Outlookオンラインアーカイブとは?容量や表示されない時の対策

「メールボックスがいっぱいです」という警告が出ると、なんだか焦ってしまいますよね。古いメールを整理しようとして調べているうちに「オンラインアーカイブ」という機能があることを知った方も多いのではないでしょうか。でも、通常の「アーカイブフォルダ」との違いや使い方がよくわからなかったり、iPhoneなどのスマホから見れるのか不安だったりすることもあるかと思います。また、設定したはずなのに表示されないとか、検索できないといったトラブルに直面すると困ってしまいますよね。勝手にメールが消えるんじゃないかという心配もあるかもしれません。この記事では、Outlookオンラインアーカイブとは具体的にどのような機能なのかという基本から、実際に使う上で知っておきたいポイントまで、私の経験を交えてわかりやすくまとめてみました。

オンラインアーカイブ
  • オンラインアーカイブと通常のアーカイブフォルダの決定的な違い
  • メールボックスの容量不足を解消する仕組みと保存期間のルール
  • アーカイブが表示されない原因や検索できない時の具体的な対処法
  • スマホアプリでの閲覧方法や間違って移動したメールを戻す手順
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## Outlookオンラインアーカイブとは?機能と違いを解説

まずは、一番ややこしい「似ているけど違う機能」について整理しておきましょう。「アーカイブ」という言葉がついた機能がいくつかあるので、ここをスッキリさせるだけでかなり理解が進むはずです。

### アーカイブフォルダとの違いを比較

Outlookを使っていると、フォルダ一覧の中に「アーカイブ」というフォルダが元々あったりしますよね。これと「オンラインアーカイブ」は、実は全く別のものなんです。

通常の「アーカイブフォルダ」は、単に受信トレイを整理するための「保管用フォルダ」です。ここに入れたメールも、メールボックスの容量(例えば50GBの上限など)を消費し続けます。つまり、ここに移しても「空き容量」は増えないんですよね。

一方で、「オンラインアーカイブ(インプレースアーカイブ)」は、クラウド上にある「第2のメールボックス」のようなイメージです。こちらはメインのメールボックスとは別の保存領域を持っているので、ここにメールを移動させれば、メインの容量を空けることができます。

機能名 保存場所 容量への影響
アーカイブフォルダ メインのメールボックス内 容量を消費する(減らない)
オンラインアーカイブ クラウド上の別領域 メインの容量を消費しない

### オンラインアーカイブの容量と上限

「じゃあ、オンラインアーカイブの方はどれくらい保存できるの?」と気になりますよね。これは契約しているMicrosoft 365のプランによって変わってくるようです。

一般的な法人向けプラン(Business Standardなど)だと、50GBの容量が割り当てられることが多いですね。これだけでも相当な量のメールを保存できます。さらに上位のプラン(Enterprise E3やE5など)だと、初期状態で100GB、さらに条件を満たせば「自動拡張アーカイブ」という機能で、なんと最大1.5TBまで広がることもあるそうです。

ポイント

自分のプランでどれくらいの容量が使えるかは、会社のIT管理者さんに確認してみるのが確実かなと思います。個人で勝手に増やせるものではないので、そこは注意が必要ですね。

### 保存期間や期限の設定について

オンラインアーカイブには、「いつメールが移動されるか」というルールがあります。これを「保持ポリシー」と呼んだりしますね。

例えば、「受信してから2年経過したメールは自動的にオンラインアーカイブへ移動する」といった設定が会社全体で適用されていることが多いです。この期間(保存期間)の設定も、基本的には管理者が決めるものです。

「自分はもっと早く移動させたい」あるいは「このフォルダはずっと手元に残したい」といった場合、ユーザー側でフォルダごとにポリシー(タグ)を変更できることもあります。右クリックメニューの「ポリシーの割り当て」から確認できるので、一度見てみるといいかもしれません。

### 自動アーカイブの設定方法とポリシー

「自動アーカイブ(古いアイテムの整理)」という機能についても少し触れておきます。これは昔からある機能で、PCの中に「archive.pst」というファイルを作って保存するものです。

注意点

この昔ながらの「自動アーカイブ(PSTファイル)」と、今回の「オンラインアーカイブ」は別物です!

PSTファイルはPCが壊れるとデータも消えてしまうリスクがあるので、最近はあまり推奨されていないみたいですね。会社によっては、この機能を禁止して、オンラインアーカイブ一本に絞っているところも多いと思います。

オンラインアーカイブ側の自動設定は、先ほど触れた「ポリシー」によってサーバー側で自動的に行われます。私たちがPCの電源を切っていても、クラウド上で勝手に移動してくれるので非常に楽ちんですね。

### メールが消えるのを防ぐ仕組み

「アーカイブしたらメールが消えるんじゃないか?」と不安になる方もいるかもしれません。でも、オンラインアーカイブは「削除」ではなく「移動」なので、データは安全に保管されています。

