パソコンを使っていて、ファイルを探したり整理したりするときに必ず使うのがファイルエクスプローラーですよね。でも、実はWindows 10やWindows 11でファイルエクスプローラーを開く方法は一つじゃないんです。今回は、Windowsのファイルエクスプローラーの開き方について、基本からちょっと便利な裏技まで、幅広くご紹介していきます。いつも同じ方法で開いている方も、新しい発見があるかもしれません。また、エクスプローラーが開かない、応答しないといったトラブル時の対処法も合わせて解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事では、以下のような内容について理解を深められます。
- マウス操作で直感的にエクスプローラーを起動する様々な方法
- キーボードショートカットを使った最速のアクセス手順
- 自分の使いやすいように起動時の画面をカスタマイズする設定
- エクスプローラーが正常に動かない時の具体的なトラブルシューティング
Windowsのファイルエクスプローラーの開き方
まずは、日常的に一番よく使うであろう、ファイルエクスプローラーの基本的な開き方から見ていきましょう。マウスをメインに使う方にも、キーボード派の方にも、それぞれ適した方法があります。ご自身のプレイスタイルならぬ、操作スタイルに合わせて使い分けてみてください。
タスクバーのアイコンからワンクリック起動
一番手軽で、多くの方が無意識に使っているのがこの方法じゃないでしょうか。画面の下にあるタスクバーに、黄色いフォルダの形をしたアイコンがありますよね。それがファイルエクスプローラーです。他のアプリを開いて作業している時でも、このアイコンをマウスで左クリックするだけで、パッと新しいウィンドウが開きます。
もし、何かの拍子にこのアイコンがタスクバーから消えてしまったら焦りますよね。でも大丈夫です。スタートメニューなどからエクスプローラーを探し出して、右クリックから「タスクバーにピン留めする」を選べば、いつでもそこに居座ってくれるようになります。この「ピン留め」機能は、よく使うアプリなら何でも使えるので覚えておくと便利ですよ。
スタートメニューとクイックリンクからの展開
スタートボタン(画面左下のWindowsマーク)からも、もちろん起動できます。スタートメニューを開いて、すべてのアプリの中から「Windows システム ツール」というフォルダを見つけて、その中の「エクスプローラー」をクリックします。少し奥まった場所にあるので、毎回ここから開くのはちょっと面倒かもしれませんね。
そこで便利なのが、クイックリンクメニュー(アドバンストメニュー)です。スタートボタンを右クリックしてみてください。ズラッと文字だけのメニューが出てくると思います。その中に「エクスプローラー」があるんです。このメニューは、システムの重要な設定画面などへの近道が集まっているので、慣れるとかなり重宝します。ショートカットキーの「Windowsキー + Xキー」でも同じメニューが出せますよ。
【Windows 11での小技】
Windows 11を使っている方は、スタートメニューを開いた時の右下、電源ボタンのすぐ横にエクスプローラーのアイコンを置くことができます。「設定」>「個人用設定」>「スタート」>「フォルダー」から設定できるので、サッとアクセスしたい方にはおすすめです。
ショートカットキーを活用した最速のアクセス
パソコンの操作に慣れてくると、マウスに手を伸ばす時間すら惜しくなることってありますよね。そんな時は、キーボードショートカットの出番です。ファイルエクスプローラーを一瞬で呼び出す魔法のコマンド、それが「Windowsキー + Eキー」です。
「E」はExplorerの「E」と覚えておけば忘れません。文章を打っている最中でも、ブラウザを見ている時でも、このキーを押すだけで即座にエクスプローラーが開きます。一度この便利さを知ってしまうと、もうマウスでアイコンを探す生活には戻れないかもしれません。
ちなみに、すでにエクスプローラーを開いていて、同じフォルダのウィンドウをもう一つ増やしたい時は「Ctrlキー + Nキー」が便利です。ファイルの移動作業などで画面を並べたい時によく使います。
デスクトップにPCアイコンを表示させる設定
昔のWindowsを使っていた方は、デスクトップに「マイコンピュータ(PC)」のアイコンがあったのを覚えているかもしれません。あれをダブルクリックして開くのが染み付いている方もいると思います。今のWindowsでは初期設定で表示されていませんが、設定で簡単に復活させることができます。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「個人用設定」から「テーマ」を選びます。
- 「デスクトップ アイコンの設定」をクリックします。
- 「コンピューター」にチェックを入れて「OK」を押します。
これでデスクトップに「PC」アイコンが現れます。このアイコンからエクスプローラーを開くと、CドライブやDドライブなどの全体像がパッと見れる状態からスタートするので、ドライブごとの容量を確認したい時などにとても便利です。
コマンドプロンプトを利用した高度な表示手法
少しマニアックになりますが、黒い画面(コマンドプロンプトやPowerShell)で作業をしている最中に、「今いる場所のフォルダを普通のエクスプローラーで見たい!」と思うことがあります。そんな時は、コマンドを打ち込むことでエクスプローラーを直接呼び出せます。
