Outlookを使っていると、検索ボックスに出てくる過去の履歴や、宛先に入力した際に表示される予測変換が気になってしまうことってありますよね。特に職場の共有パソコンを使っている場合などは、プライバシーの観点からもこまめに整理したいところです。ただ、「削除できない」と悩んで検索してみると、iPhoneやAndroidなどのスマホ、Mac、Web版など、使っている環境によって操作方法がバラバラで戸惑ってしまった経験はないでしょうか。サジェストを非表示にする設定を探しても見つからなかったり、場合によってはレジストリの操作が必要だったりと、意外と奥が深いこの問題。この記事では、それぞれの環境に合わせた最適な対処法を整理してみたいと思います。

- 環境ごとに全く異なる検索履歴の正しい削除手順
- スマホ版Outlookアプリで履歴を消すための確実な方法
- 検索履歴と混同しやすい宛先オートコンプリートの消去
- 履歴がどうしても消えない場合の設定確認と対処法
Outlookの検索履歴を削除する環境別ガイド
Outlookと一口に言っても、実は「クラシック版」や「新しいOutlook」、さらにはWeb版やスマホアプリなど、裏側の仕組みが大きく異なっているんです。そのため、まずは自分がどのタイプのOutlookを使っているかを確認して、その環境に合った方法を試してみることが解決への近道ですね。
Web版やNew Outlookの手順
現在、Microsoftが推奨している最もモダンな環境である「Outlook on the Web(OWA)」や、Windows向けの「新しい Outlook(New Outlook)」を使っている場合、履歴の削除は非常にシンプルで分かりやすく作られています。これらのデータはパソコン本体ではなくクラウド上に保存されているため、設定メニューからサクッと削除できるのが特徴です。
具体的な手順としては、画面右上の歯車アイコン(設定)をクリックし、「全般」>「プライバシーとデータ」へと進みます。すると、そこに「履歴の削除」というボタンが用意されています。これをクリックするだけで、クラウドに保存された検索履歴がきれいに消去されます。
ここがポイント
この操作を行うと、同じアカウントでログインしている他の「新しい Outlook」やWeb版にも削除が反映されます。クラウド同期のメリットですね。
Mac版での検索履歴の消し方
MacでOutlookを使っている場合、画面の見た目によって「Legacy Outlook(旧バージョン)」と「New Outlook for Mac」の2種類に分かれます。自分がどちらを使っているかで対応が変わってくるので注意が必要です。
従来のLegacy版を使っている場合は、検索ボックスをクリックしたときに出る履歴リストの一番下に「最近の検索をクリア」という項目が表示されることが多いです。これをクリックすれば一発で消せますね。もし個別に消したい場合は、履歴項目の横にある「×」マークを押すことで対応できることもあります。
一方で、New Outlook for Macに切り替えている場合は、先ほどのWeb版と同じ仕組みになります。設定メニューの「プライバシーとデータ」から削除を行う形になるので、Mac本体のデータをいじるというよりは、アカウントの設定を管理するイメージに近いかなと思います。
iPhoneやスマホアプリの操作
外出先で便利なスマホアプリ版ですが、実はここが一番の「鬼門」だったりします。特にAndroid版のアプリには、長らく「検索履歴を削除するボタン」が存在しない仕様が続いていて、多くのユーザーを悩ませてきました。
iPhone(iOS)版の場合は比較的直感的で、検索ボックスをタップして履歴が表示されたら、消したい項目を左にスワイプすると削除アイコンが出てくることが多いです。これで個別にサクサク消していけます。
Androidユーザー向けの裏技
Android版で削除ボタンが見当たらない場合は、PCやスマホのブラウザから「Web版 Outlook」にログインし、そこから履歴を削除するのが一番確実です。クラウドで同期されているため、Web版で消せばアプリ側の履歴も自然と消えますよ。
削除できないClassic版の対応
多くの企業でまだ現役の「Classic Outlook(従来のWindowsデスクトップアプリ)」ですが、実はこのバージョンには検索履歴を削除するためのボタンが設定画面に存在しません。これが「削除できない」という検索が増える最大の原因だと私は考えています。
Classic版では、検索履歴はWindowsの「レジストリ」という深い部分に保存されています。そのため、アプリ上の操作だけで完結させようとしても、どこにもメニューが見当たらないのです。「ファイル」タブや「オプション」をどれだけ探しても見つからないのは、そもそも機能としてボタンが用意されていないからなんですね。
レジストリから履歴を消去する
では、Classic版でどうしても履歴を消したい場合はどうすればいいのでしょうか。少し高度な操作になりますが、Windowsの「レジストリ エディター」を使って直接データを消去する方法があります。
注意
レジストリ操作はWindowsのシステム設定を直接書き換える行為です。誤った場所を削除するとOutlookやWindows自体の動作がおかしくなるリスクがあります。自信がない場合は控えるか、必ずバックアップを取ってから行ってください。
具体的な手順としては、Outlookを完全に終了させた状態で、Windowsキー + R を押して「regedit」と入力し、エディタを起動します。そして、以下のパスなどを探します(バージョンによって異なります)。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Profiles\Outlook\0a0d...
この中にある「101f0445」といった名前のバイナリ値が検索履歴のデータを含んでいることが多いです。これを削除することで履歴がリセットされますが、正直なところ、一般のユーザーにはハードルが高すぎる操作かなと思います。
Outlookの検索履歴削除と宛先表示の制御

