長年Windowsパソコンを愛用していて音楽管理はWindowsメディアプレイヤーにお任せという方は多いですよね。でもいざiPhoneに機種変更して曲を移そうとしたら同期できないとかファイル形式が違うといった壁にぶつかることがあります。特にWindows11を使っているとiTunesがうまく動かなかったり認識しないこともあって困ってしまいますよね。実はWindowsメディアプレイヤー標準のWMA形式はそのままではiPhoneで再生できないためMP3への変換や専用ソフトが必要になるんです。iTunesを使わないで転送する方法や便利なフリーソフトの情報も含めて詳しく解説していきます。

- Windowsメディアプレイヤーの曲をiPhoneに移す基本的な手順
- Windows11環境でiTunesの代わりに使うべきアプリと設定方法
- iPhoneが認識しないトラブルや同期できない時の解決策
- iTunesを使わずにWMA形式のままiPhoneで再生する裏技
Windowsメディアプレイヤーの曲をiPhoneへ移す方法
Windowsパソコンで管理している音楽ライブラリをiPhoneで楽しむためには、いくつかのハードルを越える必要があります。ここでは、ファイル形式の違いによる再生問題の解決から、Windowsのバージョンに合わせた最適な同期ツールの選び方まで、基本的な手順を一つずつ解説していきます。
WMA形式を変換してiPhoneで再生する手順
Windows Media Player(WMP)でCDを取り込んだ場合、初期設定では「WMA(Windows Media Audio)」というマイクロソフト独自の形式で保存されていることが多いです。しかし、iPhoneの標準「ミュージック」アプリは、このWMA形式の再生に対応していません。
そのため、iPhoneで曲を聴くためには、まずファイルをiPhoneが理解できる「MP3」や「AAC」といった形式に変換する必要があります。これを怠ると、いくらデータを転送してもiPhone上で曲が表示されなかったり、グレーアウトして再生できなかったりします。
変換作業は「音質」と「ファイルサイズ」のバランスが重要です。一般的にはAAC(128kbps〜256kbps)がiPhoneとの相性が良くおすすめです。
Windows11環境でのiPhone同期と管理
Windows 10までは「iTunes」ですべてを管理するのが一般的でしたが、Windows 11では状況が少し変わっています。Appleは現在、iTunesの機能を「Apple Music」「Apple TV」「Apple デバイス」という3つのアプリに分割して提供しています。
特に音楽の同期に関しては、これまでのiTunesに代わり「Apple デバイス」アプリを使用することが推奨されつつあります。このアプリを使えば、Windowsメディアプレイヤーで管理している楽曲フォルダを指定して、iPhoneと同期させることが可能です。
従来のiTunesもWindows 11でまだ使用可能ですが、Apple製の新しいアプリ(Apple Music等)をインストールすると、iTunesの一部機能が制限される場合があります。
iTunesでWindowsメディアプレイヤーの曲を同期
「使い慣れたiTunesで管理したい」という方も多いはずです。実はiTunesには、WMAファイルをライブラリに追加する際、自動的にAACやMP3に変換してくれる機能が備わっています。
手順は以下の通りです。
- iTunesを起動し、「ファイル」メニューから「フォルダをライブラリに追加」を選択します。
- Windowsメディアプレイヤーの音楽データが保存されているフォルダ(通常は「ミュージック」フォルダ)を選択します。
- 「WMAファイルは再生できません。変換しますか?」というメッセージが表示されたら「変換」をクリックします。
この機能を使えば、専用の変換ソフトを使わずに、iTunesだけで取り込みから同期までを完結させることができます。
iPhoneが認識しない・同期できない時の対処法
USBケーブルで接続してもiPhoneがPCに認識されない、あるいはiTunesのデバイスアイコンが表示されないというトラブルは非常によくあります。まずは以下の基本項目をチェックしてみてください。
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| USBケーブル | 充電専用ではなくデータ転送対応のものか。断線していないか。 |
