Outlookヘッダー確認の完全手順!見方やスマホでの表示も解説

Outlookを使っていると、メールが届かないときや怪しいメールを受け取ったときに、詳細な情報を知りたくなることがありますよね。特にOutlookのヘッダー確認に関する手順はバージョンによって大きく異なるため、いざ必要なときに戸惑ってしまう方も多いはずです。ヘッダーの見方がわからない場合やメニューが表示されないといったトラブルから、Macやスマホでの操作方法まで、知っておくと便利な情報をまとめてみました。ここではメールのソースコードを正しく解析して転送する方法や、文字化けへの対処法も含めてご紹介します。

ヘッダー確認
  • WindowsやMacなど利用環境ごとの正確なヘッダー表示手順
  • iPhoneやAndroidなどのモバイル版Outlookで確認する裏技
  • 迷惑メールの判定や遅延の原因を特定するための読み方の基礎
  • 初心者でも安全かつ簡単に使えるおすすめ解析ツールの活用法
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【徹底解説】Outlookのヘッダーを確認する手順

Outlookと一口に言っても、実は使っているパソコンのOSやソフトのバージョンによって、操作方法が全然違うんですよね。ここでは、現在主流となっているWindowsの「新しいOutlook」から、意外と知られていないスマホでの確認方法まで、それぞれの環境に合わせた手順をステップバイステップで解説していきます。

新しいOutlookでのヘッダーの見方

最近、Windowsのパソコンを買い替えた方やアップデートをした方は、画面のデザインがガラッと変わった「新しいOutlook(New Outlook)」を使っていることが多いと思います。以前のように「ファイル」タブを探しても見つからなくて焦った経験、私もあります。

新しいOutlookやWeb版(Outlook on the Web)では、以下の手順で簡単にヘッダーを表示できます。

  1. 対象のメールをクリックして選択します(プレビュー画面でOK)。
  2. メール本文の右上あたりにある「…」(その他のアクション)をクリックします。
  3. メニューの中から「表示」を選び、さらに「メッセージの詳細を表示」をクリックします。

これだけで、画面上にポップアップウィンドウが開き、そこにヘッダー情報が表示されます。以前のバージョンよりも画面が大きくて見やすいのが特徴ですね。

ワンポイント

バージョンによっては「メッセージの詳細」ではなく「メッセージのソースを表示」と書かれていることもありますが、内容は同じです。コピー&ペーストもしやすい設計になっていますよ。

iPhoneやAndroidスマホでの表示

外出先で急いでヘッダーを確認したいとき、スマホのOutlookアプリを開いても「ヘッダーを表示するボタンがない!」と困ったことはありませんか?実は、スマホアプリには標準でヘッダーを表示する機能が付いていないんです。

でも諦めるのは早いです。私がよく使う、スマホでヘッダーを確認するための「2つの裏技」をご紹介します。

方法1:アドイン「Message Header Analyzer」を使う(推奨)

これは一度設定してしまえば一番楽な方法です。PC版のOutlookで「アドインを取得」からMicrosoft純正の「Message Header Analyzer」をインストールしておくと、スマホアプリのメニューにもこのアイコンが表示されるようになります。これをタップするだけで、スマホ画面上で綺麗に整形されたヘッダー情報を確認できるんです。

方法2:添付ファイルとして転送する

設定などが面倒な場合は、メールを「添付ファイルとして転送」する方法が確実です。

手順のポイント

通常の「転送」ではなく、メニューから「添付ファイルとして転送」を選んで自分宛てや管理者にメールを送ります。そうすると、元のメールがファイルとして添付されるので、それを受け取ったPCなどで開けば完全なヘッダー情報を確認できます。

Mac版でメールのソースを表示する手順

Macユーザーの方も、使っているOutlookが「Legacy(旧)」か「New(新)」かによって操作が変わってくるので注意が必要です。

Legacy Outlook(旧バージョン)の場合

メールリストの中で対象のメールを右クリック(またはCtrl+クリック)し、メニューから「ソースの表示」を選ぶだけです。すると、Macのテキストエディタが起動して、ヘッダーを含むメールの全ソースが表示されます。

New Outlook(新バージョン)の場合

新しいMac版Outlookでは、Web版に近い操作感になっています。メールを開いて「…」メニューから「表示」に進み、「メッセージのソース」を選択してください。

ヘッダーを添付ファイルとして転送する

先ほどスマホの項目でも少し触れましたが、「ヘッダー情報が文字化けしてしまう」とか「社内のシステム管理者に調査をお願いしたい」という場面では、テキストをコピペするよりも、メールそのものを添付ファイルとして転送するのがベストです。

通常の転送だと、本文の下に簡易的なヘッダー情報(FromやTo、Dateなど)がつくだけで、肝心の「インターネットヘッダー(詳細情報)」が消えてしまいます。しかし、「添付ファイルとして転送」を使えば、メールのデータ構造がそのまま保持されるので、受け取った相手が技術的な解析を行いやすくなります。

