windows再起動が終わらない・強制終了できない!原因と対処法

パソコンの画面がぐるぐる回り、windowsの再起動が終わらない…。強制終了しようとしても電源長押しが効かず、フリーズしてしまいどうするべきか途方に暮れていませんか。一体どのくらい待つべきなのか、シャットダウンもできないこの状況の原因は何なのか、具体的な対処方法が知りたいですよね。この記事では、windowsの再起動が終わらない、さらに強制終了できないといった絶望的な状況を解決するための原因と対処方法を分かりやすく解説します。

この記事を読むことで、以下の点について理解を深めることができます。

  • パソコンの再起動が終わらなくなる主な原因
  • 強制終了もできない状況から安全に脱出するための手順
  • 初心者でも試せる具体的な対処法のステップ
  • 同様のトラブルを未然に防ぐためのヒント
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windows 再起動終わらない 強制終了できない主な原因

強制終了
  • パソコンがフリーズする主な原因
  • 画面がぐるぐる回る状態とは
  • 再起動が終わらないときの状況確認
  • 判断基準はどのくらい待つべきか
  • 帯電や周辺機器が原因の場合

パソコンがフリーズする主な原因

パソコンがフリーズし、操作を一切受け付けなくなる事態には、いくつかの要因が考えられます。これらの原因は大きく分けて、ソフトウェアの問題とハードウェアの問題に分類できます。

ソフトウェアに起因する問題としては、Windows Updateの失敗や、インストールされている特定のアプリケーション、あるいは周辺機器を動かすためのドライバソフトウェアの不具合が挙げられます。例えば、システムの更新中にエラーが発生して重要なファイルが破損したり、複数のソフトウェアが互いに干渉し合ったりすることで、システム全体が応答しなくなることがあります。

一方で、ハードウェアが原因でフリーズすることも少なくありません。パソコン内部のメモリや、データを保存しているハードディスク(HDD)またはSSDに物理的な不具合が発生すると、正常なデータの読み書きができなくなり、動作が停止してしまいます。また、CPUなどの部品が高温になりすぎる「熱暴走」もフリーズの一般的な原因です。これは、内部の冷却ファンの故障やホコリの詰まりによって引き起こされることが多いです。

これらの原因を特定するのは難しい場合もありますが、問題が発生した直前の操作(ソフトウェアのインストールやアップデートなど)を思い出すことが、解決への手がかりになるかもしれません。

画面がぐるぐる回る状態とは

再起動時に画面の中央でアイコンがぐるぐる回り続ける状態は、多くのユーザーが経験する現象です。これは、Windowsがバックグラウンドで重要な処理を実行しているサインであり、一概に異常事態とは言えません。

最も一般的なのは、Windows Updateの適用中です。新しい機能の追加やセキュリティ強化のための更新プログラムをインストールしている際、システムファイルの書き換えや設定の変更が行われるため、通常よりも再起動に時間がかかります。特に、半年に一度のような大規模なアップデートでは、この「ぐるぐる」画面が数十分から数時間にわたって続くこともあります。

このとき、パソコンはフリーズしているわけではなく、内部では正常に処理が進行しています。そのため、慌てて電源を切ってしまうと、システムファイルが破損し、最悪の場合Windowsが起動しなくなる危険性もはらんでいます。したがって、まずはシステムが処理を終えるのを待つのが基本的な対応となります。

再起動が終わらないときの状況確認

再起動が終わらないと感じたとき、闇雲に対処を始める前に、まずはパソコンの状態を冷静に確認することが大切です。最も重要な確認項目の一つが、「アクセスランプ」の状態です。

アクセスランプは、パソコン本体にある小さなランプで、ハードディスク(HDD)やSSDへのデータの読み書きが行われているときに点滅または点灯します。このランプがチカチカと不規則に点滅している場合、Windowsがまだ何らかの処理を続けている可能性が高いです。前述の通り、これはアップデートの適用中などが考えられるため、処理が終わるまで待つのが賢明といえます。

逆に、アクセスランプが完全に消灯しているか、あるいは点灯したまま全く変化がない状態が続いている場合は、システムが応答を停止している、つまりフリーズしている可能性が濃厚です。この状態では、いくら待っても状況は改善しないため、次のステップとして強制的なシャットダウンを検討する必要があります。

このように、アクセスランプの状態を確認するだけで、単に処理に時間がかかっているだけなのか、それともシステムに異常が発生しているのかをある程度切り分けることが可能です。

判断基準はどのくらい待つべきか

再起動が終わらないとき、多くの人が「一体どのくらい待つべきか」という疑問を抱きます。この待ち時間の判断は、状況によって大きく異なるため、一律の正解はありませんが、いくつかの目安があります。

通常の再起動であれば、近年のパソコンの性能を考えると、長くても5分程度で完了するのが一般的です。もし15分以上経過しても画面に変化がない場合は、何らかの異常を疑い始めるべきでしょう。

