Outlookクラシックとは?違いや戻し方といつまで使えるか解説

ある日突然パソコンのメール画面が変わってしまい、使いにくいと感じて戸惑っている方も多いのではないでしょうか。今まで慣れ親しんだ画面はOutlookクラシックと呼ばれており、新しく登場したNew Outlookとは仕組みも機能も全く異なります。私自身も仕事で毎日メールを使っているので、勝手に仕様が変わると本当に困ってしまいますよね。この記事では、なぜ画面が変わってしまったのかという疑問から、アイコンで見分ける違いや元の画面への戻し方、そしていつまで現在のバージョンを使い続けられるのかについて、詳しく掘り下げていきます。

クラシック
  • New Outlookとの決定的な違いと機能差
  • 2029年までサポートが続く安心の理由
  • 勝手に切り替わった画面を元に戻す手順
  • 今後の強制移行に備えた具体的な対策
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Outlookクラシックとは何か?基本と特徴

ここでは、長年ビジネスの現場で愛用されてきた従来のOutlookがどのようなソフトなのか、新しく登場したバージョンと何が違うのかについて解説していきます。名前は似ていますが、中身は全く別のアプリと言っても過言ではありません。

New Outlookとの違いと機能比較

Outlookクラシックとは、簡単に言うとパソコン本体の能力をフル活用する「高機能なメールソフト」です。これに対してNew Outlookは、Webブラウザで見ているメール画面をアプリ風に見せているもので、インターネット上のクラウド機能に依存しています。

私が実際に使ってみて感じた大きな違いを、以下の表にまとめてみました。

機能・特徴 Outlookクラシック New Outlook
処理の仕組み パソコン上で処理(パワフル) Web上で処理(軽量)
データの保存 PSTファイルでローカル保存可能 クラウド上がメイン
拡張機能 VBAマクロ、COMアドイン対応 Webアドインのみ対応
オフライン操作 過去のメールもサクサク検索 機能が制限される
アカウント対応 Microsoft以外のメールも直結 Microsoftクラウド経由で同期

このように、Outlookクラシックは「自分のパソコンで完結する」安心感があるのに対し、New Outlookは「常にネットとクラウドにつながっている」ことが前提の作りになっています。

アイコンで見分けるクラシック版の特徴

自分のパソコンに入っているOutlookがどちらなのか、パッと見で判別するには「アイコン」を確認するのが一番確実です。

  • Outlookクラシック:従来の青いアイコンそのまま。余計な文字は付いていません。
  • New Outlook:アイコンの中に「NEW」や「PRE」というタグが付いています。

もし、スタートメニューに「NEW」と書かれたアイコンと、何も書かれていないアイコンの両方がある場合は、それぞれのアプリが別物として共存している状態です。この場合、タグが付いていない方をクリックすれば、これまで通りのOutlookクラシックを起動できることが多いですよ。

オフラインやVBAが使えるメリット

私がOutlookクラシックを使い続ける最大の理由は、やはり「VBAマクロ」や「COMアドイン」が使える点にあります。日本の企業では、ExcelとOutlookを連携させて請求書を自動送信したり、セキュリティ対策のアドインを入れて誤送信を防いだりしているケースが非常に多いですよね。

New Outlookでは、これら従来の便利なマクロやアドインが一切動かなくなります。業務効率化のために作り込んだ仕組みがある場合、クラシック版を使い続けるメリットは絶大です。

また、ネット環境がない飛行機の中や、通信が不安定な場所でも、過去のメールを検索したり下書きを作ったりできる「オフライン機能」の強さも、クラシック版ならではの魅力かなと思います。

新しいOutlookが使いにくい理由

「新しいOutlookにしたら使いにくい」という声を聞くことがありますが、これは単なる慣れの問題だけではありません。画面のデザインがWeb版(ブラウザ版)と共通化されたことで、画面上の情報量が減ってしまい、一覧性が下がってしまったことが大きな要因です。

また、プライバシーの観点でも少し気になる点があります。New OutlookでGmailなどの他社メールを使う場合、仕組み上、Microsoftのクラウドサーバーを経由してデータを同期することになります。これまでは自分のPCとメールサーバーが直接つながっていたので、この構造の変化に違和感を持つ方もいるかもしれませんね。

移行で消えた便利な機能と注意点

New Outlookへの移行で「あれ、あの機能がない?」と気づくことは多々あります。例えば、以下のような機能が現時点では制限されていたり、使い勝手が変わっていたりします。

  • PSTファイルの自由な操作:バックアップとして保存した過去のメールデータ(.pst)を簡単に開いたり編集したりするのが難しくなっています。
  • ウィンドウの柔軟な操作:メールとカレンダーを別々のウィンドウで開いて、マルチモニターで並べて作業するといった使い方が制限されることがあります。
  • タスク機能の統合:従来のOutlook内で完結していたタスク管理が、Webベースの「To Do」へのリンクに変わってしまい、画面遷移が発生します。

特に「メールを別名で再送(Resend)」する機能など、細かいけれど業務で頻繁に使っていた機能が見当たらないこともあるので、仕事で使う場合は事前の確認が必須ですね。

Outlookクラシックとはいつまで使える?

