エクセル 掛け算やり方:初心者でもサクッとできる基本と応用

エクセルの掛け算、いざやろうとすると「あれ? 記号は何だっけ?」「数式がうまく反映されない…」と戸惑うことはありませんか? 実は、私もエクセルを使い始めた頃は同じように悩みました。この記事では、エクセルでの基本的な掛け算のやり方から、一括計算に便利なPRODUCT関数、複数のセルを組み合わせるSUMPRODUCT関数の使い方、さらにはエラーが出たときの対処法まで、分かりやすく解説します。

掛け算

また、「#VALUE!」のようなエラーが出て計算できない原因や、消費税、パーセント、端数処理の計算ロジック、絶対参照によるセルの固定方法など、実務で役立つテクニックも網羅しています。この記事を読めば、もうエクセルの掛け算で迷うことはありません。さっそく、エクセルの掛け算をマスターして、サクサク作業を進めましょう!

  • 掛け算に使う「*」記号の入力方法と基本的な数式の作り方
  • PRODUCT関数やSUMPRODUCT関数を使った複数セルの効率的な計算方法
  • 消費税計算や割引計算でのパーセンテージの扱い方と丸め関数の活用法
  • 数式が反映されない、エラーが出るなどのトラブルシューティング
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基本的なエクセルの掛け算のやり方

エクセルで掛け算をするには、いくつか押さえておきたい基本ルールがあります。まずは、普段の算数とは少し違う記号の使い方や、専用の関数を使った便利な計算方法から見ていきましょう。

アスタリスク記号を用いた計算式

エクセルで掛け算をするときは、「×(かける)」ではなく、半角の「*(アスタリスク)」を使います。全角で入力したり、「×」や「X(エックス)」を使ったりすると、エクセルは計算式として認識してくれません。

入力方法は、キーボードの「Shift」キーを押しながら「:(コロン)」キーを押すのが一般的です。テンキーがある場合は、「*」キーを直接押すのが一番早くておすすめですね。入力する前には、必ず日本語入力をオフ(半角英数モード)にしておくことをお忘れなく。

実際の計算式は、「=(イコール)」から始めます。例えば、A1セルとB1セルを掛け合わせたい場合は、結果を表示したいセルに=A1*B1と入力します。これで、参照元の数値が変わっても自動的に再計算されるという、エクセル最大のメリットを活かせます。

PRODUCT関数で複数セルを一括計算

2つや3つのセルならアスタリスク(*)で十分ですが、対象が多い場合はPRODUCT(プロダクト)関数が圧倒的に便利です。

例えば、A1からA5までの5つのセルを掛けたいとき、=A1*A2*A3*A4*A5と入力するのは少し面倒ですよね。PRODUCT関数を使えば、=PRODUCT(A1:A5)と入力するだけで一発で計算できます。

PRODUCT関数のメリット

  • 広範囲のセルを一括で指定できるので入力ミスが減る。
  • 指定範囲内に空白セルや文字列が含まれていても自動的に無視して計算してくれる。

データに「未定」といった文字列が混ざっている場合、アスタリスクを使うとエラー(#VALUE!)になってしまいますが、PRODUCT関数なら数値だけを拾ってくれるので安心です。

SUMPRODUCT関数による集計

実務でよくあるのが、「単価×数量」の掛け算をして、さらにその合計を出したい、というケースです。普通なら作業用の列を作ってから合計を出しますが、SUMPRODUCT(サムプロダクト)関数を使えば一撃で完了します。

例えば、B列に単価、C列に数量がある場合、=SUMPRODUCT(B2:B10, C2:C10)と入力するだけで、B列とC列の同じ行同士を掛け合わせ、その合計を算出してくれます。作業列を作らなくて済むので、表がとてもスッキリしますよ。

絶対参照でセルを固定する計算

エクセルの便利な機能といえば「オートフィル(数式のコピー)」ですが、掛け算では注意が必要です。例えば、消費税率や時給のように「常に同じセル」を掛け合わせたい場合、普通にコピーすると参照先のセルがズレてしまい、計算結果がおかしくなります。

これを防ぐのが「絶対参照」です。固定したいセルの列と行の前に「$(ドルマーク)」をつけます。例えば、時給がC1セルに入力されている場合、数式内で「$C$1」と指定しておけば、下にコピーしても参照先はC1セルのまま固定されます。

F4キーを活用しよう!