ただし、Windows Updateが実行されている場合は話が別です。特に大規模なアップデート(機能更新プログラム)の際は、処理に30分から1時間、場合によっては2〜3時間以上かかることも珍しくありません。画面に「更新プログラムを構成しています」といったメッセージが表示されているなら、焦らずにじっくり待つ必要があります。

前述の通り、アクセスランプの活動状況も重要な判断材料となります。ランプが点滅を続けている間は、まだ処理が進行中であるため、待機を続けるのが基本です。逆に、ランプが完全に沈黙してから10分以上経過しても進展がなければ、フリーズしていると判断し、次の対処法へ移行するタイミングと考えられます。

帯電や周辺機器が原因の場合

パソコンのフリーズや再起動トラブルは、意外なほど単純な原因で引き起こされていることがあります。その代表例が、パソコン内部の「帯電」と、接続している「周辺機器」の影響です。

パソコンは精密な電子機器であり、長時間使用することで内部に不要な電気が溜まってしまうことがあります。この帯電が原因で、システムが不安定になったり、正常な動作が妨げられたりするのです。幸い、この問題は「放電」という簡単な作業で解決できる場合があります。

また、パソコンに接続しているUSBメモリ、外付けハードディスク、プリンター、マウス、キーボードといった周辺機器が、再起動のプロセスを妨げているケースも頻繁に見られます。特定の機器のドライバがWindowsの終了処理と競合したり、機器自体に不具合があったりすると、システムが正常にシャットダウンできずに停止してしまうのです。

これらの原因は、比較的簡単に切り分けと対処が可能なため、複雑な操作を試す前にまず確認してみる価値があります。

windows 再起動終わらない 強制終了できない時の対処法

強制終了1
  • まずどうする?最初に試せること
  • 電源長押しが効かないのはなぜか
  • アプリケーションの強制終了を試す
  • コマンドを使ったシャットダウン手順
  • 物理的に電源を落とす最終対処方法
  • まとめ:windows 再起動終わらない 強制終了できない問題

まずどうする?最初に試せること

Windowsの再起動が終わらず、フリーズしているように見えるとき、焦って複雑な操作をしてしまうと状況を悪化させる可能性があります。まずは落ち着いて、誰でも簡単に試せる基本的な対処法から始めましょう。

最初に試すべきは、接続されているすべての周辺機器を取り外すことです。USBメモリ、外付けHDD、プリンター、スキャナー、さらには有線マウスやキーボードまで、パソコン本体以外のものを一度すべて抜いてみてください。これにより、周辺機器が原因で発生していた問題が解消され、再起動プロセスが再び動き出すことがあります。

次に、もし周辺機器を取り外しても状況が変わらない場合は、パソコン内部の不要な電気を放出させる「放電」を試します。

放電の手順

  1. パソコンの電源ケーブルをコンセントから抜きます。
  2. ノートパソコンの場合は、可能であればバッテリーも取り外します。
  3. そのままの状態で、数分から10分程度放置します。
  4. 時間が経過したら、電源ケーブル(とバッテリー)を再度接続し、電源を入れ直します。

この2つの方法は、パソコンへの負荷が少なく、多くの軽微なトラブルを解決できる可能性があるため、強制終了のようなリスクのある手段に訴える前に必ず試してください。

電源長押しが効かないのはなぜか

パソコンがフリーズした際の一般的な対処法として知られる「電源ボタンの長押し」による強制終了。しかし、時にはこの操作すら受け付けず、電源が切れないという深刻な事態に陥ることがあります。

電源ボタンの長押しが効かない主な理由は、OS(Windows)やBIOSといったシステムの根幹部分が、ハードウェアからの信号を処理できないほど深刻なレベルでフリーズしているためです。通常、電源ボタンが押されると、マザーボードを通じてシステムに「シャットダウンせよ」という命令が送られます。しかし、システムが完全に停止していると、この命令を受け取って実行する機能自体が麻痺してしまっているのです。

また、まれなケースではありますが、電源ユニットやマザーボードといったハードウェア自体に物理的な故障が発生している可能性も考えられます。この場合、ソフトウェア的な対処では解決が難しく、専門家による診断や修理が必要となるでしょう。

このように、電源ボタンの長押しが効かない状態は、単なるフリ―ズよりも重篤な問題を示唆している場合があるため、次の手段はより慎重に選択する必要があります。

アプリケーションの強制終了を試す

パソコン全体の動作が停止しているように見えても、実は特定のアプリケーション一つが原因でシステム全体が不安定になっていることがあります。もしマウスカーソルが動かせる、あるいはキーボードの一部の操作に反応がある場合は、パソコン全体の強制終了の前に、原因となっている可能性のあるアプリケーションだけを強制的に終了させる方法を試す価値があります。

