普段使っているOutlookでメール内のURLをクリックしたとき、なぜかChromeではなくEdgeが勝手に立ち上がって困った経験はありませんか。あるいは、OutlookのリンクをクリックしてもChromeで開くことができず、エラーが出てしまったり既定のブラウザを変更したいのにうまくいかなかったりすることもあるかもしれません。私自身も仕事中にこの現象に遭遇して、設定の場所がわからず時間を無駄にしてしまったことがあります。

- Outlookのリンクが勝手にEdgeで開く原因とChromeに戻す設定
- Windows11などで既定のブラウザを正しくChromeにする手順
- 「組織のポリシーにより」などのエラーでリンクが開かない時の対処法
- レジストリ修正など少し高度なトラブルシューティングの方法
OutlookのURLをChromeで開く設定
まずは、多くの人が直面している「リンクをクリックすると意図せずEdgeが起動してしまう」という現象について見ていきましょう。Windowsの設定ではChromeを既定にしているはずなのに、Outlookだけがそれを無視するような挙動をすることがあります。ここでは、その原因と具体的な設定変更の手順について、私が試してうまくいった方法を整理して解説しますね。
リンクが勝手にEdgeで開く時の対処
メールの中にあるリンクをクリックした瞬間、いつものChromeではなくMicrosoft Edgeが立ち上がり、しかも画面の横にメール本文が表示されることがありますよね。これは「サイドバイサイド」と呼ばれるMicrosoftの新しい仕様によるものです。
Microsoftとしては、ブラウザとメールを並べて作業効率を上げてもらいたいという意図があるようですが、Chromeをメインに使っている私たちからすると、少しおせっかいに感じてしまうこともあります。この挙動は、実はOSの設定ではなくOutlookアプリ独自の設定として組み込まれているんです。
この現象は不具合ではなく仕様変更です。Windowsの「既定のアプリ」設定とは別に、Outlook側で制御されています。
ハイパーリンクをChromeで開く手順
では、具体的にOutlookの設定を変更して、リンクをChromeで開くように戻す手順をご紹介します。使っているOutlookのバージョンによってメニューの場所が違うので、ご自身の画面に合わせて確認してみてください。
従来のOutlook(Classic版)の場合
昔からあるデスクトップ版のOutlookを使っている場合は、以下の手順で設定を変更できます。
- 左上の「ファイル」タブをクリックし、「オプション」を開きます。
- 左メニューから「詳細設定」を選びます。
- 右側の画面をスクロールして「ファイルとブラウザーのユーザー設定」という項目を探します。
- 「Outlookからハイパーリンクを開く場所」という項目が「Microsoft Edge」になっているはずなので、これを「既定のブラウザー」に変更してください。
新しいOutlook(New Outlook)の場合
アイコンに「NEW」と書いてある新しいバージョンのOutlookを使っている場合は、手順が少しシンプルです。
- 右上の歯車アイコン(設定)をクリックします。
- 「一般」メニューの中にある「ファイルとリンク」を選択します。
- 「Outlookからハイパーリンクを開く」の設定を「既定のブラウザー」に変更します。
もしこれらの設定項目が見当たらない場合は、Outlookのバージョンが古いか、企業向けの特殊なライセンス版を使っている可能性があります。
既定のブラウザを変更する方法
Outlook側の設定を「既定のブラウザー」に変更しても、肝心のWindows側でChromeが既定になっていなければ意味がありません。基本中の基本ですが、念のため確認しておくと安心かなと思います。
Windows 10の場合は、「設定」>「アプリ」>「既定のアプリ」からWebブラウザーをGoogle Chromeに指定するだけでOKです。これで、Outlookが「既定のブラウザー」を呼び出したときに、正しくChromeが反応してくれるようになります。
URLを開くブラウザを指定する設定
会社のPCを使っている場合、いくら設定を変更しようとしても、すぐに元に戻ってしまったり、そもそも設定項目がグレーアウトして変更できなかったりすることがあります。これは、会社のIT管理者が「グループポリシー(GPO)」という仕組みを使って、強制的にEdgeを使うように管理しているケースですね。
この場合、個人のパソコン設定ではどうにもならないことが多いですが、一つの代替案として「OutlookをChromeアプリとしてインストールする(PWA)」という方法があります。
ブラウザ版のOutlook(Outlook on the Web)をChromeで開き、アドレスバーのインストールボタンからアプリ化すると、リンクは必然的にChromeで開くようになります。
デスクトップアプリにこだわりがなければ、この方法が一番ストレスがないかもしれません。
Windows11でのChrome設定
Windows 11をお使いの方は、設定が少し複雑になっているので注意が必要です。Windows 10のように一括でポンと切り替えられない場合があるんですよね。
「設定」>「アプリ」>「既定のアプリ」でGoogle Chromeを選んだ後、画面上部の「既定値に設定」ボタンを押すのが基本ですが、それでも一部のファイル形式(PDFや特定のHTMLファイルなど)がEdgeのまま残っていることがあります。
一覧の中にEdgeのアイコンが残っている項目があれば、個別にクリックしてChromeに変更しておきましょう。特に.htmlや.htmなどの拡張子が重要です。
OutlookのURLがChromeで開かない対処

