Excelで固定利付債(確定利付債)の未収利息の計算をする方法(ACCRINT)

Excelで固定利付債(確定利付債)の未収利息の計算をする方法を紹介したいと思います。要するに、利息が定期的に支払われる有価証券に対する未収利息の計算を行います。Excel2010で関数を使用します。

Excelで固定利付債(確定利付債)の未収利息の計算をする方法(ACCRINT)

ACCRINT関数の引数は、発行日・最初の利払日・受渡日・利率・額面・頻度・基準・計算方式があります。

※注意点としては、日付はシリアル値を記載しないといけません。セル選択で値を指定する場合は日付でも自動でシリアル値で代入してくれます。

Excelで関数を使用せずに日付のシリアル値を表示する方法

引数

引数について

・発行日 証券の発行日を指定します。
・初回利払日 証券の利息が最初に支払われる日付を指定します。
・受渡日 証券の受渡日(購入日)を指定します。
・利率 証券の年利を指定します。
・額面 証券の額面価格を指定します。
・頻度 年間の利息支払回数を指定します。年 1 回の場合は頻度 = 1、年 2 回の場合は頻度 = 2、四半期ごとの場合は頻度 = 4 を指定します。
・基準 省略可能です。計算に使用する基準日数を示す数値を指定します。基準 基準日数 (月/年)
0 または省略 30 日/360 日 (NASD 方式)
1 実際の日数/実際の日数
2 実際の日数/360 日
3 実際の日数/365 日
4 30 日/360 日 (ヨーロッパ方式)

・計算方式 省略可能です。受渡日が初回利払日より後になる場合の未収利息の合計の計算に使用する方法を指定する論理値です。値が TRUE (1) の場合は、発行日から受渡日までの未収利息の合計が返されます。値が FALSE (0) の場合は、初回利払日から受渡日までの未収利息が返されます。引数を入力しなかった場合は、既定で TRUE が設定されます。

実際に使用

1、日付の部分はシリアル値でないといけませんが、セル選択から値を代入する場合は日付でも自動でシリアル値へ変換してくれるので、そのまま代入していきます。

関数

2、最終的には以下のように、固定利付債(確定利付債)の未収利息を計算することが可能です。

値

 

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