この操作は「タスクマネージャー」というWindowsの標準機能を使って行います。

タスクマネージャーの起動とアプリの終了手順

  1. キーボードのCtrl + Alt + Deleteキーを同時に押します。
  2. 青い画面が表示されたら、「タスクマネージャー」を選択します。
  3. タスクマネージャーのウィンドウが開いたら、「プロセス」タブ(または「詳細」タブ)を確認します。
  4. 一覧の中から、「応答なし」と表示されているアプリケーションや、CPU使用率が異常に高いアプリケーションを探します。
  5. 該当するアプリケーションを選択し、右下の「タスクの終了」ボタンをクリックします。

この操作で問題のアプリケーションを終了させることにより、システムのフリーズが解消され、正常に再起動やシャットダウンができるようになる場合があります。ただし、この方法はマウスやキーボードがある程度反応する場合に限られる点に注意が必要です。

コマンドを使ったシャットダウン手順

電源ボタンの長押しが効かず、しかしCtrl + Alt + Deleteキーには反応がある、という限定的な状況で試せる、やや高度なシャットダウン方法があります。それは「コマンドプロンプト」というツールを使って、システムに直接シャットダウン命令を送る方法です。

この方法は、通常のシャットダウンプロセスを省略して強制的に処理を行うため、保存していないデータは失われますが、物理的に電源を断つよりは安全な場合があります。

コマンドによるシャットダウンの手順

  1. Ctrl + Alt + Deleteキーを同時に押し、表示された画面の右下にある電源アイコンをクリックします。
  2. Shiftキーを押しながら「再起動」をクリックすると、詳細オプションメニューが表示されることがあります。そこから「コマンドプロンプト」を選択します。
  3. あるいは、Ctrl + Alt + Deleteキーの画面から「タスクマネージャー」を起動し、「ファイル」メニューから「新しいタスクの実行」を選びます。
  4. 開いたウィンドウに cmd と入力し、「このタスクに管理者特権を付与して作成します」にチェックを入れてOKをクリックします。
  5. 黒い画面のコマンドプロンプトが起動したら、以下のコマンドを正確に入力し、Enterキーを押します。 shutdown /s /f /t 0
    • /s はシャットダウンを意味します。
    • /f は実行中のアプリケーションを強制的に閉じるオプションです。
    • /t 0 は待ち時間なし(0秒後)に実行することを意味します。

このコマンドが正常に受け付けられれば、パソコンは強制的にシャットダウンを開始します。

物理的に電源を落とす最終対処方法

これまで紹介したすべての方法を試してもパソコンの電源が切れない場合、残された手段は物理的に電力の供給を断つことだけです。これはシステムやハードウェアにダメージを与えるリスクが最も高い、文字通りの最終手段であり、実行する際は細心の注意が必要です。

デスクトップパソコンの場合

デスクトップパソコンの場合は比較的簡単です。パソコン本体の背面にある主電源スイッチをオフにするか、壁のコンセントから電源ケーブルを直接引き抜きます。これにより、電力供給が完全に停止し、強制的に電源が切れます。

ノートパソコンの場合

ノートパソコンは内蔵バッテリーで動作するため、少し手順が異なります。

  1. まずACアダプターを抜きます。
  2. 次に、パソコンを裏返し、バッテリーが取り外せるモデルであれば、ロックを解除してバッテリーを取り外します。
  3. バッテリーが内蔵されていて取り外せないモデルの場合は、機種によってリセット用の小さな穴(シャットダウンホール)が設けられていることがあります。クリップの先などでこの穴の奥にあるボタンを押すことで、強制的に電源をオフにできます。穴の場所は取扱説明書などで確認してください。

この物理的な強制終了は、保存中のデータの破損はもちろん、HDDやマザーボードなどの部品を損傷させる可能性があることを十分に理解した上で、自己責任で行ってください。

まとめ:windows 再起動終わらない 強制終了できない問題

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  • 再起動が終わらない原因はソフトウェア、ハードウェアなど様々
  • まず最初にアクセスランプの状態を確認する
  • アクセスランプの点滅中は処理が進行中の可能性が高い
  • Windows Update中は数時間待つことも考慮に入れる
  • USBメモリやプリンターなどの周辺機器はすべて取り外してみる
  • パソコン内部の不要な電気が原因となる帯電も考えられる
  • 電源ボタンの長押しは基本的な強制終了の方法
  • 長押しが効かないのはシステムレベルでの深刻なフリーズ
  • Ctrl+Alt+Deleteキーが反応するか試す
  • タスクマネージャーから応答のないアプリケーションを終了させる
  • コマンドプロンプトを使った強制シャットダウンも有効な手段
  • 最後の手段は電源ケーブルを抜くなど物理的に電源を断つこと
  • ノートパソコンの場合はACアダプターを抜きバッテリーを取り外す
  • 物理的な強制終了はデータ破損やハードウェア故障のリスクを伴う
  • この問題が頻繁に発生する場合は専門家への相談を検討する
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