Windows11にしたいけれど無償アップグレードできないと悩んでいませんか。実は私も先日、自宅のサブPCを更新しようとしてエラーが出てしまい、どうすればいいのか途方に暮れた経験があります。2026年現在、Windows10のサポート終了も迫ってきており、古いPCを使っていると期限や要件の壁にぶつかることも多いですよね。この記事では、BIOS設定の変更方法や、最新バージョン24H2で発生しているPOPCNT問題、そして非対応PCでの裏技的な対処法まで、私の体験も交えてわかりやすく紹介します。

- 無償アップグレードができない主な原因とエラーコードの解決策
- BIOS画面でのTPMやセキュアブートの具体的な設定手順
- 非対応PCをRufusを使ってアップグレードする裏技とリスク
- Windows10サポート終了後に選べる代替OSや活用方法
Windows11の無償アップグレードができない理由
Windows11への移行を考えたとき、多くの人が直面するのが「システム要件」の壁ですよね。ここでは、なぜアップグレードができないのか、その主な原因や確認すべきポイントについて、順を追って見ていきたいと思います。
要件チェックツールでCPUやTPMを確認する方法
まず最初にやるべきなのは、自分のパソコンがWindows11の要件を満たしているかどうかを正確に知ることです。Microsoftが公式に提供している「PC正常性チェックアプリ」を使うのが一番確実ですね。
このツールを使うと、CPUの世代やTPM 2.0の有無、セキュアブートの状態などを自動で診断してくれます。「このPCはWindows 11の要件を満たしていません」と表示された場合でも、詳細を見ることでどのパーツが原因なのかを特定できるのがポイントです。
「WhyNotWin11」というオープンソースのツールを使うと、公式アプリよりもさらに細かく、どの項目がNGなのかを赤と緑の色分けで教えてくれるので便利ですよ。
特に多いのが、CPUが古すぎる(Intel第7世代以前など)ケースや、TPM 2.0が無効になっているケースです。まずは現状を把握することから始めましょう。
エラー0xC1900101が出る原因と解決策
アップグレードを進めていると、途中で「0xC1900101」というエラーコードが出て止まってしまうことがあります。これは本当によくあるトラブルで、主にドライバーの競合や周辺機器の干渉が原因だと言われています。
私自身も経験があるのですが、以下の対策をするだけであっさり解決することが多いんです。
解決のためのチェックリスト
- マウスとキーボード以外のUSB機器(プリンター、外付けHDDなど)をすべて取り外す
- セキュリティソフトを一時的に無効化またはアンインストールする
- デバイスマネージャーでドライバーを最新版に更新しておく
特にUSB機器を繋ぎっぱなしにしていると、インストール時の再起動で引っかかることが多いみたいです。まずは「全部外す」を試してみてくださいね。
BIOSでTPMとセキュアブートを設定する手順
「PC正常性チェック」でTPM 2.0やセキュアブートがNGと出ても、諦めるのはまだ早いです。実は、PC自体は対応しているのに、BIOSの設定で無効になっているだけというパターンが非常に多いんですよ。
メーカーごとに設定画面への入り方や項目名が違うので、ちょっと戸惑うかもしれませんが、代表的な手順をまとめてみました。
| メーカー | BIOS起動キー | 設定のポイント |
|---|---|---|
| ASUS | F2 または Del | 「Advanced」タブから「PCH-FW Configuration」でPTTをEnabledに。「Boot」タブでSecure Bootを有効化。 |
| MSI | Del | 「Security」>「Trusted Computing」でSecurity Device SupportをEnabledに。 |
| GIGABYTE | Del | 「Peripherals」または「Settings」からfTPMやPTTをEnabledに変更。 |
| Dell / HP | F2 / F10 | 「Security」タブ内にTPM設定があることが多いです。チェックを入れて有効化します。 |
BIOS画面は英語が多くて怖いかもしれませんが、落ち着いて項目を探せば大丈夫です。設定を変更した後は、必ず「Save & Exit」(設定を保存して終了)を選んでくださいね。
24H2のPOPCNT問題と古いCPUの制限
ここで一つ、2026年現在の非常に重要な注意点があります。Windows11の最新バージョン(24H2以降)では、CPUに「POPCNT」という命令セットが必須になりました。
以前までは、古いPCでも裏技を使えばなんとかWindows11を動かすことができていました。しかし、この24H2バージョンからは、Core 2 Duoなどの非常に古いCPUでは、OS自体が起動しなくなっています。
ここが重要!
