「更新プログラムを構成しています」の画面のまま、いつまで経ってもパソコンが動かない。このまま電源を切っていいのか、それとも壊れてしまったのか、不安で仕方がないですよね。実はWindowsの更新で再起動が終わらないトラブルは意外と多く、その原因も様々です。この記事では、私が実際に体験した事例や調べた情報を元に、フリーズしているかどうかの見極め方や、データを守りながら安全に対処する方法を分かりやすく解説します。焦らず一つずつ確認していきましょう。

- 更新が終わらない時にまず確認すべき待機時間の目安
- パソコンがフリーズしているかアクセスランプで判断する方法
- 強制終了をする前に試すべき安全な周辺機器の取り外し
- セーフモードやコマンドを使った具体的な修復手順
Windows更新の再起動が終わらない原因と判断
更新作業がいつまでも終わらないと、どうしても焦って電源を切りたくなってしまいますよね。でも、ちょっと待ってください。実は裏側で一生懸命データを整理している最中かもしれません。ここでは、本当にトラブルが起きているのか、それとも単に時間がかかっているだけなのかを見極めるポイントをご紹介します。
更新が終わらない待機時間はどれくらい?
「Windowsの更新って、こんなに時間がかかるものなの?」と疑問に思うことも多いはずです。実はこれ、使っているパソコンのスペック、特にストレージの種類によって大きく変わってくるんです。
最近のパソコンでよく使われているSSD(ソリッドステートドライブ)であれば、大型の更新でも通常は15分から30分程度で終わることが多いです。長くても1時間あれば完了するのが一般的ですね。
一方で、少し前のモデルや安価なパソコンに搭載されているHDD(ハードディスク)の場合、これが数時間単位になることも珍しくありません。データの整理に物理的な動作が伴うため、場合によっては2〜3時間、ひどい時は一晩かかることもあります。
待機時間の目安
- SSD搭載PC:1時間以上経過しても進まない場合は異常の可能性あり
- HDD搭載PC:2〜3時間は正常範囲内。一晩(6時間程度)様子を見るのが安全
くるくるが消えず進まない時の見分け方
画面上で円を描くように動いているアイコン、通称「くるくる」ですが、これが表示されている間は「何かを処理中」という合図です。ただ、これが何時間も続くと「本当に動いてるの?」と疑いたくなりますよね。
見極めるポイントの一つは、「くるくる」のアニメーション自体が動いているかどうかです。もし、このアイコンの動きが完全にピタッと止まってしまっているなら、システム全体がフリーズ(応答不能)している可能性が高いと言えます。
逆に、アイコンは動いているけれど数字(%)が進まない、という場合は、裏で重たいファイルを一生懸命書き換えている最中かもしれません。この状態で電源を切ってしまうと、システムファイルが壊れてしまうリスクが非常に高いので注意が必要です。
アクセスランプでフリーズか確認する方法
画面だけでは判断がつかない時、一番頼りになるのがパソコン本体についている「アクセスランプ」です。円筒のようなマークがついている小さなランプですね。
このランプは、ハードディスクやSSDがデータを読み書きしている時にチカチカと点滅します。もし、画面が止まっているように見えても、このアクセスランプが不規則に激しく点滅しているなら、パソコンは正常に仕事をしています。絶対に電源を切らずに見守ってあげてください。
ランプの状態と判断
- 不規則に点滅:正常に処理中。触らずに待機!