一番よく使うのが start .(スタート スペース ドット)というコマンドです。この「.(ドット)」は「今作業しているここ」という意味なので、これを実行すると、コマンドプロンプトで開いている階層のフォルダがGUI画面でポンっと開きます。また、start c:\windows のように直接場所(パス)を指定して特定のフォルダを一発で開くことも可能です。
Windows版ファイルエクスプローラーの開き方(応用・トラブル編)
ここまでは基本的な「開き方」をお伝えしてきましたが、ここからは少し踏み込んで、自分好みに使いやすくするカスタマイズや、いざという時に困らないためのトラブルシューティングについて解説します。毎日使うツールだからこそ、ちょっとした工夫や知識が大きな違いを生みますよ。
起動しないトラブルを防ぐ初期画面のPC変更
Windowsの初期設定では、エクスプローラーを開くと「ホーム(またはクイックアクセス)」という画面が最初に出ます。最近使ったファイルなどが並んでいて便利な反面、人に見られたくないファイルがドーンと出たり、キャッシュデータが溜まって動作が重くなる原因になることもあります。
この最初の画面を、ドライブ全体が見渡せる「PC」に変更しておくのがおすすめです。
- エクスプローラーを開き、上部の「…」アイコン(または「表示」タブ)から「オプション」を選びます。
- 「全般」タブの一番上、「エクスプローラーで開く:」の横のプルダウンを「PC」に変更します。
- 「OK」をクリックします。
これで、次から開いた時はスッキリとした「PC」画面になります。プライバシーも守れますし、システムの負担も少し減らせるので一石二鳥ですね。
応答しない原因となるキャッシュデータの消去
「エクスプローラーを開こうとしても、くるくる回ったまま応答しない…」そんな時は、先ほど触れた「履歴データ(キャッシュ)」が溜まりすぎてパンクしている可能性があります。一時的な不具合なら、このデータを掃除してあげることでケロっと直ることが多いです。
やり方は簡単です。先ほどと同じようにエクスプローラーの「オプション(フォルダー オプション)」を開き、「全般」タブの下の方にある「プライバシー」の項目を見てください。そこにある「消去」ボタンをポチッと押すだけです。これで溜まっていた履歴がクリアされます。念のため、パソコンを再起動してから動作を確認してみてください。
これでも直らない場合、USBメモリや外付けHDDなどが悪さをしていることがあります。一度、マウスやキーボード以外の繋がっているものを全部外して起動できるか試してみるのも有効な手です。
頻繁にクラッシュする際のセーフモード検証
開こうとすると画面が一瞬真っ暗になったり、すぐにウィンドウが閉じてしまったりする(クラッシュする)のが頻発する場合、後から入れたアプリやソフトが邪魔をしている可能性があります。これを確かめるために「セーフモード」を使います。
セーフモードとは、Windowsを動かすのに必要最低限のものだけで起動する特別なモードです。「設定」>「システム」>「回復」から「PCの起動をカスタマイズする」で再起動し、青い画面からトラブルシューティングへ進んでセーフモードを選びます。
もしセーフモードでエクスプローラーが普通に開くなら、原因は後から入れた何かのソフトだと分かります。最近インストールしたソフトをアンインストールしてみるなどの対策が打てますね。
拡張機能の無効化とプロセスの分離による防御
ファイルを右クリックした時に、圧縮ソフトやセキュリティソフトのメニューが出ますよね。あれはエクスプローラーの機能を「拡張」しているのですが、このプログラムがおかしいと、右クリックした瞬間にエクスプローラーごと落ちてしまうことがあります。
また、たくさんのフォルダを開いている時に一つがフリーズすると、全部のフォルダが道連れになって固まることも。これを防ぐための設定があります。
- エクスプローラーの「オプション」から「表示」タブを開きます。
- 詳細設定のリストを下の方へスクロールします。
- 「別のプロセスでフォルダー ウィンドウを開く」にチェックを入れて「OK」を押します。
この設定をしておくと、それぞれのウィンドウが独立して動くようになるので、一つがダメになっても他のウィンドウやタスクバーが巻き添えになるのを防ぐことができます。パソコンのメモリに余裕があるなら、ぜひ設定しておきたい項目です。
イベントビューアーを用いたエラー原因の特定
「色々試したけど、どうしてもクラッシュの原因がわからない!」そんな時は、Windowsが密かに記録しているエラー日記、「イベントビューアー」を覗いてみましょう。
スタートボタンを右クリックして「イベントビューアー」を開きます。「Windows ログ」の中の「Application」を見ると、エラーがずらっと並んでいるかもしれません。エクスプローラーが落ちた時間帯の「エラー」を探してダブルクリックすると、「どのファイル(モジュール)が原因で落ちたのか」というヒントが書かれていることがあります。少し専門的ですが、ここに書かれているファイル名で検索すると、解決策が見つかることも多いですよ。
※イベントビューアーの見方やエラーの対処は、システムの根幹に関わることもあります。ご自身での判断が難しい場合は、詳しい方に相談するか、公式のサポート情報を確認することをおすすめします。
Windowsのファイルエクスプローラー開き方総括
今回は、Windowsのファイルエクスプローラーの開き方について、基本のクリック操作からショートカットキー、そしていざという時のトラブル対応まで幅広くご紹介しました。毎日使うツールだからこそ、自分に合った起動方法を見つけたり、安定して動かすための設定をしておいたりすることで、パソコン作業の快適さがグッと変わってきます。今回ご紹介した方法を、ぜひ日々のパソコンライフに役立ててみてくださいね。

