エクセル 2019でデータの取得機能を使おうとした際に、メニューにpdfがないとお悩みではないでしょうか。仕事で請求書や見積もりなどをまとめたい時に、エクセル 2019でデータの取得にpdfがない原因がわからず、作業がストップしてしまうことがありますよね。この記事では、なぜそのような状態になるのかといったシステム的な背景から、エクセル 2019でデータの取得にpdfがない時の代替手段、さらにはエクセル 2019でデータの取得にpdfがない場合の根本的な対策まで、順番に解説していきます。いま抱えているモヤモヤも、読み終える頃にはきっと解決の糸口が見つかるかなと思います。

- エクセル2019でPDFデータを取り込めないシステム的な理由
- 標準機能を使わずに無料で試せる代替的なPDF変換手法
- PADやPower BIを活用した高度で効率的なデータ自動抽出方法
- レイアウト崩れを最小限に抑えるための実践的なデータ整形術
エクセル 2019でデータの取得にpdfがない理由
エクセルでの作業中、外部データを取り込もうとしてメニューを開いたのに、目的の項目が見当たらなくて戸惑うことがありますよね。ここでは、なぜそんな状況が起きるのか、ライセンスやシステムの仕様といった背景から掘り下げてみたいと思います。
Power Queryのバージョン制約
エクセルに備わっている「データの取得と変換(Power Query)」機能は、色々なデータを取り込んで整理できる優れものです。しかし、使っているエクセルのバージョンや契約しているライセンスの形態によって、使える機能に違いがあるんですね。
実は、Microsoft 365版のエクセルには2020年頃のアップデートで待望の「PDFデータコネクタ」が追加されました。これがあれば、PDFの中にある表を自動で見つけてスムーズに取り込むことができます。ですが、エクセル2019のような買い切り型(永続ライセンス版)は、発売された時点での機能から基本的には増えない仕様になっています。
■ライセンスの違いによる機能差
セキュリティの更新プログラムなどは提供されますが、新しい便利機能が後から追加されることは原則としてありません。そのため、メニューを探しても機能が見つからないというわけですね。
Pdf.Tables関数の実行エラー
「メニューにないなら、関数を直接打ち込めば裏技的に使えるのでは?」と考える方もいるかもしれません。実際に空のクエリからM言語の関数(Pdf.Tables)を入力して、解析エンジンを呼び出そうとするアイデアもあります。
しかし、残念ながらエクセル2019に内蔵されているエンジン自体がその関数をサポートしていないため、正確に記述してもエラーになって弾かれてしまいます。仮に無理やり動かせたとしても、便利なプレビュー画面などは出ないので、複雑なプログラムを自分で書く必要があり、あまり現実的なアプローチとは言えないかなと思います。
代替となる無料の変換手法
標準機能が使えないとなると、別の方法を考える必要がありますね。幸い、パソコンに最初から入っているような身近なソフトを中継役として使うことで、追加費用をかけずにデータを抽出できる可能性があります。
状況に合わせていくつかの方法を使い分けるのがおすすめなので、手軽に試せるやり方を順番に見ていきましょう。
WordのPDFリフロー機能を活用
最も手軽に試せるのが、Microsoft Wordの機能を借りる方法です。PDFファイルをWordで開くと、内部のエンジンが表やテキストを解析して、Wordの文書として再構成してくれます。これを「PDFリフロー機能」と呼んだりしますね。
■Word経由のメリット
シンプルな格子状の表なら、そのままコピーしてエクセルに貼り付けるだけで綺麗にデータが移せます。直感的な操作で済むのがありがたいポイントです。
ただ、複雑なデザインや斜線が入っているような表だと、Wordがそれを図形として勘違いしてしまい、レイアウトが崩れてしまうことがあるので注意が必要です。
ブラウザからテキストをコピー
もしWordでの変換がうまくいかない場合は、Google ChromeやMicrosoft Edgeといったブラウザを使うのも一つの手です。ブラウザでPDFを開いてテキストを全選択し、エクセルに貼り付けます。
■貼り付け時の注意点
普通に貼り付けるのではなく、右クリックから「形式を選択して貼り付け」を選び、「Unicodeテキスト」として貼り付けるのがコツです。