注意点

「BCC」の宛先を確認したいという相談をよく受けますが、これは残念ながらヘッダーを見ても確認できません。BCCは送信サーバーを出た時点で削除される仕組みになっているためです。

ヘッダーが表示されない時の対処法

「手順通りにやっているはずなのに、ヘッダーが表示されない!」というトラブルも意外と多いものです。特に新しいOutlookを使っている場合、一時的な不具合や設定の影響が考えられます。

よくあるのが、受信トレイのリスト上で、件名や送信者の代わりに謎の英数字(MIME-Version…など)が表示されてしまうバグです。これは表示上の問題なので、一度Web版(OWA)にログインして確認してみると、正常に表示されることが多いですよ。

また、企業で管理されているパソコンの場合、IT部門によって機能が制限されている可能性もゼロではありません。どうしても見られない場合は、先ほどの「添付ファイルとして転送」を試してみるのが一番の解決策になるかなと思います。

Outlookのヘッダーを確認して解析する方法

ヘッダー確認1

無事にヘッダー情報を入手できたら、次は「そこに何が書かれているのか」を読み解いていきましょう。暗号のような英数字の羅列に見えますが、ポイントさえ押さえれば、メールの遅延原因やセキュリティリスクを自分でチェックできるようになります。

初心者でもわかるヘッダーの読み方

ヘッダー情報にはたくさんの項目がありますが、一般のユーザーがまず注目すべきは以下の3つのフィールドです。

項目名 意味と確認ポイント
Received メールが経由してきたサーバーの記録です。下から上へと時系列で記録されるので、一番下が送信元、一番上が自分のサーバーになります。
Return-Path エラーメールの返信先アドレスです。「From」のアドレスとここが全然違うドメインの場合、なりすましの可能性があります。
Authentication-Results セキュリティ認証の結果です。「spf=pass」や「dkim=pass」となっていれば、正規のサーバーから送られた可能性が高いです。

これらを見るだけでも、「どこの国から送られてきたのか」「本物の送信者なのか」といったヒントが得られます。

メールの遅延原因を特定する方法

「メールを送ったと言われたのに、届くのが数時間後だった」なんて経験はありませんか?そんなときは、「Received」ヘッダーをチェックするのが有効です。

Receivedヘッダーは、メールがサーバーを通過するたびにスタンプのように記録されていきます。それぞれの記録には時刻(タイムスタンプ)が書かれているので、下から順に見ていき、時刻が急激に飛んでいる箇所を探してみてください。そこが、メールが渋滞していた場所(ボトルネック)です。

補足

ヘッダー内の時刻は世界標準時(UTC)や各国の現地時間で書かれていることがあるので、時差の計算が必要になることがあります。後ほど紹介するツールを使うと、この計算を自動でやってくれるので楽ですよ。

迷惑メール判定とIPアドレスの確認

最近の巧妙なフィッシング詐欺メールを見破るには、「Authentication-Results」という行が非常に重要です。ここには、SPF、DKIM、DMARCといった送信ドメイン認証の結果が書かれています。

もし、銀行やクレジットカード会社からのメールなのに、この部分に「fail(失敗)」「softfail」という文字があったら、詐欺メールである可能性が極めて高いです。また、送信元のIPアドレスを調べることで、そのIPがブラックリストに登録されていないかを確認することもできます。

おすすめのヘッダー解析ツール紹介

ここまで読み方の基本をお伝えしましたが、正直なところ、あの長いテキストを目視でチェックするのは大変ですよね。そこで私が普段から愛用している、便利で安全な解析ツールをご紹介します。

Microsoft Message Header Analyzer (MHA)

Microsoftが提供している無料ツールです。ブラウザ上で動作し、コピーしたヘッダー情報を貼り付けるだけで、遅延の状況をグラフで表示してくれたり、重要項目を整理して見せてくれます。何より、データが外部のサーバーに送信されず、自分のブラウザ内だけで処理されるので、セキュリティ面でも安心して使えるのが最大のメリットです。

Google Admin Toolbox Messageheader

こちらはGoogleが提供しているツールです。特にメールの配送経路や遅延のステップを可視化するのに優れています。Gmailとのやり取りで問題が起きたときなどには、こちらを使ってみるのも良いでしょう。

Outlookのヘッダー確認を安全に行う

ヘッダー確認2

今回は、Outlookでのヘッダー確認手順や解析方法について解説してきました。

メールヘッダーは、普段は見えない「通信の舞台裏」を見せてくれる重要なデータです。トラブルが起きたときに自分で確認できるようになれば、問題の切り分けがスムーズになりますし、何より不審なメールに対する自己防衛力がグッと上がります。

まずは、ご自身の環境で一度ヘッダーを表示してみて、「あ、こんな情報が書かれているんだ」と実感してみることから始めてみてください。もし解析において判断に迷うことがあれば、無理に自己判断せず、表示された情報を添えて専門家やシステム管理者に相談することをお勧めします。

※本記事で紹介した解析手順やツールの使用は、あくまで一般的なトラブルシューティングの一助となるものです。セキュリティに関する最終的な判断は、各組織のポリシーや専門家の指示に従ってください。

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