- 規則的(1秒おきなど)に点滅:同じ処理をループしている可能性あり
- 完全に消灯:処理が停止、またはフリーズしている可能性大
電源を切る前に周辺機器を外す重要性
意外と知られていないのが、USBメモリや外付けHDD、プリンターなどの周辺機器が更新の邪魔をしているケースです。Windowsは更新のタイミングで、接続されている機器のドライバ(制御ソフト)も一緒にチェックしようとします。
この時、古い機器や相性の悪い機器が繋がっていると、そこの確認作業でつっかえてしまい、全体の処理がストップしてしまうことがあるんです。もし更新が終わらないなと思ったら、マウスとキーボード以外の全てのケーブルを一度抜いてみてください。これだけで、止まっていた処理が急に動き出すことがよくあります。
どうしても終わらない場合の強制終了手順
数時間待った、アクセスランプも消えている、周辺機器も外した。それでも状況が変わらない場合は、最終手段として「強制終了」を行う必要があります。ただし、これはデータを失うリスクがある危険な操作であることを忘れないでください。
強制終了の手順
- 電源ボタンを「プツン」と音がして電源が切れるまで、4秒以上(長ければ10秒ほど)押し続けます。
- 電源が切れたら、すぐに再起動せず、電源コードやバッテリー(外せる場合)を一度外し、数分間放置して「放電」させます。
- 再度電源を入れ、正常に起動するか確認します。
Windows更新で再起動が終わらない時の対処法

強制終了後に無事起動すれば良いのですが、中には「再起動してもまた更新画面に戻る」「黒い画面になる」といったトラブルが続くこともあります。ここからは、そんな厄介な状態から抜け出すための具体的な対処法を解説していきます。
黒い画面でカーソルだけの時の解決策
更新後の再起動で、画面が真っ黒になり、マウスポインタ(矢印)だけが動く状態になることがあります。これは、画面を表示する機能(エクスプローラー)がうまく起動できていないサインです。
この場合、まずはキーボードの「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを同時に押してみてください。画面が切り替われば、「タスクマネージャー」を選択します。その後、「ファイル」メニューから「新しいタスクの実行」を選び、「explorer.exe」と入力してOKを押すと、デスクトップ画面が戻ってくることがあります。
また、グラフィックドライバの一時的な不具合の可能性もあるので、「Windowsキー」+「Ctrl」+「Shift」+「B」を同時に押して、ドライバをリセットしてみるのも有効な手段です。
セーフモードで起動し更新を修復する
通常通り起動できない場合は、必要最小限の機能だけでパソコンを立ち上げる「セーフモード」を使います。セーフモードで起動できれば、そこで邪魔をしている更新プログラムを削除したり、修復作業を行ったりすることができます。
Windowsが起動しない状態からセーフモードに入るには、「自動修復」画面を出す必要があります。電源を入れてWindowsのロゴが出たらすぐに電源ボタン長押しで強制終了、という操作を2回繰り返すと、3回目に「自動修復を準備しています」という画面になります。
セーフモードへの入り方(自動修復画面から)
「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」→キーボードの「4」を押す。
高速スタートアップを無効化し再発を防ぐ
Windows 10や11には、起動を速くするための「高速スタートアップ」という機能がついています。普段は便利な機能なのですが、更新時にはこれが仇となって、古いデータが邪魔をしてトラブルを引き起こすことが非常に多いんです。
もしパソコンが起動できたら、この設定をオフにしておくことを強くおすすめします。「コントロールパネル」の「電源オプション」から、「電源ボタンの動作を選択する」に進み、「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外すだけでOKです。これだけで、更新トラブルの多くを未然に防ぐことができます。
コマンドでシステムファイルを修復する
システムファイル自体が壊れてしまっている場合、手動で修復コマンドを実行する必要があります。少し難しそうに見えますが、コマンドプロンプト(黒い画面)に決まった文字列を打ち込むだけなので、手順通りやれば大丈夫です。
よく使われるのが「SFC(システムファイルチェッカー)」と「DISM」というコマンドです。管理者権限でコマンドプロンプトを開き、sfc /scannowと入力してエンターキーを押すと、自動的に壊れたファイルを探して直してくれます。
コマンド実行の注意点
これらの修復作業には時間がかかることがあります。また、DISMコマンドを使う場合はインターネット接続が必要になることが多いので、ネット環境が安定している状態で実行しましょう。
Windows更新の再起動が終わらない問題の総括
Windowsの更新が終わらないトラブルは、本当に心臓に悪いですよね。私も初めて経験した時は冷や汗ものでした。でも、今回ご紹介したように、まずは「待つ」、そして「アクセスランプを確認する」という冷静な判断が、最悪の事態(データ消失)を防ぐ鍵になります。
強制終了はあくまで最終手段です。日頃から大切なデータはバックアップを取り、万が一の時にも「初期化すればいいや」と割り切れる準備をしておくのが、一番の安心材料になるかもしれませんね。トラブルが解決し、無事にパソコンが使えるようになることを願っています。

