韓国旅行の準備を進める中で、「韓国で日本の電化製品はそのまま使えるの?」「変換プラグはどこで買えるんだろう?」と疑問に思うことはありませんか。そもそも変換プラグが必要かどうかも含め、変圧器はいらないのか、また韓国のコンセントはどこと一緒の形状なのか、CタイプとSEタイプではどっちがいいのか、分からないことばかりで不安になるかもしれません。
出発前に日本国内のヨドバシカメラやドン・キホーテ、ダイソーで探すべきか、それとも忘れた場合に備えて空港での購入を考えるべきか、最適な選択肢を知りたい方も多いでしょう。この記事では、旅行の準備で失敗や後悔をしないために、おすすめの変換プラグの選び方から具体的な購入場所まで、一つひとつ丁寧に解説していきます。
- 韓国で主流の変換プラグの種類と選び方
- 日本国内と現地での具体的な購入場所
- 店舗ごとのメリットと注意点
- 変換プラグに関するよくある疑問と解決策
韓国変換プラグはどこで買える?まず基本を知ろう

- 韓国旅行に変換プラグは必要か?
- 韓国のプラグはどこと一緒?形状を解説
- CタイプとSEタイプはどっちがいい?
- 失敗しない!おすすめの変換プラグの選び方
- 変圧器は基本的にいらない?注意点を解説
韓国旅行に変換プラグは必要か?
韓国へ旅行する際、変換プラグは基本的に必須のアイテムと考えられます。なぜなら、日本と韓国とではコンセントの形状が異なっているからです。日本のコンセントは、2本の平たいピンが平行に並んだ「Aタイプ」が採用されています。
一方、韓国で主に使用されているのは、2本の丸いピンを持つ「Cタイプ」または「SEタイプ」です。この形状の違いにより、日本のスマートフォン充電器やカメラのバッテリーチャージャーなどを、そのまま韓国のコンセントに差し込んで使うことはできません。
もちろん、最近の一部の新しいホテルや、日本人観光客の利用が多い施設では、日本のAタイプに対応したコンセントや、USBポートが壁に直接設置されている場合もあります。しかし、すべての宿泊施設がそうであるとは限らず、古い建物やゲストハウスなどでは対応していないケースがほとんどです。したがって、充電ができずに困るという事態を避けるためにも、事前に変換プラグを準備しておくことが、快適な旅行のための鍵となります。
韓国のプラグはどこと一緒?形状を解説
韓国で主流となっている「Cタイプ」と「SEタイプ」のプラグは、主にヨーロッパの多くの国々で採用されているものと同じ規格です。このため、一度マルチタイプの変換プラグを購入しておけば、韓国だけでなく、将来的にヨーロッパ諸国へ旅行する際にも役立てることができます。
この2つのタイプは、どちらも丸いピンが2本という点は共通していますが、ピンの直径に違いがあります。
タイプ | ピンの直径 | 主な特徴 |
Cタイプ | 約4.0mm | SEタイプに比べてピンが細い。 |
SEタイプ | 約4.8mm | Cタイプよりピンが太く、より安定感がある。 |
CタイプとSEタイプの違い
Cタイプはピンが細く、SEタイプはCタイプより約0.8mm太いのが特徴です。現在、韓国国内の施設では、より新しい規格であるSEタイプのコンセントが主流になりつつあります。SEタイプのコンセントは、Cタイプのプラグを差し込むことも可能ですが、ピンの細さから接続が緩くなり、少しの衝撃で抜けやすくなることがあります。
逆に、Cタイプのコンセントの穴はSEタイプのピンよりも小さいため、SEタイプのプラグを差し込むことはできません。このような互換性の問題を理解しておくことが、現地でスムーズに電化製品を使用するための第一歩と言えます。
CタイプとSEタイプはどっちがいい?