「$」マークをいちいち手入力するのは面倒ですよね。数式を入力中に、固定したいセルを選択した状態で「F4」キーを押すと、簡単に絶対参照($C$1)に切り替えることができます。F4キーを押すたびに固定される部分が変わるので、ぜひ試してみてください。

パーセントや消費税の計算ロジック

ビジネスでは消費税や割引率など、パーセンテージを使った掛け算が必須です。エクセルでは、「10%」と入力されたセルは内部的に「0.1」として扱われます。なので、「10%だから0.1に変換して…」と難しく考える必要はなく、そのまま数式に組み込めばOKです。

税込価格の計算

税抜価格から税込価格(10%)を求める場合は、元の金額に「1+消費税率(0.1)」を掛けます。数式は=税抜価格*(1+消費税率)のようになります。足し算を先に計算させるために、カッコ「()」を忘れないようにしましょう。

割引価格の計算

例えば10%引きなら、元の金額から10%を引いた「1 – 0.1(0.9)」を掛けます。数式は=単価*(1-割引率)ですね。

端数の切り捨てや四捨五入の関数

税率や割引の計算をすると、小数点以下の端数が出ることがあります。表示形式で見た目だけ整えても、見えない小数が残っていて、合計金額が合わない…なんてトラブルの元になります。正確な計算のためには、丸め関数を使いましょう。

関数名 目的 構文の例
ROUND 四捨五入 =ROUND(A1*B1, 0)
ROUNDUP 切り上げ =ROUNDUP(A1*B1, 0)
ROUNDDOWN 切り捨て =ROUNDDOWN(A1*B1, 0)
INT 整数化(切り下げ) =INT(A1*B1)

小数点以下を切り捨てて整数にしたい場合は、「桁数」に「0」を指定します。ちなみに、ROUNDDOWN関数とINT関数はどちらも切り捨てですが、マイナス値を計算したときの動きが違うので、普段はROUNDDOWN関数を使う方が直感的で安全かなと思います。

実務で役立つエクセルの掛け算のやり方

掛け算1

基本を押さえたら、次は実務でよくあるトラブルの解決法や、作業スピードを劇的に上げるテクニックをご紹介します。「なぜか計算できない!」というイライラもこれで解消できるはずです。

数式が反映されないエラーの原因

「数式を入れたのに計算結果が出ない」「そのまま数式が表示される」といったトラブルは、誰でも一度は経験する道です。主な原因と解決策をまとめました。

計算されないときのチェックポイント

  • 「=」が抜けている: 数式の先頭は必ず半角の「=」が必要です。
  • 表示形式が「文字列」: セルの書式設定が文字列になっていると計算されません。標準に戻して、数式を再確定させましょう。
  • 計算方法が「手動」: 「数式」タブの計算方法が「手動」になっていないか確認し、「自動」に変更してください。

エラー値を回避するための対処法

計算結果の代わりに「#VALUE!」のようなよく分からない文字が出たら焦りますよね。これも原因が分かればすぐに対処できます。

  • #VALUE!: 「100円」や「3個」など、数字と文字が混ざっているセルを掛け算しようとしているのが原因です。セルには数字だけを入力し、「円」などは表示形式で設定しましょう。または、文字を無視してくれるPRODUCT関数を使ってみてください。
  • #NAME?: 「PRODUCT」のスペルミスなど、エクセルが関数名を認識できていません。関数名を確認するか、「関数の挿入」ボタンから入力すると確実です。

スピル機能を使った動的配列数式

少し高度な話になりますが、最新のエクセル(Excel 2021やMicrosoft 365など)を使っているなら、「スピル」という機能を知っておくと便利です。

今までは、一番上のセルに数式を入れて、それを下までオートフィルでコピーしていましたよね。スピル機能を使えば、一番上のセルに=C2:C11*D2:D11のように範囲同士を指定してEnterを押すだけで、一瞬で下まで計算結果が自動展開されます。

コピーする手間も省けるし、絶対参照の付け忘れといったミスも防げるので、対応しているバージョンをお使いならぜひ試してほしい機能です。

業務効率化に必須のショートカット

最後に、掛け算の作業をグッと楽にする小技を紹介します。マウスをカチカチする時間を減らして、スマートに処理しましょう。

「形式を選択して貼り付け」で一括掛け算
例えば、リストにある全ての金額を1.1倍(税込)にしたいとき。どこかのセルに「1.1」と入力してコピーします。次に、変更したい金額の範囲を選んで、「形式を選択して貼り付け」を開き、「値」と「乗算」を選んでOKを押します。これだけで、選んだ範囲の数字が全部1.1倍に書き換わります。作業用の列を作らなくて済むので超便利ですよ。

完璧なエクセルの掛け算のやり方まとめ

エクセルの掛け算は、アスタリスク(*)を使った基本から、関数を駆使した一括処理まで、やり方を知っているだけで作業効率がまったく違ってきます。

エラーが出ても、原因と対処法が分かっていればもう怖くありませんね。まずは簡単な計算から始めて、慣れてきたらPRODUCT関数や絶対参照などを使いこなして、あなたに合った完璧なエクセルでの掛け算のやり方を見つけてみてください。

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