| USBポート | ハブ経由ではなくPC本体のポートに直接挿しているか。 |
| 信頼設定 | iPhone画面に出る「このコンピュータを信頼しますか?」で「信頼」をタップしたか。 |
それでも解決しない場合は、Windowsのデバイスマネージャーからドライバ(Apple Mobile Device USB Driver)を更新・再インストールすることで改善することがあります。
便利なフリーソフトでWMAを変換する
大量のWMAファイルがある場合や、iTunesの挙動が重くて使いたくない場合は、特化したフリーソフトを使って一括変換してしまうのも手です。「XMedia Recode」や「VLC media player」などが有名で、これらを使えばフォルダごとドラッグ&ドロップでMP3に変換できます。
フリーソフトをインストールする際は、公式サイトからダウンロードするようにし、不要な同梱ソフトが入らないようインストーラーの画面をよく確認してください。
WindowsメディアプレイヤーとiPhoneの連携活用術

標準的な方法だけでなく、もっと手軽に、あるいはケーブルを使わずに音楽を楽しみたいというニーズに応えるための応用テクニックを紹介します。同期のストレスから解放されたい方は必見です。
iTunesを使わないでiPhoneに音楽を入れる
iTunesは多機能ですが、その分「重い」「使いにくい」と感じることもありますよね。「同期」という仕組みがわかりにくく、操作を間違えるとiPhoneの中の曲が消えてしまうリスクもあります。
最近では、PC上のファイルをエクスプローラーのような感覚でiPhoneにドラッグ&ドロップできるサードパーティ製の管理ソフトが増えています。これらは「同期」ではなく単純な「転送」を行うため、既存のデータを消さずに曲を追加できるのが最大のメリットです。
DearMob等のツールでWMAを転送する
「DearMob iPhoneマネージャー」や「CopyTrans Manager」といったツールは、Windowsユーザーにとって非常に強力な味方です。特にDearMobには、転送時にWMAファイルを自動的にiPhone対応形式(AAC/MP3)に変換してくれる機能があります。
つまり、事前に変換ソフトで作業をする手間が省け、Windowsメディアプレイヤーのフォルダから直接ソフトに放り込むだけで作業が完了します。有料版がメインですが、試用版でも使い勝手を確認できるものが多いので、手間をお金で解決したい場合は検討の価値ありです。
VLCアプリを使いWi-Fi経由で曲を共有
「変換とか面倒くさい、WMAのまま聴きたい!」という方には、iPhoneアプリの「VLC for Mobile」が最強のソリューションかもしれません。VLCは多くのファイル形式に対応した万能プレーヤーで、WMAもそのまま再生可能です。
さらに「Wi-Fi共有」機能を使えば、ケーブルすら不要になります。
- iPhoneでVLCアプリを開き「ネットワーク」タブから「Wi-Fi経由で共有」をオンにします。
- 表示されたIPアドレスをパソコンのブラウザに入力します。
- ブラウザ画面にWMAファイルをドラッグ&ドロップします。
これだけでiPhone内に曲が転送され、すぐに聴くことができます。標準の「ミュージック」アプリには入りませんが、手軽さは抜群です。
ケーブル不要でiPhoneに音楽を入れる方法
VLC以外にも、クラウドストレージを活用する方法があります。Google Drive、OneDrive、Dropboxなどにパソコンから曲をアップロードし、iPhone側のアプリで開けば、ストリーミング再生やオフライン保存が可能です。
Windowsをお使いなら、標準で統合されているOneDriveが便利です。「ミュージック」フォルダをOneDriveの同期対象にしておけば、iPhoneのOneDriveアプリからすぐにアクセスできます。
WindowsメディアプレイヤーとiPhoneの共存まとめ
WindowsメディアプレイヤーとiPhoneは、生まれた環境が違うため、そのままでは言葉が通じない関係にあります。しかし、今回紹介したように「iTunesで翻訳(変換)してあげる」か「通訳できるアプリ(VLCや転送ソフト)を使う」ことで、問題なく共存させることができます。
大切な音楽ライブラリを無駄にしないためにも、ご自身の環境や好みに合った方法(正攻法のiTunesか、手軽なサードパーティ製アプリか)を選んでみてくださいね。

