2025年10月のサポート終了が迫る中、Windows 10を使い続けるためのESUに関する情報が気になりますよね。特に企業や組織で管理されている方や個人でも導入を検討されている方にとって、正しく適用されているかどうかの確認方法は非常に重要です。価格やいつまで使えるのかといった疑問に加え、無料で使える例外はあるのかなど、知っておくべきポイントは多岐にわたります。この記事では、実際にESUが有効になっているかを確かめる手順を分かりやすくまとめました。

- コマンドを使った最も確実なライセンス状態の確認手順
- 設定画面やコントロールパネルで見分ける簡易的なチェック方法
- 個人向けと法人向けでの確認ポイントの違い
- エラーが出た場合の対処法や費用に関する注意点
Windows 10 ESUの確認方法と正確な手順
「ESUを購入してキーを入れたはずなのに、本当に守られているのか不安」という方は多いと思います。実は、Windowsの画面上で「有効」と表示されていても、内部的には正しく認証されていないケースがあるようです。ここでは、プロも使う確実な確認方法から、手軽に見られる方法まで、いくつかの手段を整理してご紹介します。
コマンドでライセンス認証状態を見る
一番確実で、私もおすすめしたいのが「コマンドプロンプト」を使った確認です。Windowsには標準でライセンス管理ツールが入っており、これを使うと現在のステータスが丸裸になります。
具体的には、以下の手順で行います。
- スタートボタンを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を起動します。
- 画面に
slmgr /dlvと入力してエンターキーを押します。 - 少し待つと、「Windows Script Host」というウィンドウがポップアップします。
この画面は情報量が多くて最初は驚くかもしれませんが、注目すべきは「名前」と「ライセンスの状態」の2箇所だけです。
チェックすべき重要項目
- 名前: “Client-ESU-Year1” のように「ESU」という文字が含まれているか。
- ライセンスの状態: 「ライセンスされています」になっているか。
もしここが「通知」や「ライセンスされていません」になっている場合は、キーの入力まではできていても、認証(アクティベーション)が完了していない可能性があります。特に、通常のWindows 10 Proのライセンス情報と混ざって表示されることがあるので、スクロールして「ESU」の項目を探すのがコツですね。
設定画面やコントロールパネルの表示
「黒い画面でコマンドを打つのはちょっと怖い」という方は、普段見慣れている設定画面から確認する方法もあります。特に個人向けESUや、簡易的なチェックであればこちらでも十分な場合があります。
まず、「設定」>「更新とセキュリティ」>「Windows Update」を開いてみてください。ESUが正常に認識されている場合、ここに「Extended Security Updates が有効です」といった表示やアイコンが出ることがあります。
また、もう一つの方法として「更新履歴」を見るのも有効です。
コントロールパネルの「プログラムと機能」から「インストールされた更新プログラムを表示」に進み、2025年10月以降の日付のセキュリティ更新プログラムが入っていれば、それはESUが機能している証拠になります。ライセンスがないPCには、そもそも新しい更新プログラムが降りてこない仕組みだからです。
レジストリ値から適用状況を判断
これは少し上級者向け、あるいは社内SEのような方向けの方法になりますが、レジストリを確認することで「システムがESUをどう認識しているか」を知ることができます。
資産管理ツールなどで全社のPCを一括調査する場合などに使われる方法ですね。場所としては以下のパスなどが参照されることが多いようです。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SoftwareProtectionPlatform\ESU
この中に「EnableESUSubscriptionCheck」といった値があり、これが「1」になっていればチェック機能が働いていると判断できます。
レジストリ操作の注意点
レジストリはWindowsの心臓部です。ここを書き換えて無理やり有効に見せかけても実際のライセンス認証は通りませんし、最悪の場合PCが起動しなくなるリスクもあります。あくまで「確認用」として見るだけに留めてください。
個人向けESUの登録と確認のポイント
今回のWindows 10 ESUで特徴的なのが、初めて「個人向け(コンシューマー向け)」が提供されている点です。私も調べてみて驚いたのですが、企業向けとは仕組みが少し違います。
企業向けが「25桁のプロダクトキー(MAKキー)」を使うのに対し、個人向けは「Microsoftアカウントに紐づくクラウド認証」が基本になるようです。
| 項目 | 企業・教育向け | 個人向け |
|---|---|---|
| 認証方式 | プロダクトキー (MAK) | クラウド認証 (Microsoftアカウント) |
| 購入場所 | リセラー・CSPなど | Microsoft Storeなど |
| 確認方法 | slmgrコマンドが確実 | 設定画面の表示が主 |