これまでは「チェック回避」でインストールできましたが、POPCNT非対応のCPUでは物理的に動作しません。これは設定でどうにかなる問題ではないため、残念ながら買い替えや別OSの検討が必要になります。
「裏技でいけるはず」と思って作業しても、この物理的な壁に阻まれることがあるので注意が必要です。
無償アップグレードの期限はいつまで有効か
「そもそも無償アップグレードっていつまでなの?」という疑問もよく耳にします。2026年現在、Microsoftから公式な終了日は発表されていません。つまり、まだ無償でアップグレードすることは可能です。
ただ、Windows10のサポート終了(2025年10月)を過ぎて、フェーズが変わってきているのも事実です。過去のWindows7から10への移行時のように、ある日突然アナウンスなしに終了する可能性もゼロではありません。
「まだ大丈夫」と思っていると、気づいた時には有償化していたり、アップグレードパスが閉ざされていたりするかもしれません。できるだけ早めに決断することをおすすめします。
Windows11に無償アップグレードできない時の対処法

正規の方法ではどうしてもアップグレードできない場合や、トラブルが起きた場合にどう対処すればいいのか。ここからは、もう少し踏み込んだ具体的な解決策や、リスクを承知で行う裏技的な方法について、私の視点で解説していきます。
容量不足で失敗する場合の空き容量確保術
アップグレードには、ダウンロードファイルや一時ファイルのために、システムドライブ(Cドライブ)にかなりの空き容量が必要です。最低でも20GB、できれば30GB以上は空けておきたいところです。
容量不足のエラー(0x80070070)が出た時は、以下の方法でスペースを確保しましょう。
- ディスククリーンアップを実行する: 「システムファイルのクリーンアップ」を選んで、過去のWindows Updateファイルを削除すると数GB空くことがあります。
- 一時的な外部ストレージの利用: インストール時にUSBメモリなどを挿しておくと、それを作業領域として使ってくれる場合があります。
- 大容量ファイルの退避: 動画や写真は一旦外付けHDDに移しましょう。
意外と忘れがちなのが「ゴミ箱」の中身です。ここを空にするだけでも結構違いますよ。
更新が99%で止まる場合の対処と待機時間
「インストールが99%まで行ったのに、そこから数時間動かない!」というのも、よく聞くトラブルです。これ、本当に不安になりますよね。
でも、実は内部で処理が続いているだけのことが多いんです。私の経験上、まずは2〜4時間はそのまま待ってみるのが正解です。アクセスランプが点滅していれば動いています。
裏技的な対処法
ダウンロードフェーズが終わった後(最初の数%が進んだ後)、LANケーブルを抜いたりWi-Fiを切って「オフライン」にすると、更新チェックがスキップされてスムーズに進むことがあるそうです。
それでもダメなら、強制終了するしかありませんが、システム破損のリスクもあるので最終手段にしてくださいね。
非対応の古いPCをRufusで無理やり更新する
システム要件を満たしていないPC(CPUが少し古い、TPMがないなど)でも、どうしてもWindows11にしたい場合、「Rufus(ルーファス)」というフリーソフトを使ってインストールメディアを作る方法が有名です。
このツールを使うと、インストール用USBを作る際に、「TPM 2.0とセキュアブートの要件を削除する」というオプションを簡単に選べるんです。レジストリをいじるよりも手軽なので、私も古いPCの再生によく使っています。
手順はシンプルで、Microsoft公式サイトからWindows11のISOファイルをダウンロードし、Rufusで読み込んでオプションにチェックを入れるだけ。これで、多くの非対応PCでインストールが可能になります。
要件を満たさないPCで使うリスクとデメリット
ただし、非対応PCへの無理なアップグレードには、それなりのリスクが伴います。これを理解せずにやってしまうと、後で痛い目を見るかもしれません。
知っておくべきリスク
- 大型アップデートが来ない: 「24H2」のような大型更新がWindows Updateで自動配信されず、毎回手動で入れ直す必要があるかもしれません。
- 動作の不安定さ: 古いドライバーが原因で、ブルースクリーンやスリープ復帰の失敗が起きやすくなる可能性があります。
- 透かし表示: デスクトップの右下に「システム要件を満たしていません」というメッセージが出続けることがあります。
あくまで「自己責任」での運用になる点は、忘れないでくださいね。
Windows10サポート終了後の代替OS活用
「やっぱりリスクを負ってまでWindows11にするのは怖い」という場合は、思い切ってWindows以外のOSに入れ替えるのも賢い選択です。
例えば、Googleが提供している「ChromeOS Flex」なら、古いPCでもサクサク動きますし、セキュリティも自動で更新されるので安心です。ネットサーフィンやYouTube、メールくらいしか使わないなら、これで十分すぎるほど快適になります。
また、完全にネットから切り離して、DVD再生専用機や文書作成用として「オフライン」で使い続けるのも一つの手です。無理に最新OSを追いかけないというのも、立派な戦略だと思います。
Windows11への無償アップグレードができない総括
ここまで、Windows11の無償アップグレードができない原因と対策を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。BIOS設定の見直しや周辺機器の取り外しなど、意外と簡単なことで解決する場合も多いものです。
一方で、24H2以降の物理的な制約や、非対応PCでの運用リスクなど、考慮すべき点も増えています。大切なのは、自分のPCの状況に合わせて「無理やりアップグレードする」のか、「代替OSで延命する」のか、あるいは「買い替える」のかを冷静に判断することかなと思います。
この記事が、皆さんのパソコンライフの助けになれば嬉しいです。作業を行う際は、必ずデータのバックアップを取ってから慎重に進めてくださいね!