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「いつか強制的に使えなくなるのでは?」と不安に思っている方も多いと思います。ここでは、Microsoftのサポート期限や、意図せず切り替わってしまった場合の対処法について、具体的な情報をお伝えします。

2029年のサポート終了期限について

結論から言うと、Outlookクラシックは少なくとも2029年までは使い続けられる可能性が高いです。

これは、2024年にリリースされた永続ライセンス版(LTSC 2024)のサポート期限が2029年10月まで設定されているためです。サブスクリプション版であるMicrosoft 365 Appsも、基本的にはこのライフサイクルに追随すると考えられています。

ただし、Windowsに標準搭載されていた無料の「メール&カレンダー」アプリは2024年末で終了し、New Outlookへ強制移行となります。これと混同しやすいですが、有料のOutlook(クラシック版)はまだ寿命が残っていますので安心してください。

勝手に切り替わった時の戻し方手順

ある日起動したら勝手にNew Outlookになっていた、という場合でも、焦らず対応すれば元に戻せます。基本的にはアプリ内のスイッチ操作だけで復旧可能です。

  1. New Outlookの画面を開きます。
  2. 画面の右上にある「新しいOutlook」というトグルスイッチを探します。
  3. このスイッチをクリックして「オフ」にします。
  4. フィードバックを求められることがありますが、スキップして進めると、従来のOutlookクラシックが再起動します。

もしトグルスイッチが見当たらない場合は、[ヘルプ] メニューの中に「従来のOutlookに移動」というボタンがないか探してみてください。

トグルスイッチで設定を変更する方法

先ほど紹介したトグルスイッチですが、一度戻しても、またしばらくすると「新しいOutlookを試してみませんか?」という通知が出ることがあります。これはMicrosoftが移行を進めたい意図があるためですが、現時点ではあくまで「試用(Opt-in)」の段階です。

ユーザー側で明示的にスイッチをオンにしない限りはクラシック版が維持されるはずですが、アップデートのタイミングなどで設定がリセットされることもあるので、「勝手に変わったらスイッチをオフ」という基本操作を覚えておくと良いでしょう。

レジストリで強制移行を防ぐ設定

「毎回スイッチを戻すのが面倒くさい!」という方や、会社のパソコン管理者の方向けに、Windowsのレジストリを編集してNew Outlookへの切り替えをブロックする方法もあります。少し上級者向けの手順になります。

レジストリの編集は、間違えるとWindowsの動作に影響を与えるリスクがあります。必ずバックアップを取ってから、自己責任で行ってください。

  • レジストリエディタで HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Preferences を開きます。
  • UseNewOutlook という値を作成し、データを 0 に設定します。

この設定をしておくと、トグルスイッチによる切り替えが無効化され、常にクラシック版が起動するようになります。

今後も継続利用するための対策

2029年までは使えるとはいえ、Microsoftは徐々にNew Outlookへの移行を推奨しています。今後もクラシック版を快適に使い続けるためには、以下の点に気をつけておくと良いかなと思います。

  • アップデート情報の確認:機能が削除されたり、移行の案内が強化されたりするタイミングを把握しておく。
  • データのバックアップ:PSTファイルなどのローカルデータは、定期的に外付けHDDなどにバックアップを取っておく。
  • 代替案の検討:今のうちにVBAマクロに代わる自動化手段(Power Automateなど)を少しずつ調べておく。

Outlookクラシックとは何かを再確認

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ここまで解説してきたように、Outlookクラシックとは、長年の歴史に裏打ちされた「多機能で安定した、プロフェッショナル向けのメールクライアント」です。新しいものが常に良いとは限らず、特に業務で使うツールにおいては、慣れ親しんだ操作性や安定性が何よりも重要ですよね。

New Outlookへの流れは止まらないかもしれませんが、私たちユーザーにはまだ選択肢が残されています。それぞれの違いを正しく理解して、自分にとって一番使いやすい環境を選んでいきましょう。

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