個人版の場合、購入したアカウントでPCにサインインし、設定画面で「登録」ボタンを押すような流れになります。そのため、コマンドで確認しても詳細が出ない場合があるかもしれません。設定画面で「登録済み」になっていれば基本的にはOKと考えて良いでしょう。
ESUのサポート期間はいつまでか
確認方法と合わせて押さえておきたいのが、「この権利はいつまで有効なのか」という点です。ESUは永続的なものではなく、最大3年間の時限措置です。
ESUの期間スケジュール(目安)
- Year 1: 2025年10月 ~ 2026年10月
- Year 2: 2026年10月 ~ 2027年10月
- Year 3: 2027年10月 ~ 2028年10月
重要なのは、「1年ごとにライセンスを買い直して、再認証する必要がある」という点です。一度設定すれば3年間放置できるわけではなく、毎年新しいキー(または更新)を適用しなければなりません。「今年は確認できたけど、来年は忘れていた」とならないよう、カレンダーにメモしておくと良いですね。
Windows 10 ESUの確認方法やエラー対処

いざ確認しようとしたらエラーが出たり、「そもそも適用できない!」と焦ったりすることもあるかもしれません。ここでは、よくあるトラブルや、コストに関する現実的なお話をしておきます。
キーが無効等のエラーコード対策
コマンドでキーを入力した際、「エラー: 0xC004F050」のような表示が出て弾かれるケースが非常に多いようです。これは「プロダクトキーが無効」という意味なのですが、実はキーが間違っているわけではないことが多いのです。
私が調べた限り、最大の原因は「準備パッケージが入っていないこと」です。
Windows 10が新しいESUのキーを認識するためには、「ESU ライセンス準備パッケージ(Licensing Preparation Package)」という更新プログラムを事前にインストールしておく必要があります。これを入れずにキーを叩いても、OS側が「何このキー?知らない形式だよ」と拒否してしまうんですね。
まずはWindows Updateを最新まで実施し、それでもダメならMicrosoft Updateカタログから該当するKB(更新プログラム)を手動で入れる必要があります。
ESUの価格と年次更新コストの仕組み
確認方法を検索されている方は、すでに購入済みの方が多いかもしれませんが、2年目以降の価格についても知っておく必要があります。
Windows 10 ESUの価格設定は少し特殊的で、「毎年価格が倍増する」という仕組みになっています(企業向けの場合)。
- 1年目:約61ドル(目安)
- 2年目:約122ドル(目安)
- 3年目:約244ドル(目安)
これはMicrosoftからの「早くWindows 11へ移行してくださいね」という強いメッセージだと私は感じています。3年目まで粘ると、新品のPCが買えるくらいのコストがかかってしまうかもしれません。コストパフォーマンスを考えると、ESUはあくまで「移行までのつなぎ」と割り切るのが賢明です。
無料で使える例外的なケースはあるか
「できればお金をかけずに延長したい」と考えるのは当然ですよね。基本的には有料のプログラムですが、例外的に追加費用なしでESUの権利が得られるケースも存在します。
一つは、「Windows 365」や「Azure Virtual Desktop」を利用している場合です。これらクラウド上のWindowsを利用している場合は、特典としてESUが無償で付帯することが多いです。
また、教育機関向け(Education)は非常に安価(1ドルなど)に設定されていますが、一般企業や個人が無料になる正規の方法は、残念ながら基本的にはありません。「無料でパッチが当たる」と謳う怪しいツールなどには十分注意してくださいね。
更新プログラム適用のトラブル解決
ライセンス認証は通っている(確認できた)のに、肝心のセキュリティ更新プログラムがインストールできない、というトラブルも聞きます。
この場合、「SSU(サービススタック更新プログラム)」が古い可能性があります。これは「更新するための機能自体を更新する」という少しややこしいものですが、これが古いままだと新しいパッチを受け入れられません。
トラブル時のチェック順序
- 最新のSSUを適用する。
- 最新の累積更新プログラム(LCU)を適用する。
- 再起動して確認する。
まとめ:Windows 10 ESUの確認方法を再点検
ここまで、Windows 10 ESUの確認方法について詳しく見てきました。最後にポイントを振り返ってみましょう。
- 最も確実な確認方法は、コマンドでの
slmgr /dlv実行。 - 「ライセンスされています」の表示と「ESU」の文字を確認すること。
- エラーが出る場合は「準備パッケージ」の適用忘れを疑うこと。
- ESUは1年ごとの更新が必要で、価格も上がっていく点に注意。
2025年問題は大きな変化ですが、正しい手順で確認し、管理できていれば恐れることはありません。まずはご自身のPCや管理下の端末がどのような状態になっているか、一度コマンドを叩いて確認してみてはいかがでしょうか。
※本記事の情報は執筆時点の一般的な情報に基づいています。詳細な仕様や価格はMicrosoftの公式サイトで最新情報をご確認ください。

