別記事で紹介している、
の、1~8ステップの7番目のステップの内容です。
前ステップ ⇒ 6、ドメインのSSL有効化設定(ラピッドSSL)
WordPressのSSL設定をする方法:さくらインターネット
前ステップまでにさくらインターネット上でのSSL証明書の取得方法や設定方法を説明しましたが、今度はWordPressのSSL化について説明をします。ここでは主に、リダイレクト設定と、サイト内のhttps変換(パーマリンク&記事内のURL一括変更)がメインになります。色んな別サイトでも紹介されていると思います。
ここで設定する順番をどうするか、なんですが、どっちを先にやっても、設定中は少しおかしくなるところがあるので、どちらを先にやるにしても、さっさと設定するというのが良いかもしれませんね。
1、http ⇒ https リダイレクト設定
2、サイト内のhttps変換(一般設定のワードプレスアドレス変更&記事内のURL一括変更)
※1、2はどちらを先にやっても良いですが、一気に設定できる時に行いましょう。
httpsリダイレクト設定
まず、リダイレクト設定ですが、基本的には通常のリダイレクト設定と変わりません。ただ、さくらインターネットの場合は、「X_SAKURA_FORWARDED_FOR」の文字列が判定要素になり、それを使用する必要があります。
1、「wp-config.php」ファイルの更新
「wp-config.php」はワードプレスインストールディレクトリの直下に存在すると思います。この中に以下を追記してください。追記するのはphp内の、一番上あたりで問題ないと思います。
以下追記内容(*************** は、ドメイン名)
ここから———————
if( isset($_SERVER[‘HTTP_X_SAKURA_FORWARDED_FOR’]) ) {
$_SERVER[‘HTTPS’] = ‘on’;
$_ENV[‘HTTPS’] = ‘on’;
$_SERVER[‘HTTP_HOST’] = ‘***************‘;
$_SERVER[‘SERVER_NAME’] = ‘***************‘;
$_ENV[‘HTTP_HOST’] = ‘***************‘;
$_ENV[‘SERVER_NAME’] = ‘***************‘;
}
——————–ここまで
2、「.htaccess」ファイルの更新
「.htaccess」も、ワードプレスインストールディレクトリの直下に存在すると思います。この中に以下を追記してください。追記する箇所はこれも上あたりで問題ないでしょう。
以下追記内容(*************** は、ドメイン名)
ここから———————
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{REQUEST_URI} !^/wp-cron.php$
RewriteCond %{HTTP:X-Sakura-Forwarded-For} ^$
RewriteRule ^(.*)$ https://***************/$1 [R=301,L]
</IfModule>
——————–ここまで
ここで、ポイントなのは RewriteCond %{REQUEST_URI} !^/wp-cron.php$ になります。
にも記載していますが、この1行がないと、予約投稿ができなくなってしまいます。あと、ほぼこれで設定は完了ですが、テンプレートやプラグインによる影響で、完全SSL化はまだ出来てない可能性があります。鍵マークにならない場合。
2、サイト内https変換
あとは、実際にWordPressの一般設定で、アドレスでhttpになっているところを、httpsへ変更を行います。
アドレス変更
以下のアドレス設定部分で、httpをhttpsへ変更します。
記事内のURL変更
まだ、これでも記事内にhttpのURLが残っているので、プラグインの「search regex」にて記事内の一括変更を行います。
search regexをインストールしたら、ツール内に、「search regex」が存在するので、起動すると以下の画面が表示されます。
Search pattern には http://ドメイン名
Replace patternには https://ドメイン名
にします。Replaceボタンを押すと、まずはどのように変更されるかを表示してくれます。変更したい場合は、Replace&Saveボタンを押します。
※真ん中のReplaceボタンだけでは変更されません。
以上で、記事内のURL変更ができます。
残作業(各テンプレート毎のSSL化)
私が使用している、Simplicity2の上位バージョン(2.5で確認済み)には、SSL化の設定項目があり、それを行うことで、完全SSL化が完成しました。尚、下のバージョンでは設定項目がありませんので、注意してください。
次のステップ 8、(おまけ)SimplicityのSSL設定 へ進む
コメント