むしろ、メインのメールボックスがいっぱいになって新しいメールが受信できなくなるリスクを防ぐための仕組みと言えます。ただし、オンラインアーカイブにも容量上限はあるので、そこがいっぱいになれば受信拒否や移動エラーが起きる可能性はあります。

もし「メールが見当たらない!」となった場合は、消えたのではなく、自動的にオンラインアーカイブのフォルダへ移動されただけの可能性が高いです。まずは慌てずにアーカイブ内を探してみましょう。

## Outlookオンラインアーカイブとは?表示されない時の対策

オンラインアーカイブ1

便利な機能なんですが、いざ使おうとしたら「フォルダが見当たらない」「検索しても出てこない」といったトラブルに遭遇することもあります。ここからは、よくあるトラブルと対処法について見ていきましょう。

### オンラインアーカイブが表示されない原因

Outlookの左側のフォルダ一覧に「オンラインアーカイブ – [メールアドレス]」という表示が出てこない場合、いくつか原因が考えられます。

一つ目は、単純に機能が有効化されていないケースです。これは管理者が設定するものなので、自分ではどうにもならないことが多いです。もし同僚には表示されているのに自分だけない、という場合はヘルプデスクに相談してみるといいですね。

二つ目は、反映のタイムラグです。有効化されてからOutlookに表示されるまで、最大で24時間くらいかかることもあるそうです。「設定したはずなのに!」と思っても、翌日になったらポロっと表示されていることもあります。

三つ目は、使っているOutlookのバージョンです。古いバージョンのOutlookや、特定のライセンス版(Standard版など)では、そもそも表示されない仕様の場合があるようです。

### 検索できないトラブルの解決策

「過去のメールを検索したのにヒットしない…」という場合、検索の「範囲」が狭まっている可能性があります。

通常の検索ボックスを使うと、デフォルトでは「現在のメールボックス」だけを探しに行くことが多いんです。オンラインアーカイブは「別のメールボックス」扱いになるので、検索範囲から漏れてしまうんですね。

解決策

検索ボックスをクリックしたときに表示されるオプションや、検索タブで、検索範囲を「すべてのメールボックス」「すべてのOutlookアイテム」に切り替えてみてください。これでアーカイブの中身も含めて検索してくれるようになりますよ。

### 基本的な使い方の手順とメール移動

基本的な使い方は、普段のフォルダ操作とほとんど変わりません。

  • 閲覧する: 左側のフォルダツリーから「オンラインアーカイブ」をクリックして開く。
  • 移動する: 受信トレイのメールをドラッグ&ドロップでアーカイブ内のフォルダへ引っ張る。
  • 整理する: アーカイブ内でも新しくフォルダを作成して、プロジェクトごとに整理する。

まるでUSBメモリを挿したときのように、別の保存場所として自由に扱えるのが特徴です。手動で移動させれば、その分だけメインの受信トレイが軽くなります。

### iPhoneやスマホで閲覧する方法

これ、以前は「スマホからは見れない」というのが最大の弱点だったんですよね。外出先で昔のメールが見れなくて困った経験がある方もいると思います。

でも、朗報です!最近のアップデート(2024年後半ごろ)で、iOSやAndroidのOutlookアプリでもオンラインアーカイブが見れるようになったようです。

アプリが最新版になっていれば、フォルダ一覧の中にPC版と同じように「オンラインアーカイブ」が表示されているはずです。もし見当たらない場合は、アプリをアップデートしてみるか、一度アカウントを再設定してみると表示されるかもしれません。

### メールを元に戻す方法と注意点

「間違ってアーカイブに移動しちゃった!」という場合も、焦らなくて大丈夫です。メールを元に戻すのはとても簡単です。

オンラインアーカイブにあるメールを、ドラッグ&ドロップで再び「受信トレイ」やメインのフォルダに戻すだけです。これで元の場所にデータが戻ります。

注意点

ただし、戻した分だけメインのメールボックスの容量を使うことになります。もしメインが容量ギリギリの状態だと、戻した瞬間に「容量オーバー」になってしまうかもしれないので、そこだけは気をつけてくださいね。

### まとめ:Outlookオンラインアーカイブとは管理の要

オンラインアーカイブ2

Outlookオンラインアーカイブとは、いわば「クラウド上の巨大な倉庫」のようなものです。普段使いのデスク(受信トレイ)をスッキリ保ちつつ、必要な時にはいつでも過去の資料(メール)を取りに行ける、非常に理にかなった機能なんですね。

最初は「どこにあるの?」「使い方が難しそう」と感じるかもしれませんが、一度慣れてしまえば、メール整理の強力な味方になってくれます。特にスマホからアクセスできるようになったのは大きいですよね。ぜひこの機能を活用して、快適なメール環境を整えてみてください。

※本記事の内容は執筆時点(2026年1月)の情報に基づいています。Microsoft 365の仕様は頻繁に変更されるため、正確な情報や設定手順については、必ずMicrosoft公式サイトや組織の管理者にご確認ください。
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