Windowsのアップデートが終わらないという状況に直面すると、本当に焦りますよね。「準備しています」の画面がずっとぐるぐると回っていて進まないときや、0%や99%でピタッと止まってしまったときは、いつまで待てばいいのか、それとも強制終了してしまっても大丈夫なのか、不安でたまらなくなるものです。特にWindows11へのアップグレード中や、久しぶりにパソコンを開いたときにこうしたトラブルが起きると、故障したのではないかと心配になるかと思います。この記事では、2026年現在の最新情報をもとに、放置すべき時間の目安や、安全に電源を切るための判断基準について、私自身の経験も踏まえて詳しく解説していきます。

- 終わらないアップデートをいつまで待つべきかの具体的な時間目安
- アクセスランプを確認して安全に強制終了するための判断基準
- 99%や0%で止まってしまう原因とそれぞれの対処法
- 2026年に多発しているシャットダウンできないバグの解決策
Windows Updateが終わらない原因と待機時間の目安
まずは、なぜアップデートが途中で止まってしまうのか、その原因と「どれくらい待てばいいのか」という時間の目安についてお話しします。ただ待つだけではなく、パソコンが内部で何をしているのかを知ることで、落ち着いて対処できるようになりますよ。
準備中のまま進まない主な原因と理由
「Windowsの準備をしています」という画面が表示されたまま、数時間経っても変化がない。これは多くのユーザーが経験する現象ですが、実はこのとき、裏側ではものすごい量の処理が行われているんです。
Windows Updateは、単に新しいファイルを持ってくるだけではありません。古いシステムファイルと新しいファイルを整合性を保ちながら入れ替える「トランザクション処理」を行っています。もしこの途中で電源が切れてもシステムが壊れないように、一時的にデータを保留(Pending)している状態なんですね。
進まない主な原因としては、アンチウイルスソフトや他のバックグラウンドアプリがシステムファイルをロックしてしまっているケースが挙げられます。更新プログラムがファイルを書き換えようとしているのに、別のソフトが「使用中」にしてしまっているため、ロックが解除されるのを延々と待ち続けている状態です。これが「準備中」の正体であることが多いですね。
ポイント:「準備中」はフリーズしているわけではなく、他のソフトがファイルを放すのを待っている「順番待ち」の状態であることが多いです。
0%や99%で止まる現象のメカニズム
進捗状況が「0%」のまま動かない場合と、「99%」まで行って止まる場合とでは、起きている問題が全く異なります。
まず「0%」の場合ですが、これは通信や初期化のフェーズでのトラブルがほとんどです。Microsoftのサーバーと通信しようとしても、手元のカタログ情報とサーバーの情報が噛み合わずに無限ループしていたり、ダウンロードを担当する「BITS」というサービスが他の通信に邪魔されていたりするんですね。特に2025年にサポートが終了したWindows 10を使っている場合、拡張セキュリティ更新(ESU)のライセンスがないのにパッチを検知してしまい、ダウンロード許可が下りずに0%でスタックするケースも増えています。
一方で「99%」の壁。これは「移行の最終確認」で引っかかっている状態です。ファイルの展開は終わっているのですが、ドライバーの引き継ぎや再起動後の設定を作っている最中に、応答しないハードウェア(古いUSB機器やプリンターなど)があると、そこで処理が止まってしまうんです。あと1%が進まないのは、インストーラーが周辺機器からの返事を待ち続けているからなんですね。
更新が終わらないなら何時間放置すべきか
「じゃあ、結局どれくらい待てばいいの?」というのが一番気になるところですよね。これには明確な目安があります。お使いのパソコンがSSD(最近の速いディスク)か、HDD(従来のハードディスク)かによって大きく変わります。
| 更新の種類 | SSD搭載機 | HDD搭載機 |
|---|---|---|
| 通常の月例更新 | 約1時間 | 約2時間 |
| 大型機能更新 | 約2時間 | 4〜6時間 |
HDD搭載機の場合、数十万個の小さなファイルを書き換えるのに物理的なヘッドの移動が必要なので、SSDに比べて数倍〜数十倍の時間がかかります。「止まっている」と思っても、実は必死に書き込みを行っている最中ということも珍しくありません。特に大型アップデートの場合は、HDDなら半日近く放置してようやく終わることもあります。
注意:HDD搭載のパソコンをお使いの場合は、画面が変わらなくても最低でも3〜4時間は様子を見ることをおすすめします。
強制終了していいかアクセスランプで判断
数時間待ってもダメな場合、強制終了を考えることになりますが、タイミングを間違えると最悪の場合Windowsが起動しなくなってしまいます。そこで頼りになるのが「アクセスランプ」です。
パソコン本体の側面やキーボード付近にある、筒のようなマークやディスクのアイコンが付いたランプを見てください。これがチカチカと点滅、あるいは点灯している間は、絶対に電源を切ってはいけません。まさに今、ハードディスクにデータを書き込んでいる最中だからです。この状態で電源を切ると、システムファイルが破損するリスクが極めて高いです。
逆に、アクセスランプが15分以上完全に消灯していて、かつマウスカーソルも全く動かない場合。これはシステムが完全にフリーズ(ハングアップ)している可能性が高いです。この状態であれば、これ以上待っても復帰する見込みは薄いため、自己責任にはなりますが強制終了を検討しても良い段階と言えるでしょう。
