Windows 11のアップデート時間を左右する要因と短縮する裏技

Windows 11のアップデート時間が遅いと感じたり終わらない状況に陥ったりすると不安になりますよね。特に23H2や24H2といった大型更新のタイミングでは画面が進まないこともしばしばです。この記事では具体的な所要時間の目安や原因と対策について分かりやすく解説します。

アップデート時間
  • アップデートにかかる標準的な時間の目安
  • 23H2と24H2で所要時間が異なる理由
  • 終わらない時に試すべき具体的な解決策
  • 時間を短縮するための設定や裏技
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Windows 11のアップデート時間を左右する要因

まずはアップデートにどれくらいの時間がかかるのか、その仕組みと要因について見ていきましょう。パソコンの性能やネット環境によって、その時間は驚くほど変わってきます。

Windows 11 23H2のアップデート時間は短い

2023年にリリースされたバージョン23H2へのアップデートは、実はかなり短時間で終わるケースが多いんです。「えっ、もう終わったの?」と拍子抜けした方もいるかもしれません。

これは、新しい機能がすでにパソコンの中に隠されていて、小さなスイッチを入れるだけで有効化される「イネーブルメントパッケージ」という仕組みを使っているからなんです。再起動を含めても5分から10分程度で完了することがほとんどで、非常にスムーズな体験だったかなと思います。

23H2への更新は、実質的に数キロバイトの小さなファイルを適用するだけの処理なので、待ち時間はほとんどありません。

Windows 11 24H2のアップデート時間は長い

一方で、2024年のバージョン24H2へのアップデートは話が別です。これは「フルOSアップデート」と呼ばれ、Windowsの中身をほぼすべて入れ替えるような大掛かりな作業になります。

AI機能の強化やWi-Fi 7への対応など、システムの根幹に関わる変更が含まれているため、どうしても時間がかかってしまいます。ダウンロードするデータ量も数GBと巨大で、高性能なパソコンでも30分から1時間、古いパソコンだと数時間かかることも珍しくありません。

23H2の感覚で「すぐ終わるだろう」と思って始めると、予想以上に待たされて仕事に支障が出ることもあるので注意が必要です。

毎月の品質更新プログラムにかかる時間

毎月第2火曜日に配信される「品質更新プログラム」は、主にセキュリティの修正やバグ直しが中心です。これらはそこまで大きくないので、再起動を含めても通常は10分から20分程度で完了します。

ただ、しばらくパソコンを使っていなくて更新が溜まっていたりすると、過去の分もまとめて適用されるため、いつもより時間がかかることがありますね。

SSDとHDDで大きく違う所要時間の目安

「Windows 11のアップデートが遅い」と感じる最大の原因は、実はパソコンのストレージ(保存装置)の種類にあることが多いんです。従来のハードディスク(HDD)を使っているか、高速なSSDを使っているかで、雲泥の差が出ます。

どれくらい違うのか、ざっくりとした目安をまとめてみました。

ストレージの種類 アップデートの体感速度 24H2などの大型更新目安
NVMe SSD (最新) 極めて高速 30分〜60分
SATA SSD (一般的) 普通 1時間〜2時間
HDD (従来型) 非常に遅い 3時間〜6時間以上

HDDの場合、大量のファイルを書き換える作業が苦手なので、ディスク使用率が100%になりっぱなしで、数時間待たされることもザラにあります。もしHDDを使っているなら、ある程度の忍耐が必要かもしれません。

アップデートが進まない%表示の待ち時間

アップデート中、画面のパーセンテージが「30%」や「89%」などでピタッと止まってしまうことがありますよね。「フリーズしたのかな?」と不安になりますが、これは内部で複雑な処理をしている最中であることが多いです。

特にHDD搭載のパソコンでは、データの整理やバックアップに時間がかかるため、表示が止まっているように見える時間が長くなります。

パソコン本体のアクセスランプ(チカチカ光るライト)が動いているなら、裏で一生懸命動いています。ここで電源を強制的に切ってしまうと、最悪の場合パソコンが起動しなくなる(ブートループ)リスクがあるので、少なくとも2〜3時間は様子を見ることをおすすめします。

Windows 11のアップデート時間を短縮する裏技

アップデート時間1

ここからは実際に時間がかかりすぎている場合の対処法や、次回以降スムーズにするための設定をご紹介します。ちょっとした工夫で改善できることも多いですよ。

アップデートが終わらない時の原因と対処法

もし数時間待っても終わらない場合は、システムトラブルの可能性があります。よくある原因の一つが「空き容量不足」です。

大型アップデートでは、一時的にファイルを展開するために広大なスペースが必要です。Cドライブの空き容量がギリギリだと、処理が極端に遅くなったり失敗したりします。不要なファイルを削除して、最低でも20GB、できれば40GB以上の空き容量を確保しておくと安心ですね。

また、USBメモリや外付けHDDがつなぎっぱなしだと、アップデートの邪魔をすることがあるので、これらも外しておきましょう。

配信の最適化設定でダウンロード時間を短縮

家族で複数台のパソコンを使っている場合や、オフィス環境では「配信の最適化」という機能が役に立ちます。

これは、インターネットから毎回全データをダウンロードするのではなく、すでに更新が終わった近くのパソコンからデータをコピーしてくる機能です。ネット回線の混雑を回避できるので、ダウンロード時間を大幅に短縮できる可能性があります。

設定 > Windows Update > 詳細オプション > 配信の最適化 から、「ローカルネットワーク上のデバイス」をオンにしておくと良いでしょう。

Updateカタログから手動で更新する方法

Windows Update経由だとどうしても失敗したり、ダウンロードが進まなかったりする場合は、「Microsoft Updateカタログ」というサイトを使って、手動で更新プログラムを入れる方法があります。

Webブラウザを使って直接ファイルをダウンロードするので、Windows Updateの不具合を回避できるんですね。「KB50…」といった更新プログラムの番号で検索して、自分のパソコンに合ったものをダウンロードしてインストールするだけなので、意外と簡単です。

ISOファイルで確実にアップデートする手順

「何をやってもエラーが出る」「システムがおかしい気がする」という時の最終手段として、ISOファイルを使った「インプレースアップグレード」という方法があります。

これは、Windowsの公式サイトから最新のOSデータ(ISOファイル)を丸ごとダウンロードして、今あるWindowsの上書きインストールを行うものです。データやアプリはそのまま残せるので、初期化とは違います。

システムファイルが破損している場合でも、この方法なら正常なファイルに置き換わるため、トラブルとアップデートを一気に解決できる強力な手段です。

Windows 11のアップデート時間対策のまとめ

Windows 11のアップデート時間について、要因や対策を見てきました。最後にポイントを振り返っておきましょう。

  • 23H2は早いが、24H2は時間がかかる(フル更新のため)
  • SSDとHDDでは、所要時間に数倍の差が出る
  • 「進まない」と思っても、アクセスランプが動いていれば待つのが吉
  • 空き容量を確保し、不要なUSB機器は外す
  • どうしてもダメなら手動更新やISOファイルを試す

今後もWindowsは進化を続け、データ量も増えていく傾向にあります。もし現在HDDを使っていて「遅すぎて限界!」と感じているなら、この機会にSSDへの換装を検討してみるのも、最も効果的な解決策かもしれません。

※本記事で紹介した時間はあくまで一般的な目安であり、すべての環境での動作を保証するものではありません。操作を行う際は、大切なデータのバックアップを取った上で、自己責任にてお願いいたします。不安な場合は専門家にご相談されることをおすすめします。

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