2026年2月を迎えましたが、Windows 10のサポート終了に関してどうなるのか不安に思っている方も多いのではないでしょうか。2025年10月の期限を過ぎて数ヶ月が経ち、いつまで使い続けることができるのか、どのような影響や対策があるのか気になるところですよね。私自身も長年Windows 10を愛用してきた一人として、パソコンの買い替えやセキュリティの問題には頭を悩ませてきました。そこで今回は、サポート終了後の世界で私たちが直面している現実と、今すぐできる具体的な解決策について、同じユーザーの視点から分かりやすくお話ししていきたいと思います。

- 2026年2月時点でのWindows 10利用リスクと現状
- サポート終了後も使い続ける場合の具体的な危険性
- 個人向け延長サポート(ESU)の購入方法と注意点
- 古いパソコンを安全に再利用するための裏ワザ的手法
Windows 10のサポート終了でどうなる?リスクと現状
まずは、サポート終了から約4ヶ月が経過した2026年2月現在、Windows 10を取り巻く環境がどのようになっているのかを整理しましょう。一見すると今まで通り動いているように見えるパソコンも、裏側では大きなリスクにさらされ始めています。
サポート終了後はいつまで使える?26年2月の状況
結論から言うと、「使おうと思えば動くが、ネットに繋ぐのは危険すぎる」というのが2026年2月現在の状況です。Windows 10 HomeおよびProの公式サポートは2025年10月14日に終了しました。つまり、無料でのセキュリティ更新はすでにストップしています。
現在、ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)にお金を払って契約しているユーザーには、2026年2月10日にも新しい更新(KB5075912)が届いています。しかし、未契約のパソコンは昨年11月以降、4回分の重要なセキュリティ修正を受け取っていません。これは、ウイルスやハッカーに対して4ヶ月分の隙をさらけ出していることと同じです。
注意:ESU未契約の場合
すでに発見されている「ゼロデイ脆弱性」が放置されたままの状態です。画面上は普通に使えていても、裏口が開いたままの家と同じ状態になっています。
そのまま使い続けると危険?ウイルスの脅威を解説
「ウイルス対策ソフトを入れているから大丈夫」と思っていませんか?実はこれが一番怖い誤解なんです。セキュリティには「OSの壁」と「ウイルス対策ソフトの鍵」という2つの層があります。
サポート終了とは、家の壁(OS)に穴が空くことを意味します。いくら玄関に頑丈な鍵(ウイルス対策ソフト)をかけても、壁に穴が空いていれば泥棒はそこから侵入できてしまいますよね。2026年現在、攻撃者はこの「壁の穴」を狙うツールを使って攻撃を仕掛けてきています。
特に怖いのが、メールを開いたり怪しいサイトを見たりしなくても、「ネットに繋がっているだけで感染する」タイプのウイルスです。これらはOSの脆弱性を突いてくるため、対策ソフトでは防ぎきれないことが多いのです。
ネットバンキングや銀行取引への影響と利用制限
私たちが普段使っている銀行も、セキュリティ対策を強化しています。例えば、三菱UFJ銀行などの大手金融機関では、推奨環境として「最新のブラウザ」だけでなく「サポート期間中のOS」を条件にしていることが多いです。
2026年2月時点では、EdgeやChromeといったブラウザ自体はまだWindows 10をサポートしていますが、銀行側が「OSが古いためリスクあり」と判断した場合、突然アクセスが制限されたり、万が一不正送金被害に遭った際の補償が受けられなくなったりする可能性があります。
金融機関の対応ポイント
スマホアプリでは古いOS(iOS 14以下など)がすでに切り捨てられています。PC版でも、追加の認証を求められたり、一部機能が使えなくなったりする「足切り」が始まっています。
セキュリティソフトだけでは防御できない理由
先ほども少し触れましたが、ウイルスバスターやノートンといったセキュリティソフトメーカーも、Windows 10への対応を徐々に縮小しています。例えばトレンドマイクロ社は、古い32bit版のサポートを2027年には終了すると発表しています。
重要なのは、セキュリティソフト会社ができるのは「ウイルスの侵入検知」だけで、「Windows自体の壊れた部分(脆弱性)を直すこと」はできないという点です。マイクロソフトが修理を放棄した道路を、警備員(セキュリティソフト)だけで守り切るのは不可能です。
オフラインでの使用なら安全?ネット遮断の効果
「じゃあネットに繋がなければいいのでは?」という疑問、ごもっともです。確かに、LANケーブルを抜いてWi-Fiもオフにし、完全なスタンドアローン(孤立)状態で使うなら、外部からの攻撃を受けるリスクはほぼゼロになります。
ただし、USBメモリ経由での感染リスクは残りますし、新しいプリンターを買ってもドライバが入らなかったり、ソフトの認証ができなかったりと、不便さは増す一方です。
おすすめの活用法