韓国旅行のために変換プラグを一つだけ準備する場合、CタイプとSEタイプのどちらを選ぶべきか迷うかもしれません。この問いに対する一つの答えは、「SEタイプを選ぶ」か、あるいは「両方に対応した製品を選ぶ」のが賢明です。
その理由は、前述の通り、現在の韓国ではSEタイプのコンセントが広く普及しているためです。多くのホテルやカフェで採用されているSEタイプのコンセントには、ピンが太いSEタイプのプラグがしっかりと固定され、安定した電力供給が期待できます。充電中にプラグが抜けてしまい、翌朝スマートフォンのバッテリーが空だった、というような事態を避けることができます。
もしCタイプのプラグを持って行った場合、主流であるSEタイプのコンセントにも差し込むことは可能ですが、接続が不安定になりがちです。一方で、SEタイプのプラグは、まれに残っている古いCタイプのコンセントには物理的に入らないというデメリットがあります。
これらの点を踏まえると、最も汎用性が高く安心できるのはSEタイプのプラグと言えます。どうしても心配な方や、複数の国を周遊する予定のある方は、CタイプとSEタイプの両方がセットになった製品や、様々な形状に変形できるマルチ変換プラグを検討するのが良いでしょう。
失敗しない!おすすめの変換プラグの選び方
変換プラグを選ぶ際には、ご自身の旅行スタイルや持参する電化製品に合わせて、最適なものを見極めることが大切です。主に「個別タイプ」「マルチタイプ」「USBポート付きタイプ」の3種類から選ぶことになります。
個別タイプ
個別タイプは、特定のプラグ形状(例えばSEタイプ専用)にのみ対応する、最もシンプルな変換プラグです。最大のメリットは、構造が単純なため価格が安く、非常にコンパクトで軽量な点にあります。韓国への旅行だけを考えている場合や、荷物を少しでも軽くしたい方には、SEタイプの個別プラグが適しています。
マルチタイプ
マルチ変換プラグは、一つの製品でC/SEタイプはもちろん、Aタイプ、Oタイプ、BFタイプなど、世界中の主要なコンセント形状に対応できる製品です。複数のパーツを組み合わせたり、スライドさせたりすることで形状を変えられます。韓国だけでなく、他の国への旅行も頻繁に行かれる方にとっては、これ一つで対応できるため非常にコストパフォーマンスが高い選択肢です。ただし、個別タイプに比べてサイズが大きく、価格も高くなる傾向があります。
USBポート付きタイプ
最近の主流となっているのが、変換プラグ機能に加えてUSBポートを備えたタイプです。スマートフォン、タブレット、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホンなど、USBで充電するデバイスを複数持っていく方には大変便利です。ACコンセントを一つしか使わずに複数のデバイスを同時に充電できるため、USB充電器を別途持っていく必要がなくなり、荷物を減らすことにつながります。中にはUSB-Cポートを備え、ノートパソコンなどの急速充電(PD対応)が可能な高機能モデルもあります。
選ぶ際には、日本の電気用品安全法が定める安全基準を満たした証である「PSEマーク」の有無も確認すると、より安心して使用できます。
変圧器は基本的にいらない?注意点を解説
「韓国旅行に変圧器は必要ですか?」という質問もよく聞かれますが、最近の多くの電子機器に関しては、変圧器は基本的にいらないと考えて差し支えありません。
その理由は、現在私たちが使っているスマートフォンの充電器やノートパソコンのACアダプターの多くが、「グローバル対応(ユニバーサル仕様)」となっているからです。これらの製品のラベルやアダプター本体をよく見ると、「入力:100-240V」といった表記があります。これは、日本の電圧である100Vから、韓国の電圧である220Vを含む240Vまでの電圧に自動で対応できることを意味します。このような製品であれば、変換プラグを使ってコンセントの形状を合わせるだけで、変圧器なしで安全に使用できます。
ただし、注意が必要なのは、日本国内での使用のみを想定して作られた電化製品です。特に、ドライヤーやヘアアイロンといった熱を発する製品は、「100V」専用のものが少なくありません。これらの製品を220Vの環境で変圧器なしに使うと、過大な電圧によって即座に故障したり、最悪の場合は発火したりする危険性があります。
もし100V専用のドライヤーなどを持っていきたい場合は、その製品の消費電力(ワット数)に対応した、十分な容量を持つ変圧器が別途必要になります。しかし、高出力対応の変圧器は大きくて重く、非常に高価です。そのため、旅行用に海外対応(100-240V)のドライヤーを一つ購入するか、多くのホテルに備え付けられているものを利用するのが現実的な対策と言えるでしょう。
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韓国変換プラグはどこで買える?店舗と通販を解説

- 事前準備が安心!日本での購入場所
- ダイソーでも買える?100均の品質
- 家電量販店のヨドバシは品揃えが豊富
- ドンキは深夜の急な買い物に便利
- 忘れても大丈夫!空港でも購入可能
事前準備が安心!日本での購入場所
韓国旅行に持っていく変換プラグは、現地で探すよりも日本国内で事前に購入しておくのが最も確実で安心な方法です。出発前に準備を済ませておけば、現地に到着してからお店を探し回る時間と手間を省くことができます。また、製品の仕様や使い方を日本語でしっかりと確認できるため、誤った製品を購入するリスクもありません。
日本国内では、主に以下のような場所で購入できます。