ここまでは「ブラウザの種類」の話でしたが、ここからはもっと深刻な「リンクをクリックしても反応しない」「エラーが出て開かない」というトラブルについて触れていきます。特に「組織のポリシーにより…」というメッセージが出るとドキッとしてしまいますが、必ずしも会社のルールのせいではないことが多いんです。
リンクが開かない不具合の解決策
リンクをクリックしても何も起きない、あるいはエラーが出る場合、ブラウザの設定情報が破損している可能性が高いです。まずは簡単な対処法から試してみるのが良いかなと思います。
一番手軽なのは、一度別のブラウザ(Edgeなど)を既定にしてから、PCを再起動し、もう一度Chromeを既定にし直すという方法です。これで設定が上書きされて直ることがあります。
| エラーの状況 | 考えられる原因 | 推奨される対処 |
|---|---|---|
| Edgeで開いてしまう | Outlookの仕様変更 | Outlookの設定変更 |
| 組織のポリシーエラー | レジストリの破損 | レジストリ修復 |
| アプリが見つからない | ブラウザ削除の残骸 | 既定アプリの再設定 |
組織のポリシーエラーが出る原因
「組織のポリシーにより、この操作を完了できません」というエラーメッセージ。これが出ると「会社で禁止されたのかな?」と思いがちですが、自宅の個人PCでもよく発生します。実はこれ、古いInternet Explorer(IE)の設定や、以前インストールしていたブラウザの情報が中途半端に残っていることが原因であるケースが大半なんです。
具体的には、Windows内部で「HTMLファイルを開くための命令(htmlfileクラス)」が壊れてしまっている状態です。Chromeをアンインストールしたり、システムの復元を行ったりした後に起こりやすいトラブルですね。
アプリケーションが見つからない時
「アプリケーションが見つからない」といったエラーが出る場合も、原因は似ています。リンクを開こうとしたとき、Windowsが「以前使っていたあのブラウザで開こう」としたけれど、そのブラウザが既に削除されていて見つからない、という状況です。
この場合は、先ほど紹介した「既定のアプリ」の設定画面で、明示的にChromeを選び直すことでリンクの紐付け(関連付け)が修復されることが多いです。
レジストリを修復して直す手順
上記の方法でも直らない場合、Windowsの「レジストリ」というシステムの中枢設定を直接直す必要があるかもしれません。ただし、これは少し上級者向けの手順になります。
「htmlfile」というキーに関連する設定を正しい状態に戻す作業が必要ですが、レジストリ操作は間違えるとPCが起動しなくなるリスクもあります。
レジストリの編集はシステムに重大な影響を与える可能性があります。必ずバックアップを取った上で、自己責任で行ってください。不安な場合は詳しい人に相談することをお勧めします。
一般的には、以下のキーの状態を確認することが多いですが、直接いじるのが怖い場合は、Windowsの「システムの復元」を試すのも一つの手です。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes.html
また、古いIEの設定をリセットすることで直ることもあるので、「インターネットオプション」から設定のリセットを試してみるのも価値があります。
OutlookのURLをChromeで使うまとめ

今回は、OutlookのURLをChromeで開くための設定やトラブル対処法について解説しました。勝手にEdgeで開くのはMicrosoftの仕様変更が原因であり、設定で変更可能です。また、リンクが開かないエラーはレジストリなどの不整合が原因であることが多いですね。
最後にポイントを整理します。
- Edgeで開くのは「Outlookのオプション」設定で「既定のブラウザー」に変更すれば直る。
- Windows 11ではファイル形式ごとの既定アプリ設定もしっかり確認する。
- 「組織のポリシー」エラーは、会社の制限ではなくPC内部の設定破損の可能性が高い。
- どうしても直らない場合は、Web版のOutlook(PWA)をChromeで使うのも賢い選択肢。
この記事が、毎日のメールチェックのストレス解消に役立てば嬉しいです。なお、正確な最新情報はMicrosoftの公式サイトなども併せてご確認くださいね。