2026年特有のシャットダウン不可バグ
実は2026年に入ってから、少し厄介なバグが報告されています。「アップデートが終わらない」と思って強制終了しようとしても、そもそもシャットダウン自体ができないという現象です。
これは2026年1月の更新プログラム(KB5073455など)に含まれる「Secure Launch」というセキュリティ機能に関連する不具合です。システムを終了させようとすると、ハードウェアとの通信がうまくいかずに再起動してしまったり、電源が落ちないままフリーズしたりします。
ユーザーからすると「更新が終わらないから電源を切ろうとしたのに、それもできない」という八方塞がりな状況に見えますが、これは更新処理自体は終わっているのに、終了処理でコケているだけの可能性もあります。この場合は、後ほど紹介するコマンドを使った対処法が有効です。
Windows Updateが終わらない時の具体的な解決策

ここからは、実際にトラブルに直面したときに試すべき解決策を、リスクの低い順に紹介していきます。いきなり難しいことをするのではなく、簡単なことから順に試していくのが鉄則ですよ。
まずは周辺機器を外して再起動を試す
一番簡単で、かつ効果が高いのがこれです。パソコンに繋がっている電源ケーブルとモニター以外のすべての周辺機器を外してください。
USBメモリ、外付けハードディスク、プリンター、Webカメラ、ワイヤレスマウスのレシーバーなど、これらが挿さったままだと、Windowsは更新の再起動時にそれらのドライバーを読み込もうとして、応答待ちで止まってしまうことがあります。
全て外した状態で、一度強制終了(電源ボタン長押し)し、10分ほど放電(コンセントも抜いて放置)させてから、必要最小限の構成(マウスとキーボードのみ)で電源を入れ直してみてください。これだけで、止まっていた更新があっさり完了することも多いんです。
99%で止まる場合のメディアフォルダ操作
Windows 10から11へのアップグレードなどで「99%」で止まってしまう場合、Microsoftのコミュニティなどで知られている強力な「裏技」的な対処法があります。これはインストーラーが作成した一時フォルダを手動で操作する方法です。
手順の概要:
1. エクスプローラーのアドレスバーに C:$GetCurrent と入力してEnter(隠しフォルダが開きます)。
2. 中にある Media というフォルダをデスクトップにコピーして退避させます。
3. パソコンを再起動します。
4. 再起動後、デスクトップの Media フォルダを元の C:$GetCurrent に戻します。
5. Mediaフォルダ内の Setup.exe を実行します。
そしてここが重要なのですが、セットアップ画面で「更新プログラムをダウンロードしてインストールする」と聞かれたら、必ず「今は実行しない(Not right now)」を選んでください。こうすることで、オンラインのチェックを飛ばして、手元のファイルだけでインストールを進めることができ、99%の壁を突破できることが多いのです。
コマンドプロンプトで更新サービスをリセット
「0%」で止まっている場合や、ダウンロードエラーが頻発する場合は、Windows Updateのサービス自体がおかしくなっている可能性があります。この場合は、コマンドプロンプトを使って、Updateに関連するサービスやキャッシュデータを強制的にリセット(初期化)します。
少し難しく見えるかもしれませんが、以下のコマンドを「管理者として実行」したコマンドプロンプトに順番に入力していくだけです。
net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver
これを行うことで、壊れている可能性のあるダウンロードデータ(SoftwareDistributionフォルダ)が無効化され、新しく作り直されます。いわばWindows Updateの「脳洗浄」のようなものですね。
Windows10サポート終了後のESUと移行
もしあなたがWindows 10を使っていて、「アップデートが終わらない」というトラブルに遭っているなら、それはOSの寿命に関連する警告かもしれません。2025年10月にWindows 10のサポートは終了しています(EOS)。
現在、企業向けや有償の「拡張セキュリティ更新(ESU)」を契約していない場合、新しい更新プログラムが見えていても、ライセンスがないためダウンロードできずにエラーになることがあります。これが「終わらないアップデート」の原因になっているケースも少なくありません。
この場合、トラブルシューティングを繰り返すよりも、Windows 11へ移行するか、新しいパソコンに買い替えることが、最も根本的でストレスのない解決策になります。セキュリティのリスクを抱えたまま使い続けるのは危険ですので、早めの検討をおすすめします。
Windows Updateが終わらない対処法のまとめ
Windows Updateが終わらないトラブルは、本当にイライラしますよね。でも、焦って電源を切ってしまう前に、まずはアクセスランプを確認し、適切な時間を待つことが大切です。
今回ご紹介したように、周辺機器を外すだけの簡単な方法から、コマンドを使ったリセット、そして特定のバグへの対処まで、解決策はいくつかあります。2026年の今は、ハードウェアのセキュリティ機能との兼ね合いで複雑なトラブルも増えていますが、一つ一つ対処していけば必ず解決の糸口は見つかります。
どうしても直らない場合は、無理に直そうとして大切なデータを失う前に、専門家に見てもらうか、新しい環境への移行を考えてみてくださいね。この記事が、あなたのパソコントラブル解決の助けになれば嬉しいです。