余計な書式を持ち込まずに済むので、隣同士の文字がくっついてしまうのを防ぎやすいのがメリットですね。貼り付けた後は手作業で列を整えたりする必要があるので少し手間はかかりますが、確実性の高い方法です。
エクセル 2019でデータの取得にpdfがない対策

手作業でのコピペや変換には、どうしても限界がありますよね。ここからは、もう少し踏み込んで、作業を自動化したり、大量のデータを安全に処理したりするための、より本格的な対策をご紹介していきます。
PADを使った自動テーブル抽出
毎月同じようなフォーマットのPDFを処理しているなら、Power Automate for desktop(PAD)を使うと劇的にラクになるかもです。Windows 10ユーザーなら無料でダウンロードできますし、Windows 11なら最初から組み込まれている強力な自動化ツールですね。
PADには「PDFからテーブルを抽出する」という専用のアクションがあって、罫線やテキストの配置から表を自動で認識して読み取ってくれます。
一度フローを作ってしまえば、あとはボタン一つでエクセルに自動転記してくれるので、手作業によるミスも減らせて一石二鳥ですね。最初の設定だけ少し頑張る必要がありますが、その後の時間短縮効果は絶大かなと思います。
Power BIをETLとして使う方法
もし会社のパソコンにPower BI Desktopが入っているなら、これをデータ変換の強力なツールとして使う裏技もあります。Power BIには最新のエンジンが積まれているので、PDFから直接データを引っ張ってくる機能がバッチリ備わっているんですね。
| ツール | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| Power BI Desktop | 強力なデータ整形・抽出機能 | CSV書き出し時に文字化け対策が必要 |
ここでデータを綺麗に整えてから、CSV形式などで出力し、それをエクセル2019で読み込めば、複雑な前処理もスムーズにクリアできます。エクセルで読み込む際は、文字化けを防ぐために文字コードを「UTF-8」に指定して読み込むのを忘れないようにしてくださいね。
オンライン変換ツールの危険性
ネットで検索すると、無料でPDFをエクセルに変換してくれる便利なサイトがたくさん出てきますよね。ファイルを入れるだけであっという間に変換されるので、つい使いたくなる気持ちはすごくわかります。
■情報漏洩のリスク
仕事のデータでこれを使うのは非常に危険です。会社の機密情報や個人情報が含まれたファイルを外部のサーバーにアップロードすることは、ほとんどの企業でセキュリティ違反となります。
安全第一で、ローカル環境で処理できるWordやPADといった方法を選ぶのが、自分や会社を守るための最善の選択かなと思います。
レイアウト崩れを防ぐ整形術
どんな方法でPDFからデータを引っ張ってきても、エクセル上でレイアウトが崩れてしまうことはよくあります。これは、PDFが「印刷したときの見た目」を重視した形式なのに対して、エクセルが「マス目(セル)」でデータを管理する形式だからなんですね。
完全に元の見た目を再現しようと頑張るよりも、まずは純粋なテキストや数値データだけを抽出して、エクセル上でシンプルに表を作り直す方が、結果的にトラブルも少なく、作業も早く終わることが多いです。
エクセル 2019でデータの取得にpdfがない結論
エクセル2019で標準機能としてPDFを読み込めないのは仕様上の制約ですが、決して解決できない問題ではありません。自分の作業内容やデータ量に合わせて、Wordを使ったりPADを活用したりと、様々なアプローチを選ぶことができます。
ただ、どうしても根本的な解決を望むのであれば、機能が常に最新に保たれるMicrosoft 365などへの移行を検討するのも、長い目で見れば賢い選択かもしれませんね。ご自身の環境に合った最適な方法を見つけて、業務の効率化に繋げていただければ嬉しいです。
なお、システムの移行や新しいツールの導入にかかる費用、それに伴うセキュリティの基準などはあくまで一般的な目安となります。正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は社内のシステム管理者や専門家にご相談ください。