- 家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラなど)
- 100円ショップ(ダイソーなど)
- ディスカウントストア(ドン・キホーテなど)
- 大手スーパーの旅行用品売り場(イオンなど)
- オンラインショップ(Amazon、楽天市場など)
特にオンラインショップは、種類が豊富で、実際に使用した人のレビューを参考にしながら比較検討できるのが大きなメリットです。時間に余裕がある場合は、オンラインでじっくり選ぶのが良いでしょう。
ダイソーでも買える?100均の品質
変換プラグは、ダイソーなどの100円ショップでも手軽に購入することが可能です。最大のメリットは、何といってもその価格の安さです。SEタイプやCタイプの個別プラグであれば、110円(税込)で入手できる場合が多く、旅行のコストを少しでも抑えたい方にとっては魅力的な選択肢となります。
ただし、価格が安い分、品質や耐久性には注意が必要です。製品によっては、コンセントに差し込んだ際の接触が不安定であったり、数回の使用で破損してしまったりする可能性も考えられます。スマートフォンやカメラといった、比較的高価な電子機器の充電に使用する際には、この点を理解しておく必要があります。
あくまで短期旅行での一時的な使用や、万が一の際の予備として割り切って利用するのが賢明かもしれません。近年では、ダイソーでも330円や550円(税込)でUSBポートが付いたものなど、少し機能性の高い製品も扱っている場合がありますので、店舗で確認してみる価値はあります。
家電量販店のヨドバシは品揃えが豊富
品質や信頼性を重視するならば、ヨドバシカメラやビックカメラといった大手家電量販店での購入が最もおすすめです。これらの店舗では、海外旅行用品専門のコーナーが設けられており、変換プラグの品揃えが非常に豊富です。
エレコム、カシムラ、ヤザワといった信頼性の高い国内メーカーの製品が多数並んでおり、シンプルな個別タイプから高機能なマルチタイプ、USB-Cの急速充電に対応した最新モデルまで、幅広い選択肢の中から自分のニーズに合ったものを選べます。
最大のメリットは、製品を実際に手に取って、そのサイズ感や質感、作りの堅牢さを確認できる点です。また、製品知識が豊富な店員さんに相談し、どのタイプが自分の用途に適しているかアドバイスをもらうこともできます。価格は100円ショップなどに比べると高くなりますが、安全性を考えれば、安心して長期間使える製品を選ぶ価値は十分にあると言えます。
ドンキは深夜の急な買い物に便利
「出発前夜になって、変換プラグを買い忘れたことに気づいた!」というような緊急事態に頼りになるのが、ディスカウントストアのドン・キホーテです。多くの店舗が深夜まで営業しているため、仕事帰りなどでも立ち寄ることができ、急な買い出しに非常に便利です。
旅行用品や家電製品のコーナーには、変換プラグも一通り揃えられています。基本的な個別タイプからマルチタイプまで、様々な製品が見つかるでしょう。価格も家電量販店よりは比較的リーズナブルな場合が多く、コストを抑えつつも、ある程度の選択肢の中から選びたいというニーズに応えてくれます。
ただし、注意点として、店舗の規模や立地によって品揃えに差があることが挙げられます。旅行用品の取り扱いが少ない小規模な店舗だと、目的のタイプのプラグが置いていない可能性もあります。もし特定の製品を探している場合は、事前に店舗に在庫を確認してみると確実です。
忘れても大丈夫!空港でも購入可能
万が一、変換プラグを準備しないまま空港まで来てしまった場合でも、心配は無用です。成田、羽田、関西国際空港といった主要な国際空港では、出発前の最後の砦として変換プラグを購入することができます。
空港内の書店、コンビニエンスストア、旅行用品を専門に扱うショップなどで販売されています。出国手続きを終えた後の免税エリア内の店舗でも見つけることが可能です。手荷物検査の前に気づいた場合は、チェックインカウンター近くの店舗で探すのが良いでしょう。
ただし、空港での購入にはデメリットもあります。一つは、市中の店舗に比べて価格が割高に設定されていることが多い点です。また、品揃えも限られており、シンプルなタイプしか選べない場合もあります。あくまで「買い忘れた際の最終手段」と位置づけ、できる限り出発前に自宅の近くやオンラインで準備を済ませておくことをおすすめします。
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韓国変換プラグはどこで買えるか事前に確認を

- 韓国旅行には日本のAタイプとは異なるC/SEタイプの変換プラグが必須
- 韓国のコンセントは丸いピンが2本でヨーロッパの多くの国と共通
- 主流はピンが太く安定感のあるSEタイプ
- SEタイプのコンセントにはCタイプも挿せるが接続が緩くなることがある
- Cタイプのコンセントには太いSEプラグは入らない
- どちらか一つならSEタイプ、または両対応のマルチタイプがおすすめ
- スマホやPCに変圧器は不要なことが多い(100-240V対応か確認)
- 日本専用(100V)のドライヤーやヘアアイロンには変圧器が必須
- 最も安心なのは日本国内での事前購入
- 家電量販店(ヨドバシなど)は高品質で品揃えが豊富
- ドン・キホーテは深夜営業で出発直前の購入に便利
- ダイソーなどの100円ショップは安価だが品質や耐久性に注意が必要
- 空港でも購入できるが価格は割高で種類も限られる
- USBポート付きの変換プラグは複数のデバイスを同時に充電でき荷物を減らせる
- 安全性を考慮し電気用品安全法(PSE)のマークがある製品を選ぶと良い