ここまでは「検索ボックス」の履歴についてお話ししましたが、実は皆さんが消したいと思っているのは、メールを作成するときに「宛先(To)」に入力した際に出てくる「連絡先候補(オートコンプリート)」ではないでしょうか? これは検索履歴とは全く別の仕組みで動いているため、検索履歴を消しても消えません。
宛先の予測変換を削除する方法
メールの宛先欄に文字を入力すると、過去にメールを送った人のアドレスがズラッと出てきますよね。これが「オートコンプリート」です。もう連絡を取らない人や、間違って入力したアドレスが出てくると邪魔に感じます。
これを消すのは意外と簡単で、候補が表示されたときに、その名前の右端にある「×」ボタンをクリックするだけです。これでその特定の候補はリストから除外され、次回からは表示されなくなります。スマホアプリでも同様の操作ができる場合が多いですね。
検索サジェストを非表示にする
「いちいち履歴を消すのが面倒だから、最初から表示されないようにしたい」という方もいると思います。Web版や新しいOutlookでは、設定の「検索」項目の中に「入力時に検索候補を表示する」といったオプションがある場合があります。これをオフにすれば、履歴に基づいたサジェストが表示されなくなるので、プライバシーが気になる方にはおすすめの設定です。
ブラウザのキャッシュを確認する
Web版のOutlookを使っている場合、「Outlookの履歴は消したはずなのに、検索ボックスをクリックするとまだ過去のワードが出てくる」という現象が起きることがあります。これはOutlookではなく、Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザ自体が記憶している「フォーム入力履歴」である可能性が高いです。
この場合は、ブラウザの設定から「閲覧履歴データの削除」を選び、「フォームデータ」や「Cookie」をクリアしてみてください。意外とこれが原因で「消えない!」と焦っているケースが多い印象です。
履歴を一括でリセットする設定
宛先のオートコンプリート履歴が溜まりすぎて整理がつかない場合、Classic Outlookであれば一括でリセットする機能が用意されています。「ファイル」>「オプション」>「メール」の中にある「メッセージの送信」セクションを探してみてください。
ここに「オートコンプリートのリストを空にする」というボタンがあります。これを押すと、今まで蓄積された宛先候補がすべてクリアになります。「間違ったアドレスばかり出てきて困る」という状態なら、一度リセットしてスッキリさせるのも良い手かもしれませんね。
Outlook検索履歴削除のまとめ

今回は、複雑怪奇なOutlookの検索履歴や宛先履歴の削除方法について深掘りしてみました。結局のところ、自分が使っているのが「Web版」なのか「Classic版」なのか、あるいは「スマホアプリ」なのかによって、やるべき操作が全く異なるというのが最大のポイントです。
まとめ
- Web版・New Outlookは「設定 > プライバシー」から簡単に削除可能。
- Classic版には削除ボタンがなく、完全に消すにはレジストリ操作が必要。
- Android版で困ったら、Web版にログインして削除すれば同期されて消える。
- 宛先候補(オートコンプリート)は検索履歴とは別物。「×」で個別削除か一括リセットを。
「outlook 検索履歴 削除」と検索してたどり着いた皆さんの環境に合わせて、無理のない範囲で試してみてください。特にレジストリ操作などはリスクもあるので、まずはWeb版からの同期削除や、ブラウザキャッシュのクリアなど、手軽な方法から確認してみるのがおすすめかなと思います。

