、この違いを知らないと「改行できない!」と焦ってしまうかもしれません。

また、Mac環境全般の話になりますが、Apple純正の「Numbers」というソフトなんかは、そもそも「セルを縦書きにする」という概念がありません。
Macのエコシステムでは、「データを入れるマス目(セル)は横書きが基本で、縦書きなどレイアウトを凝りたいならテキストボックスを使いなさい」という思想が強いように感じます。
ですので、Mac版のエクセルを使う際も、無理にセルで表現しようとせず、早々にテキストボックスを使った手法に切り替えるのが、一番ストレスがないやり方かなと思います。

エクセルの縦書きで数字だけ横のズレ対策

縦書き1

さて、数字を横並びにすること自体はなんとかなっても、今度は「文字の間隔が開きすぎる」「全体のバランスがズレる」といった、縦書きならではのレイアウト崩れに悩まされることが多いんですよね。

ここからは、そういった見た目の不具合をピシッと整えるための、少しマニアックな調整テクニックをご紹介します。

アットマークでズレる文字間隔を補正

エクセルで縦書きにしたとき、「文字と文字の隙間が不自然に空いてスカスカして見える…」と感じたことはありませんか?
これをキュッと引き締める裏技として、フォント名の先頭に「アットマーク(@)」をつけるという方法があります。

アットマークを使った微調整テクニック

フォントの設定ボックス(「游ゴシック」などと表示されているところ)をクリックして、手動で先頭に全角の「@」を入力してエンターを押してみてください。
これだけで、エクセル内部の文字の基準位置が微妙に変わり、縦書き時の文字間隔がスッと自然に詰まって読みやすくなることがあります。

さらに強烈に間隔を詰めたい場合は、半角の「@」をつけて、文字を左に90度寝かせたあと、セルの配置設定で「右へ90度回転」させるという荒技もあります。
ただ、この半角@を使った方法は、文章の中に半角英数字が混ざっているとレイアウトが完全にぶっ壊れるという致命的な弱点があるので、すべて全角文字で構成されているセルでしか使えません。ちょっと上級者向けのテクニックですね。

均等割付を利用して美しい配置のコツ

複数の行にわたって縦書きの文章を並べたとき、行の「始まり(上端)」と「終わり(下端)」の位置がガタガタにズレてしまうことがありますよね。

これを綺麗に揃えて、いかにもプロが作ったような美しい文書に見せるには、「均等割付」の機能がすごく便利です。

対象となるセルを選択して、「セルの書式設定」の「配置」タブを開きます。
そこの「縦位置」のプルダウンメニューから「均等割付(インデント)」を選んでみてください。

文字がセルの空間いっぱいに均等に配置されるので、隣の行ともビシッとラインが揃って、とても整然とした印象になります。表のタイトル部分などによく使うテクニックです。

長体や余白調整で枠内にきっちり収める

テキストボックスを使って縦書きにしていると、ボックス内の見えない「余白」のせいで、変なところで改行されてしまったり、文字が入り切らなかったりすることがあります。

そういうときは、テキストボックスの「図形の書式設定」から「サイズとプロパティ」を開き、上下左右の余白をすべて「0cm」に設定してしまいましょう。
これだけで、枠線のギリギリまで文字を詰め込むことができるようになり、レイアウトの自由度がグッと上がります。

また、どうしても枠内に文字を収めたいときの究極の手段として、「長体(文字を細長く変形させること)」を擬似的にかける方法もあります。
エクセルには文字自体を変形させる機能はないんですが、入力したテキストボックスを一度コピーして「図(画像)として貼り付け」し、その画像の幅だけをギュッと縮めることで、細長い文字を作り出すことができます。
「あと少しだけスペースが足りない!」というときの最終兵器として覚えておくと便利ですよ。

アルファベットや記号の向きを正しく直す

縦書きの文章の中に、「Excel」のようなアルファベットの英単語や、長音記号(ー)、ハイフン(-)、カッコ()などが混ざると、高確率で向きがおかしくなります。

英単語が1文字ずつ縦に直立してしまって読みにくい場合は、そのセルを選択して「配置」の方向ボタンから「左へ90度回転」を選びます。
これで単語全体が横に寝た状態になり、下から上(あるいは上から下)へスッと読めるようになります。

また、ハイフンやダッシュが真ん中からズレてしまったり、どうしても横向きのまま直らなかったりする場合は、エクセルの機能でどうにかするのを諦めるのも手です。
その記号の部分だけを別の小さなテキストボックスで作ってしまい、元の文章の上に重ねて配置する(オーバーレイする)という強引な手法が、結果的に一番手っ取り早く、確実だったりします。
Altキーを押しながらドラッグすれば、セルのマス目を無視してミリ単位の微調整ができるので、見た目上のズレは完全に誤魔化すことができます。

エクセルの縦書きで数字だけ横のまとめ

というわけで、エクセルで縦書き文章の中にある数字だけを横向きにする方法や、厄介な文字のズレを直すテクニックについて解説してきました。

エクセルは本来「横書きのデータを処理する」ためのソフトなので、縦書きのレイアウトを作ろうとすると、どうしても無理が生じてしまいます。
ですが、今回紹介したようなテキストボックスの自動縦中横の仕様や、@フォントを使った間隔調整などを知っていれば、かなり柔軟に対応できるようになるはずです。

基本的には、データとして後で使うなら「テキストボックス」でレイアウトを分離する。印刷して捨てるだけなら「セル内改行」でサクッと済ませる、といった感じで、目的に合わせて使い分けてみてくださいね。
(※エクセルのバージョンやOS環境によっては、動作が異なる場合があります。正確な仕様についてはMicrosoftの公式サイト等もご確認くださいね。)

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