ネットから完全に切り離して、過去の写真整理専用機や、年賀状の住所録管理、あるいはDVD再生専用機として「余生」を送らせるのが、最も安全な使い道と言えるでしょう。
Windows 10サポート終了後はどうなる?個人と法人の対策

リスクは理解できても、すぐに高価な新しいパソコンを買うのは難しい場合もありますよね。ここからは、2026年の今だからこそ選べる具体的な対策について、お財布事情に合わせて解説していきます。
個人向け延長サポートESUの価格と購入手順
今回、マイクロソフトは初めて個人ユーザー向けにも有償のサポート延長(ESU)を提供しています。これは「お金で時間を買う」ための救済措置です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 30ドル(約4,500円〜5,000円) |
| 期間 | 2025年10月〜2026年10月(1年間限定) |
| 購入場所 | Windows Updateの設定画面またはMicrosoft Store |
購入は非常に簡単で、Windowsの設定画面からリンクを辿ってクレジットカード等で支払うだけです。ただし、注意が必要なのは「これは1年ポッキリの延命措置」だということ。2026年10月にはこのESUも終了し、個人ユーザーはいよいよ完全にハシゴを外されることになります。
「あと半年ちょっと時間を稼いで、その間に次のパソコンの資金を貯める」という目的であれば、約5,000円の投資は十分に価値があると私は思います。
パソコンの買い替えが必要なケースと判断基準
ESUを買わずに根本的な解決を目指すなら、やはりWindows 11への移行が王道です。しかし、Windows 11はセキュリティ要件(TPM 2.0や第8世代以降のCPU)が厳しく、2018年以前のパソコンの多くはアップグレードできません。
判断基準はシンプルです。
- Windows 11に無料でアップグレードできる機種か?
→ 設定の「Windows Update」で確認し、できるなら今すぐ実施しましょう。
- アップグレード不可で、ネット利用が必須か?
→ 買い替えが必要です。新品が高い場合は、企業からリースアップされた中古のWindows 11対応PC(第8世代Core i5搭載など)なら、3〜5万円程度で十分実用的なものが手に入ります。
ChromeOS Flexで古いPCを無料再生する方法
「買い換える予算がない」「まだ動くのにもったいない」という方に、私が2026年現在最もおすすめしているのがGoogleの「ChromeOS Flex」です。
これは、古いWindowsパソコンの中身をGoogleのOSに入れ替えて、「Chromebook」として蘇らせる無料の仕組みです。USBメモリ1本あればインストールできます。
ChromeOS Flexのメリット
- 動作が軽い:Windows 10で重かったPCでもサクサク動きます。
- 安全:Googleが自動で最新のセキュリティ状態に保ってくれます。
- 無料:OS代はタダ。必要なのは8GB以上のUSBメモリだけです。
ただし、Windowsのソフト(ExcelやWordのインストール版など)は使えなくなるので、ネット閲覧やYouTube、Googleドキュメントでの作業がメインの方に特におすすめです。
法人版ESUは価格が倍増?企業のコスト対策
個人事業主や企業の方にとって、状況はよりシビアです。法人向けのESUは最大3年間提供されますが、価格は毎年倍増していく「懲罰的」な設定になっています。
- 1年目:61ドル
- 2年目(2026年10月〜):122ドル(約1.8万円)
- 3年目:244ドル
今年の10月以降、1台あたり約2万円の維持費を払うことになります。台数が多い場合、このコストを払うよりは、思い切って新しいPCに入れ替えるか、クラウド上のWindows(Windows 365)を利用する方が、結果的に安上がりになるケースが多いです。2026年10月が、経営判断の大きな分岐点になると言えるでしょう。
まとめ:Windows 10サポート終了でどうなるか最終結論
最後に、「Windows 10 サポート終了 どうなる」という疑問に対する2026年2月時点での答えをまとめます。
現状は「猶予期間」の真っ只中です。ESU(拡張セキュリティ更新)を購入すれば2026年10月までは安全に使い続けることができますが、それはあくまで一時しのぎに過ぎません。
私たちユーザーに残された選択肢は以下の3つです。
- ESU(約5,000円)を購入し、2026年秋までの時間を買う。
- ChromeOS Flexを入れて、ネット専用機として無料で再生させる。
- セキュリティリスクを完全に断つため、Windows 11搭載PCへ買い替える。
「まだ使えるから」といって無防備なままネットに繋ぎ続けることだけは、絶対に避けてください。あなたの大切なデータや資産を守るためにも、今のうちに自分に合った対策を選んで行動に移しましょう。
※本記事の情報は2026年2月時点のものです。セキュリティに関する最終的な判断は、マイクロソフト公式サイト等の最新情報をご確認の上、ご自身の責任で行ってください。

